2019年8月に、「道の駅やちよ」内に登場した和食レストラン【やちよ食堂】。
道の駅にある“ただの食堂”と侮るなかれ!
実は、八千代市の有名フレンチ「貝殻亭リゾート&ガーデン」が手掛ける初の和食レストランなんです。
貝殻亭の名にかけて「きっと美味しいものを出してくるに違いない!」とさっそく行って参りました。
貝殻亭のお店と聞いて「お高いのでは?」と思われるかも知れませんが、そこは道の駅のレストラン。
1,000円前後で食べられます!
【やちよ食堂】の営業時間など
店名 | やちよ食堂 |
営業時間 | 11:00 〜 16:00 |
定休日 | 火曜日+第2月曜(祝日の場合、第3月曜) |
住所 | 千葉県八千代市米本4905-1 |
TEL | 047-489-2000 |
駐車場 | あり(道の駅駐車場を利用) |
タバコ | 完全禁煙 |
【やちよ食堂】はガラス張り・天井高々で開放的
「道の駅やちよ」は、新川を挟んで「八千代ふるさとステーション」と「やちよ農業交流センター」の2施設に分かれています。
で、【やちよ食堂】があるのは、「八千代ふるさとステーション」の方。
農産物直売所やアイスクリーム屋さんのある方の建物、と言えばおわかり頂けるでしょうか。
【やちよ食堂】の入り口は「八千代ふるさとステーション」建物内部の1ヶ所のみ。
建物の外側から直接入ることは出来ません。一旦建物の中に入ってから、右手奥(アイスクリーム屋さん側)へ進むと入り口が見えてきます。
入り口付近には、特に案内してくれる店員さんはいないので、勝手に入っちゃってオッケー。
進行方向左手に「貝殻亭」で使われている道具が並んでいて、これがなかなか役に立つので、帰りがけにでも見ていくことを推奨します。
【やちよ食堂】の店内はかなり広めで、50席くらいはありそうな感じです。(すみません、数えていません。)
カウンターが10席くらいあって、あとは2人掛けテーブル中心の構成なんですが、テーブルは動かせるタイプのものなので4人でもテーブルをくっつければ問題なし。
この天井高!一部は天窓になっていて、この開放感は普通のお店では出そうと思っても出せるものではありません。
更に、3方がガラス張りになっていて太陽光が入り放題。
建物が新川沿いにあるので周囲には建物が少なく、公園の中にいるようなプチリゾート気分に浸れます。
【やちよ食堂】のメニュー
【やちよ食堂】は、「貝殻亭リゾート初の和食店」という触れ込みではありますが、メニューを見ると必ずしも純和風といった内容ではありません。
カレーとかもありますし。
ただ、ここが道の駅にあるレストランであることを鑑みると、和食一辺倒ではなくこれくらいのメニュー構成の方が、使い易くて良いですよね。
・クラフト新鮮野菜サラダバー:400円(単独での注文は不可)
・アジの干物定食:780円
・サバの干物定食:780円
・太刀魚の塩焼き定食:880円
・黄金アジのフライ:980円(数量限定)
・醤油拉麺:780円
・塩拉麺:880円
・煮干拉麺:980円
・冷ざる韃靼蕎麦:580円
・鶏汁冷つけ韃靼蕎麦:880円
・鶏汁温かけ韃靼蕎麦:930円
・冷つけざる武蔵野うどん:780円
・温かけ武蔵野うどん:830円
・カレー武蔵野うどん:880円
・SPF豚ロースのグリル定食:930円
・SPF豚カツ定食:980円
・八千代の肉味噌飯:480円
・薬膳カレー:680円
・豚生姜焼丼:930円
・牛バラ肉煮込み丼:1,080円
・薬膳カレーと豚カツ丼:1,280円
・ひつまぶし風うな重:1,980円
※拉麺は、麺大盛+180円、チャーシュー増量+330円
※冷ざる・うどんは1枚追加で+330円
房総半島を有する千葉県なので、魚は「銚子」や「竹岡」など県内から直送されてくるものばかりで揃えられています。
もし他県からお越しの場合は、魚介系を狙ってみてはいかがでしょうか。
(千葉の人も魚介を選んで全然問題ないです。)
通常は”食券制”のようです。
訪問時は偶然にも食券機が故障していたのですが、特に混乱することもなく受け渡しカウンターで会計(前払い)できていました。
お値段以上!さすがは貝殻亭な和食料理
今回は3名で訪問したので、それぞれが注文したものを写真中心でご紹介します。
- 塩拉麺(江戸前三番瀬ホンビノス×鶏白鶏ベースのスープ)
- 太刀魚の塩焼き(千葉房総竹岡網元直送)
- SPF豚ロースのグリル定食(八千代の地味噌風味)
- クラフト新鮮野菜サラダバー
塩拉麺(江戸前三番瀬ホンビノス×鶏白湯ベースのスープ)/880円(税込)
(正直言うと)今回の中でも最も気になっていたのが、こちらの塩拉麺。
今やすっかり千葉県名物にまで出世したホンビノス貝(船橋沖三番瀬産)を使ったラーメンです。
肝心のホンビノス貝がない!のではなく、息子が注文したのですが、写真撮らせてもらう前に食べてしまいました。。。
ホンビノス貝にも小さいものから大きいものまでサイズは色々あるのですが、ここの塩拉麺に使われているホンビノス貝は結構立派なサイズのもの。
見栄え的にも大きいのは正義。
他の具材は、ムール貝やあさり、岩海苔など。
鶏白鶏のスープの中にも、しっかりと貝の旨味が溶け込んでいて、このスープは良い意味でかなりヤバイ!
貝殻亭の本気が伝わってきます。
魚介だけのラーメンかと思いきや、ゴロッとした動物性の肉塊が登場。
これはもらって食べなかったので何とも言えないのですが、見た目と他メニューから察するに「SPF豚」では?
麺も「こだわり抜いて開発いたしました!」の言葉に偽りなさそうです。
麺の中には、良〜く見ると所々に粒々が。
太刀魚の塩焼き(千葉房総竹岡網元直送)/880円(税込)
続いては、こちらも魚介系メニュー「太刀魚の塩焼き」。
魚の定食は4種類だけなのですが、その中の一つに太刀魚をぶっ込んでくるあたりに貝殻亭の意気込みを感じます。
太刀魚と、ご飯、味噌汁、漬物のラインナップです。
ちなみに、ご飯と味噌汁はセルフサービスで、受け取った時は空っぽでした笑。
これは立派な太刀魚!
注文時に「焼くのに、少々お時間頂きます」と言われたのも納得の大きさです。
太刀魚って細長い魚なので、そのままだとお皿に乗り切らないんですよね。
半分(だと思います)に切ってあります。2枚がさねです。
食べかけ写真ですみません。
太刀魚の塩焼きは、通常だとボロボロして食べやすくないのですが、【やちよ食堂】のものは焼き加減が丁度良く、そこまで食べにくさは感じませんでした。
塩加減も文句なしで、後から醤油を垂らしたりする必要なし。
SPF豚ロースのグリル定食(八千代の地味噌風味)/930円(税込)
あまり和食な雰囲気ではない「SPF豚ロースのグリル定食(八千代の地味噌風味)」。
けど、こうして見ると和食っぽいですね。ご飯と味噌汁、漬物は、他の定食と同じです。
メインとなるSPF豚ロースのグリル。
切り分けたものを一口分ほど食べてみましたが、肉質は柔らかい系統ではなくて結構噛み応えのあるもので、噛むとジューシーな旨味が。
量はほどほどですが、付け合わせの野菜もあるので、適量かな。
クラフト新鮮野菜サラダバー/400円(税込)
先に注意事項を述べておきますと、サラダバー単品での注文は出来ません。
定食や麺類など、他のメニューにプラスアルファでのみ注文可能です。良くわからない場合は、訪問時に直接お店で聞いてみてください。
また、11:00〜14:00限定となりますので、訪問する時間帯にも注意しましょう。
一般的なサラダバーと同様に、セルフで盛り付ける方式です。
他にもお客さんがいたので、サラダバー自体は撮影しませんでしたが、10種類以上の野菜とオリジナルドレッシングがいくつか用意されています。
ファミレス系のサラダバーと比べると規模は大きくないのですが、種類はそれなりに充実しているのと補充の目は行き届いているようでした。
料理の感想
塩拉麺も、太刀魚、SPF豚の定食も、どれも完成度が高く、丁寧に作られています。
こんな言い方をすると「道の駅」に申し訳ない気もしますが、とても道の駅に入っているお店とは思えないクオリティなのに、このお値段はとても良心的だと思います。
【やちよ食堂】のおすすめポイント
改めて【やちよ食堂】のおすすめポイントを挙げておきます。
- 地元千葉県の魚介を使った料理がおいしい。
- 「道の駅」の食堂にふさわしいリーズナブルなお値段。
- 開放的で明るく広々した店内は、居心地良し。
総括
「貝殻亭リゾート&ガーデン」初の和食店【やちよ食堂】は、「道の駅」に出店する庶民でも通いやすいリーズナブルなお店です。
お値段は抑えられていても、メニューはどれも練られていて作りも丁寧。
ぜひお試しを!
オリジナルドレッシングなど、お土産になるものもあります。
(^^)ではでは(^^)