ソロキャンプが流行っているみたいですね。いいですよ、ソロキャンプ。
私も、学生時代からの登山・キャンプツーリングを通じてソロキャンプに長年親しんできましたが、なぜかソロキャンプだと食事の調達が急に面倒くさくなる気分の波が、しばしば訪れるんですよね。(私だけ?)
特にロングツーリングで疲れていたりすると、食事なんてササッと済ませて早く寝たい、とか。
夏の北海道を2週間くらいかけてツーリングしている時に、偶然思い付いて作ってみたら、これがまあ材料費は安く済むし、作るの超簡単だし、体も温まるしで、それからは私のソロキャン定番メニューになりました『湯豆腐』。
ぜひ試してみて!とまでは言いませんが、ソロキャンで「あー、食事作るの面倒だけど、外食するお店もなさそうだしどうしようかな」となった時に、どうか『湯豆腐』のことを思い出して欲しい。
湯豆腐の材料|究極的には「豆腐」さえあればOK
ソロキャンプで湯豆腐に求められているのは、「いかに楽して作ることが出来るか」この1点のみ。
京都の湯豆腐専門店みたいな、高級路線を思い描いてはいけません。
湯豆腐に必要なものは
・豆腐
・ぽん酢
最低この2つがあれば、なんとかなります。
ぽん酢は、自宅に使いかけのものがあれば、それを持ち出すのも全然アリ。
とりあえずぽん酢は色々な料理に合うので、ソロキャンプやるならぽん酢は買っておいて損はありません。
豆腐は、最低一丁あれば十分です。
この写真の豆腐は、少し奮発して”オーガニック”と書かれた健康に良さげなものを選んでみましたが、それでも税込108円でした。
さすがに豆腐だけでは物足りない、そんな時は長ネギや白菜あたりを追加すれば、俄然豪華に見えてきます。
豆腐にぽん酢、それにちょっとした野菜ならコンビニでも手に入るところも、湯豆腐の強みです。
「あー、もう湯豆腐でいいか」と思い立った時、すぐに材料を調達出来るのはソロキャンプにおいての重点ポイントだと思います。
ソロキャン湯豆腐に必要な道具
ソロキャンパーなら持っているであろう、この2つだけで『湯豆腐』作りはOKです。
- クッカー(ソロ用でOK)
- シングルバーナー
- (箸)
こういう感じで作ります。
強いて言えば、ミニテーブルがあると便利ですが、なくても平気。
このくらいの大きさのクッカーは、さすがにソロキャンパーなら持っていると思いますが、もしシングルバーナーを持っていない人がいたら絶対買った方が良いから、これ。
最近は焚き火が注目されがちで、シングルバーナーよりも焚き火台選びを重視する人が多いと思います。
実際、私も焚き火台は大きいのから小さいのまで持っていて大好きですが、実用性で言えば圧倒的にシングルバーナーに軍配があがります。
例えファミリーキャンプで一通りのキャンプ道具を用意していたとしても、あらゆる場面でシングルバーナーは重宝します。
ちなみに私はEPIの「PSSA-Ⅱ」というモデルを25年以上使い続けていますが、壊れる気配がありません。
新しいのが欲しいと思っていても、壊れやしない。笑
もし壊れたら、これに乗り換えるつもりなんですが、どうしても壊れない。
究極にズボラな湯豆腐の作り方(ソロキャンプ用)
まずは、クッカーに水を入れて、シングルバーナーで沸かし始めます。
と同時に、ナイフや箸で豆腐を適当にカットしてください。
豆腐を適当な大きさにカットできたら、お湯を沸かしているクッカーに投入します。
「出汁は取らなくていいの?」と思うかも知れませんが、別になくても大丈夫です。
だってキャンプですもの。野外で食べる、ただそれだけで昆布で出汁を取ったのと変わらないおいしさを引き出せます。
もちろん自宅に昆布があれば、こういう時のために1〜2枚持っていくと、ワンランク上のソロキャンプ料理が楽しめます。
ちなみに昆布で出汁を取る場合は、沸騰する前に昆布は取り出すのがセオリーです。
なんとなく、豆腐に十分火が通ったな、と感じたら『湯豆腐』の完成です!
器がキャンプっぽくなくてすみません。気にしないでください。
器に出したぽん酢に豆腐をつけて食べれば・・・、なんだこれは!おいしいじゃないか。
豆腐一丁でも、食べてみるとわかりますが結構お腹が満たされます。
長ネギや白菜あたりを入れたら、さらに良いでしょう。
どうしても湯豆腐だけじゃ物足りない、という人は、コンビニで豆腐買う時に缶詰も一緒に買っておけばいいんじゃないかな。
総括
改めておさらいしますと、材料は豆腐一丁(100円くらい)とぽん酢(200円くらい)、必要に応じて鍋向きな野菜(200円くらい)、以上です。
ぽん酢は、全部使う必要はなくて、あと何回かは使えるはず。そして調理方法は、豆腐適当にカットして沸かしているお湯に入れて、あとは待つ。これだけ。
こんな簡単・リーズナブルなのに、意外と美味しくてお腹も満たされる食べ物『湯豆腐』。
最強の手間要らずでおいしいソロキャンプ料理なので、思い出したら是非やってみて欲しい。ちょっと肌寒いくらいの時期からが特におすすめです。
特にツーリングで体が冷えた時に食べる湯豆腐には、感動すら憶えます。マジです。
(^^)ではでは(^^)