今でこそ、ファミレスやコンビニにまで当たり前のように「抹茶スイーツ」が並ぶようになりましたが、私がまだ学生だった頃(20年以上前)は、京都でさえ「抹茶スイーツ」を売りにしたお店は、数える程しかありませんでした。
そんな中、抹茶スイーツのお店として圧倒的な支持を得ていたのが、祇園にある『都路里』(つじり)。
店前の四条通りの歩道が、常に順番待ちの行列で溢れている光景。それが『都路里』のスタンダード。
そして、抹茶スイーツを扱うお店が爆発的に増えた今でも、相変わらず祇園の『都路里』は行列が絶えない人気店であり続けています。
そんな京都の抹茶スイーツ人気店『都路里』ですが、京都市外では唯一「大丸東京店」に出店しているんです。
もちろんメニューも一部を除けば、京都の祇園本店と一緒ですので、抹茶スイーツ好きなら要チェック!
『茶寮都路里 大丸東京店』の場所・アクセス
店名の通り、『茶寮都路里 大丸東京店』は、百貨店「大丸」の東京店10階にあります。
大丸東京店は、JR東京駅の「八重洲北口」を出てすぐ。B1なら「八重洲地下中央口」から地下道で直結しているので、アクセスも良好です!
大丸東京店の10階フロアになりますので、エレベータ・エスカレーターで10階まで上がりましょう!
ただ、お店は10階にあるものの窓が八重洲側を向いているため、景色は残念ながら中低層ビル群が見えるだけです。
比較的空いている日にち・時間帯は?
祇園本店ほどではありませんが、『茶寮都路里 大丸東京店』も順番待ちが発生する人気店です。
言うまでもないかと思いますが、土日祝と比べると「平日」の方が空いている傾向にあります。
そして時間帯ですが、一番の狙い目は”開店直後の10:00〜10:30頃”。
さすがに、開店前から並んで待っている人は少ないので、開店直後であれば順番待ちにはなりません。
これは、ある土曜日の10:30頃の様子です。
このように、土曜日であっても早い時間帯であれば、順番待ちもなくてすんなり入店できます。
概ね、15:00頃をピークに夕方までは混雑します。
店内の様子。おひとり様でも大丈夫です。
モザイクだらけで申し訳ありません。
順番待ちのない開店直後の時間帯でも、店内にはすでに多くのお客さんがいらっしゃいます。
座席数は、全部で80席。そのうちテーブル席が50席、カウンター席が30席となっています。
意外とおひとりで来られている人も多くて、カウンター席が多く設置されている理由にも頷けます。
男性1人(と見受けられる)でも普通におられましたので、ここ『都路里 大丸東京店』なら男女関係なく1人でも気兼ねなく来られるかと思います。
10階で他の建物に遮られず窓の開口部も大きいので、店内には煌々と光が差し込み明るい印象を与えます。
祇園 花見小路の石畳を模したグレーの椅子や床、町家をイメージした黒色の木材を用いた内装が、京都らしさを演出していますね。
おすすめは一番人気の「特選都路里パフェ」。
『都路里』へ思い入れのある知人らに「おすすめメニューは?」とヒアリングしてみたところ、多くの支持を集めたのが『特選都路里パフェ』でした。
やはり、『都路里』といえば良質な宇治抹茶をふんだんに使用したパフェ。
その中でも「特選」と名のつく『特選都路里パフェ』が、いつの時代も愛されているようです。
こちらが『特選都路里パフェ』1,566円(税込)です。
甘いものは好きだけどあまり量は食べられない私でも、この抹茶尽くしのパフェはなぜか最後まで苦痛を感じることなく食べられます。
バランスがいいんですよね。甘さは控えめで、抹茶は濃すぎず薄すぎず。
使われているのは厳選された宇治抹茶。さすが、京都のお茶専門店が運営する「抹茶スイーツ」のお店だけのことはあります。
〜『特選都路里パフェ』の構成〜
- 抹茶ホイップクリーム
- 抹茶カステラ
- 栗甘露煮
- 抹茶ゼリー
- 抹茶アイス
- 小豆
- 白玉
- 抹茶シャーベット
- バニラアイス
- 抹茶みつ
- 寒天
一部のマニアから「バニラアイスを抹茶アイスへ変更すべし!」との指令があったのですが、やりすぎ感が否めず私はカスタマイズせずにそのまま頂戴しました。
(尚、カスタマイズにはいくらか追加料金が掛かるとの事です。)
抹茶そば・抹茶うどんという選択肢もあり。
『都路里』さんは抹茶スイーツが中心のメニュー構成になっていますが、「抹茶そば」「抹茶うどん」の軽食も提供しています。
「抹茶そば」は聞いたことあると思うのですが、「抹茶うどん」が気になりませんか?
こちらが「抹茶うどん」です。うどんと薬味、つけ汁が1セットになっています。
私のイメージする「うどん」よりも、麺はかなり細いように感じます。
一瞬「そばと間違えられたか?」とも思いましたが、よくみると「そば」というには逆に太すぎます、これ。
「うどん」として食べれば何ら問題はありません。但し、「抹茶」感は見た目重視の印象です。
「抹茶そば」「抹茶うどん」は単品でも注文できますが、パフェとのセットだとお得感ありです。
茶々セット(1,674円)
パフェとそば又はうどんのセットです。パフェは次の4種からお選びいただけます。宇治パフェ・白玉パフェ・ほうじ茶パフェ・玄米茶パフェ。
〜公式サイトより引用〜
茶々セットで選べる『宇治パフェ』です。
『特選都路里パフェ』のような派手さはありませんが、抹茶感を前面に押し出したビジュアル的にもそそられるパフェだと思います。
単品だと1,198円します。「抹茶そば・うどん」が896円なので、『茶々セット』はお得ですね。
〜『宇治パフェ』の構成〜
- 抹茶ホイップクリーム
- 抹茶ゼリー
- 抹茶アイス
- バニラアイス
- 抹茶みつ
- 寒天
『茶寮都路里 大丸東京店』のメニュー。
メニュー表は撮影していないので、残念ながらここでお見せできません。
代わりに、公式サイトのメニューをリンクさせて頂きますが、実店舗に置かれているメニュー表の方が写真入りで情報も多く含まれていますので、是非お店へ!
大きく分けると、次のようなメニュー構成になっています。
- 喫茶去(お抹茶など)
- あらかると(あんみつ、わらびもちなど)
- パフェ
- ドリンク
- 氷(かき氷)
- 軽食(抹茶そば・うどんなど)
- ぜんざい
『祇園辻利』の売り場併設です!
『茶寮都路里』の由来は、若い人達にお茶の美味しさを伝えるべく、『祇園辻利』のお茶飲み道場を設けたことに始まります。
宇治茶の老舗のお茶めぐり
茶寮都路里の創業は1978年(昭和53年)。
若い世代の皆様がお茶の正しい淹れ方と飲み方を体験し、お茶本来の美味しさを実感していただけたら・・・との想いから祇園辻利内に「お茶飲み道場」を設けたことに始まります。
道場の名前は「辻利」の名に京の都の「都」、四条大路の「路」、茶の里(宇治)の「里」をあてて「都路里(つじり)」と名付けました。
京都・祇園のはんなりとした空気を感じられる憩いの場に、丹精込めた宇治茶の多彩な味わいを、飲むだけでなく、お召上がりいただけるメニューとしてたくさんご用意しております。
〜公式サイトより引用〜
そんな関係性もあって、『茶寮都路里 東京大丸店』では『祇園辻利』のお茶類の販売も行われています。
祇園本店と比べると、品数はやや少なめかと思いますが、それでも大抵のものはこちらで入手可能です。
宇治茶一筋 祇園にお店を構え七十年
祇園辻利の歴史は、1860年(萬延元年)、屋号を初代・辻利右衛門の名より「辻利」とし、山城国宇治村(現・京都府宇治市)にて宇治茶の製造と販売を開業したことに始まります。
のちに京都・祇園を礎とすることから、「祇園辻利」と改名いたしました。古くより不老長寿のために珍重されてきたお茶は、心身にゆとりと安らぎを与える一服の贈りもの。
お茶の豊かな味わいと愉しみをお届けすることで、人々の健やかな日々と日本の伝統文化の継承に貢献していきたいと願っています。
〜公式サイトより引用〜
ちなみに、最近になって目にするようになってきた『辻利』と、『祇園辻利』は直接関係ありません。
以前から『茶寮都路里』で人気のある辻利は『祇園辻利』の方です。何とも紛らわしいですね。
抹茶の種類も充実しています。
暑い時期にはこれでしょう、「水出し冷煎茶」が目立つ場所にレイアウトされていました。
抹茶スイーツ好きなら、押さえておきたい『都路里』!
お茶の街、京都にあって「抹茶スイーツ」と言えば、今も昔も真っ先に名前の挙がる『茶寮都路里』。
西なら「祇園本店」のほか、「高台寺店」と「京都伊勢丹店」の計3店舗、東なら本記事でご紹介した「大丸東京店」の1店舗が展開されています。
本物の宇治抹茶を使用したスイーツを、是非ご賞味ください。
店舗概要、アクセス等
項目 | 内容 |
---|---|
店名 | 茶寮都路里 大丸東京店 |
営業時間 | 10:00 〜 20:00(L.O.19:30) |
木・金のみ 〜 21:00(L.O.20:30) | |
定休日 | 不定休 |
住所 | 東京都千代田区丸の内1−9−1大丸東京店 10階 |
TEL | 03-3214-3322 |
アクセス | JR東京駅八重洲北口改札を出てすぐ |
クレカ | 利用可 |
タバコ | 全席禁煙 |
駐車場 | なし |
予約 | 不可 |
茶寮都路里URL | http://www.giontsujiri.co.jp/saryo/ |