フジフィルムのデジタルカメラX100F、X100Vを愛用していて、当サイトで掲載している写真も、多くはこの2台のカメラで撮影しています。
X100シリーズは、2020年2月に発売された「X100V」が最新機種で、「X100F」は2017年2月発売の1世代前のものです。
X100シリーズは、23mm(35mm換算で35mm)のレンズが使われているのですが、お店の外観・内観といった「記録写真」を撮る機会が多い自分的には、「もう少し画角が広いレンズもあったらなぁ」と感じることがしばしば。
そこで、焦点距離を19mm(35mm換算で28mm)にすることができる、X100シリーズ専用のワイドコンバージョンレンズ「WCL-X100II」を購入しました。
まだ使い始めて1ヶ月程度ですが、早くも「あ、これいいわ!」と完全にお気に入りになりました。
実際にワイドコンバージョンレンズ(以下ワイコン)有りと無しの写真を撮ってみたので、今回はそちらを中心にレビューします。
作例1:上野アメ横周辺(繁華街)
作例なんて程のものでもないんですけどね。。。
同じ場所に立って、ワイドコンバージョンレンズ有り(28mm相当)と無し(35mm相当)の状態で撮り比べてみました。
カメラはいずれも「X100V」になります。
ワイドコンバージョンレンズは、ネジ式でグリグリ回しながら装着したり外したりするので、バヨネット式と比べるとまあまあ面倒です。
ワイコンを付けなくても「離れて撮ればいいじゃない」という意見もあるかと思いますが、狭くて人が多い場所だと移動するのも一苦労。
ワイコンがあると便利です。
標準(換算35mm)とワイコン(換算28m)、ちょっとした差なんですけどね。
ブログ用の記録写真として撮ることが多い自分としては、ワイコンで広く撮っておいて後からトリミングする方が、何かと便利です。
なるべく建物から離れて撮影したのですが、道幅的にこれが限界。
ワイコンの方は、看板まで写し込むことができました。
作例2:佐原の街並み(小江戸の風景)
こちらも同じ場所に立って、ワイドコンバージョンレンズ有り(28mm相当)と無し(35mm相当)の状態で撮り比べています。
ワイコン無し(35mm相当)は「X100V」、ワイコン有り(28mm相当)は「X100F」に装着して撮影しました。
「X100F」にワイコン装着した状態で撮影しましたが、オートフォーカスの速さはまったく気になりませんでした。
「X100F」とワイコンの組み合わせは、「X100V」と「X100F」の2台持ちを正当化する理由になり得るのでは?と思うのですがどうでしょうか?
こちらも道の反対側いっぱいいっぱいに離れて撮りましたが、ワイコン(28mm相当)なら、建物の全貌を取り込むことができました。
立ち並ぶ建物をなるべく多く入れたい時も、ワイコンは優位です。
寺社仏閣とテレコン(28mm相当)も相性良いです。
作例3:ドトール(店内)
店内写真を撮ってないことに気付いて、やっつけでドトールコーヒー店内で撮ってきました。
ただ、こちらのドトール(牧の原モア店)、思いのほか店内が広くて作例としては分かりにくいものになってしまいました。。。
作例4:ブツ撮り(自宅)
比較的小さなものを選んで、ブツ撮りをしてみました。
また、テレコン(換算50mm)も比較対象に加えていますので、ご参考まで。
海洋堂のガチャガチャ(400円)でゲットした阿修羅像(体長7.5cm)を同じ距離から撮影しました。
高さに統一感がなくてすみません。
接写する場合は、ワイコン装着時はオートフォーカスが迷いやすいかったりするので、標準・テレコンの方がおすすめです。
(ワイコンは無理せず外してしまうのが宜しいかと思います。)
ちなみに、テレコン(換算50mm)だけ顔認証しました!
ガチャガチャの阿修羅像でも、しっかり顔認証することに驚きです。
こちらはこけしです。ご参考まで。
テレコン(換算50mm)でも、顔認証はしてくれませんでした。
レンズ外観・X100V装着時
ワイドコンバージョンレンズ単体で見ても、良くわからないとは思いますが、一応お見せしておくと直径は約6cmくらいです。
左がワイコン、右がテレコンです。大きさは明らかにテレコンが上!
ワイコンの高さは、だいたい4.5cmくらい。
「X100V」にワイドコンバージョンレンズを装着して、真横から見た図になります。
ワイコンには、純正レンズフードが装着可能です。
(下の写真は、レンズフードを装着しています。)
「X100V」+ワイドコンバージョンレンズ(レンズフードあり)。
未装着時と比べると、どうしてもレンズの張り出しが気になってしまいますが、個人的にはギリギリ許容範囲内かと。
左は「X100V」+ワイコン、右は「X100F」+テレコンです。
なぜかワイコン未装着と装着時の比較写真を撮っていなかったので、あとで追加しておきます。
テレコンを装着するとさすがにデカくなるので、使用場所を選びますね。
と言いながら、テレコン装着時(換算50mm)に接写するといい感じでボケてくれるので、実は飲食店でのブツ撮りに重宝しています。
ワイコンWCL-X100IIは、こんな人におすすめです!
独断と偏見に満ちていますが、X100シリーズ用のワイドコンバージョンレンズ「WCL-X100II」について、こんな人におすすめしたい!という事例を挙げておきます。
・X100Vを購入したけど、X100Fを手放せなくて使い分けに悩んでいる人(私です)
・店内や建物の外観など、記録写真を撮る機会が多い人(私です)
・iPhoneなど比較的画角が広いスマホで、写真を撮り慣れている人
・ライカQ2、RICOH GR3といった、換算28mmのカメラを使い慣れている人
・換算28mmも焦点距離が好きだけど、どうしてもX100V・X100FなどのX100シリーズを使いたい人
特に一番最初の「X100F」と「X100V」の使い分けに悩んでいる人、結構いるんじゃないかと睨んでいます。笑
「X100F」とワイコンの組み合わせだと、「X100F」の弱点の一つである”オートフォーカスで迷う”場面もほとんどないので、自分で使ってみて「X100F+ワイコンは、かなりアリ」だと感じました。
今後もネジ式からバヨネット式に変わる可能性は低いと思われるので、X100シリーズをこれからも使い続けていくのであれば、ワイコン1つ持っておくと旧機種を手元に残しておいたときの差別化にも重宝するのでおすすめです!
(^^)ではでは(^^)
お酒を飲みながら書いたので、記事内には支離滅裂なところがあるかも知れません。
もし、この記事のPVが10を超えたら(ハードル低っ)、追記・修正を検討します。