先日(2017年7月)、京都へ行ったんですけどね。
その時に、いつも同行してくれる私の友人である『カワウソ女史さん(和歌山市在住)』オススメのお店、『京都祇園あのん』を訪ねたんです。
カワウソ女史さん曰く、「ここの『あんぽーね』(手作り最中)がめっちゃ美味しい!」との事なので、一度は食べてみたいと思いまして。
ただ、最近はTVや雑誌などで『あんぽーね』が頻繁に紹介されている事もあり、絶賛人気爆発中。実は2017年4月にも訪れていたのですが、午後の遅い時間帯だったので既に売り切れていました・・・。
なので今回は、もっと早い時間帯を狙って12時頃に訪れたのですが、そしたら『あんぽーね』ありました!。
山積みです!やっぱり早い時間帯に来ないとダメですね。
で、カワウソ女史さんのオススメは、定番商品である『通常版のあんぽーね』(つぶあんとマスカルポーネチーズクリーム)だったのですが、この日は季節限定の『抹茶あんぽーね』が置いてあったんです!
これ、”抹茶味LOVER”である私としては、『抹茶あんぽーね』を買わない訳にはいかないなー、と思いまして。通常版ではなく抹茶の方に手を出しました。
そして後日、自宅にて妻と子供達と共に食べてみたのですが、批判を受けること覚悟でぶっちゃけると、イメージしていたような「『あんぽーね』超美味しいくない?自分で作るってとこも楽しくていいよね!」みたいな感じにはなりませんでした。
なぜ、マスコミやネットでは総じて高評価な取り上げ方をされており、何より友人のカワウソ女史さんまでもが大絶賛している『あんぽーね』を、私と家族がイマイチな印象を受けるに至ったのか・・・。
以下、原因の分析と今後の対策について述べたいと思います。
尚、今回の記事は『あんぽーね』のことを知らない人が読んでも、きっと訳がわからないと思います。ですが、想像力を膨らませながら読んで頂くのも、これまた一興と言えるのではないでしょうか。
1.味の問題
原因:季節限定『抹茶あん』を選んでしまった。
今回、カワウソ女史さんも『抹茶あんぽーね』をお買い上げしていたので、その感想を聞いてみました。そしたら「フツーのあんぽーねの方が美味しいね!」という忌憚のない意見(感想)が出てきたので、恐らく私が感じたのと同じように「なんかイマイチな感じ」を受けたものと思われます。
『あんぽーね』は、通常版だと『つぶあん』と『マスカルポーネチーズクリーム』の2種類のあんを、最中皮にはさんで食べるお菓子です。
これが季節限定の『抹茶あんぽーね』になると、『つぶあん』に替わって『抹茶あん』になるのですが、『抹茶あん』と『マスカルポーネチーズクリーム』の相性がね、どうなんでしょうね。
左が『抹茶あん』、右が『マスカルポーネチーズクリーム』です。オシャレなパッケージです。
『抹茶あん』のビンを開封したところです。濃い色をした『抹茶あん』が詰まっています。
こちらがウワサの『マスカルポーネチーズクリーム』。よくこんなものを『最中』の種にしようと考えたものです。その発想が素晴らしい。今回のブログ記事では色々書いていますが、この『マスカルポーネチーズクリーム』自体は我が家でも好評で、息子がペロペロ最後まで舐めていました。
カワウソ女史さんが「フツーのつぶあんの方が美味しい」と言うので、私も脳内変換で『つぶあん』と『マスカルポーネクリームチーズ』を最中にはさんだものを食べてみましたが、『つぶあん』の方が明らかに美味しいです。
やはり、普通の『あんこ(つぶあん)』とチーズやクリームなどの乳製品は、非常に相性がいいです。なぜ『つぶあん』が『抹茶あん』に替わっただけで印象が一変してしまうのかは不思議ですが、そうなんだから仕方がありません。
今後の対策:定番の『つぶあん』の方を購入する!
今後の対策ですが、『抹茶あん』も含めた季節限定バージョンには惑わされず、通常版を買い求めるようにします。やっぱり『マスカルポーネクリームチーズ』にはフツーの『つぶあん』の方が相性が良い!
2.手間の問題
原因:2種類のあんをビンから取り出して、最中(もなか)皮に盛り付ける作業が面倒くさい
購入するときは「手作り最中をみんなでワイワイ作りながら食べれば、さぞ楽しいに違いない」とイメージして、ワクワクしながら購入したんですけどね。いざ我が家の4人でやってみたら、意外にも盛り上がりませんでした(笑)。
「あんの分量は半々でいいの?」だとか「はみ出ちゃったけど大丈夫か?」などと悪い意味での盛り上がりはありましたが・・・。挙句の果てには「なんか面倒くさい」といった身も蓋もない意見まで飛び出す始末で、まぁ手作りに関しては不評でした。
そもそも手作りになっているのは楽しむためではなくて、最中皮のパリッとした感触を損なわないためなんですけどね。
今回購入したのは最中5個分のものだったので、最中皮が10枚付いてきます。
我が家の民度にも問題アリアリですが、あんをいちいちスプーンですくって最中皮に盛り付ける作業が、こんなに面倒臭く感じるとは思ってもいませんでした・・・。
最中5個分にしては餡の量が多いので、使い切ってしまうことはまずないでしょう。なので、2つの餡の配分も自分の好みで調整できるのですが、今回購入したセットだと最大でも5個しか作れないので、好みを探し当てる前に5個食べ終わっちゃうかも知れません。
だったら、オススメの配分を明記してくれるか、餡を最中1個分ずつ小分けにしてくれた方が分かりやすくて良い気がします。
ところで『あんぽーね』を紹介する記事を漁ってみたところ、「手土産に最適」って書いている人が多いですね。見た目がオシャレで上品なお菓子なので、私も最初は手土産に最適かなぁと思っていました。
けど実際のところ、手土産としてはどうですかね?作るの面倒ですからね、これ。『あんぽーね』の人気とか何も知らずに貰った人は、むしろ迷惑に感じるかも知れません。「こんな面倒なお菓子を寄越しやがって!」と怒る人すらいるかも。
じゃあ、どんな人に向いているのかを色々と考えてみたのですが、『あんぽーね』は1人暮らし(もしくは1人で占有できる人)の人にいいんじゃないかな、と。作るのが面倒だと書きましたが、テレビを見ながらダラダラと過ごしているときに、のんびりと自分用に最中を作るというシチュエーションは悪くないと思います。
『おつまみ』感覚で頂くのにちょうどいいのではないでしょうか。
今後の対策:自宅用に買うなら、全部自分用にする。贈答用なら一人暮らしの方へ。
どうしても『あんぽーね』を贈答用にしたいのであれば、一人暮らしの人へ贈ることにします。もし自分で食べる場合は、家族団欒の場には出さずに全部自分で食べようと思います。(我が家の場合は、ですので悪しからず。)
3.値段の問題
原因:この大きさで1個あたり300円は割高だ!と感じてしまう貧乏性。
『あんぽーね』は5個入りのだと、お値段1,500円(税抜)です。即ち1個あたりのお値段は300円。
パッケージが綺麗ですし容器も凝っているので仕方がない点はあるのかも知れませんが、それでも「高くない?」という疑問が付いて回ります。
分かりにくいと思いますが、サイズも小さめです。
「これで300円?」と思ってしまう貧乏性な自分がいます。
ちなみに、私にとって手作り最中といえば『たねやのふくみ天平』なのですが、たねやの方は180円くらいですからね。餡も1個ずつ個別包装になっているので、「餡をピッと包装から取り出して、最中餡に挟むだけ」なので全然面倒臭くありません。大きさも十分ありますし。
『ふくみ天平』と比べちゃうと、やっぱり『あんぽーね』は割高だなぁ、と思っちゃいますね。
今後の対策:お金持ちになるか、人から頂戴する。
セコいのがいけないんだと思います(笑)。高く感じるか、それとも安く感じるかなんて、その人の金銭感覚や価値観次第ですから。
お金持ちになって金銭感覚を一段上にアップグレードさせれば、「1個300円でこの大きさは高い!」なんて思わなくなるでしょう、きっと。
あと、人から貰えるようにアピールしようと思います。普通に読んだら『あんぽーね』をdisってるようにしか見えないブログを書いてるのに(笑)、図々しすぎるでしょうか。
尚、今回の記事は『あんぽーね』をdisる目的で書いている訳ではありません。
『マカロン』が好評でした!
『あんぽーね』を作っている『京都祇園あのん』さんですが、もちろん『あんぽーね』1本ではなくて、他のお菓子も作っています。
せっかく『京都祇園あのん』さんの本店まで来たのに『あんぽーね』だけじゃもったいないかな、と思いまして、パッと目についた『マカロン』を買ってみました。
こちらも相当な人気商品らしく、全5種類あるのですが残っていたのは2種類3個のみ。
残っていた『抹茶味』と『いちごみるく味』を購入。意図せず買い占める結果となってしまいましたが、たったの3個ですので許されるでしょう。
中身があんこの『マカロン』。
抹茶の方をひと嚙り。中は予想外すぎる程に人工的な色をしていましたが、不快な印象は無くてむしろ綺麗。
うちの娘には、『あんぽーね』よりも『マカロン』の方が好評でした。手作りでないのと、あんこのマカロンという新感覚なところが良かったみたいです。
これ、食べていないのですが、『あんえくれあ』250円、『あんです』300円、どちらも見た目が綺麗で美味しそう。
あれっ?これらはむしろお安くありませんか??
『京都祇園あのん』本店にはカフェが併設されていて、これらのお菓子やもちろん『あんぽーね』も食べることができます。ちょっと、次に行くときはカフェを利用してみようかと思っています。
総括
そういえば『手作り八ツ橋』をお土産に買って帰った時も、我が家での評価はイマイチであったことを思い出しました。
こういう綺麗な感じのをせっかく買って帰ったのに・・・。面倒くさいって言われました。
これだけ高評価な『あんぽーね』に盛り上がらないなんて、我が家の方に問題がある気がしてきました。
ただ『あんぽーね』通な私の友人カワウソ女史さんによると「通常版の方が美味しかった」との事ですので、まずは通常版を試してみた方が良いと思います。
通販サイトもあるのですが、かなり待たされる(2017年8月時点で2ヶ月待ち)ようですので、京都のお店に直接訪れてみてはいかがでしょうか。
(^ ^)ではでは(^ ^)
項目 | 内容 |
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店名 | 京都祇園あのん 本店 |
営業時間 | 月〜金:12時〜20時、土:10時〜20時、日・祝:10時〜18時 |
定休日 | 火曜日 |
お問い合わせ先 | mail@a-n.kyoto.jp |
住所 | 京都府京都市東山区清本町368-2 |
TEL | 075-551-8205 |
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