日本屈指の山岳リゾート「上高地」の中心部すぐそばにある「森のリゾート小梨」。
ここには、ケビンやキャンプサイトなどの宿泊施設の他、食堂や売店、浴場といった便利な施設が揃っています。
「森のリゾート小梨キャンプ場」は、木立に囲まれた本当に素晴らしいキャンプサイトです。
個人的には”マイランキングNo.1キャンプ場”は圧倒的大差でここ!
今年も(3年連続)8月初旬に「森のリゾート小梨キャンプ場」に2泊しましたが、夕食は2回とも「森のリゾート小梨」にある『小梨平食堂』を利用してみました。
「キャンプ=自炊」をイメージしがちですが、「上高地の自然を満喫することに全てを捧げるため、食事作りに労力をかけない」というのも考え方の一つではないでしょうか。
また、本格的な野外料理を作らないのであれば、荷物を減らすことも可能。
という訳で、本記事ではキャンプ場併設で使い勝手の良い『小梨平食堂』について、その雰囲気や利用方法、メニューなどをご紹介します。
自然林に囲まれた素朴な食堂
『小梨平食堂』はキャンプ場に併設されている、自然林に囲まれた誰でも利用可能な食堂です。
すぐ側には清流「梓川」が流れる、自然好きには最高のロケーション。
また、朝早くから夕方遅くまで営業しているという、利便性の面でも優れています。
上高地では、多くのお店が昼間のみの営業なので、夕食にも利用できる『小梨平食堂』は大変ありがたい存在です。
(ホテル・旅館に宿泊されている人は、夕食を宿泊場所で取るので、ここで夕食で利用するのはキャンプ場宿泊者くらいなんですけどね。)
・営業時間:7:00 〜 14:00(L.O.13:40)、16:00 〜 18:00(L.O.17:20)、夏の繁忙期は、〜19:00(L.O.18:20)
・営業期間:4月下旬 〜 11月中旬(上高地へ入れる期間のみ)
・定休日:なし
注文は食券方式
注文方法は、食券機での前払い方式です。現金のみ利用可。
この写真は、たまたま営業時間外(14:00 〜 16:00)に撮ったので、「CLOSE」の札が下がっています。
座席を先に確保してから食券購入、という流れで行くのが確実です。
生ビールは14:00〜16:00も可?
恐らく、『小梨平食堂』の人気No.1はこれだと思います。そう、『生ビール:¥500』です!
特に、隣の「小梨の湯」でひとっ風呂浴びた直後に、大自然の中で飲む「生ビール」は最高の一言。
そして、実は「生ビール」に限り、営業時間外の14:00 〜 16:00でも注文することが出来るんです!
ただ、きちんと確認した訳ではないので、この点を重要視する人がおられましたら、ご自身で事前確認をお願いします。
私のとき(2018年8月初旬)には、15:30頃に聞いてみたところ「生ビールは大丈夫」と言って出してもらえました。
いかにも「食堂」な店内風景
河童橋の目の前にある「河童食堂」は、食堂というには小綺麗すぎるほどの食堂ですが、こちらの『小梨平食堂』は私のイメージする”食堂”そのままの雰囲気。
(ちなみに、食堂を英訳すると「レストラン」との事ですので、言葉のイメージなんて適当なものですね。)
夕食時ともなると、登山者やキャンパー達がお酒の力も手伝ってか、”ワイワイガヤガヤ”とあちらこちらで談笑する姿が見られます。
そんな話し声も、『小梨平食堂』では心地良いBGMに感じられるのが不思議です。
豊富なメニュー群!良心的なお値段です。
観光地とはいえ、ここは山岳地帯の「上高地」。
本来であれば、食事が摂れるだけでも感謝すべき環境ではありますが、嬉しいことに『小梨平食堂』はメニューが豊富な上に、料金も「上高地」という特殊な立地にしては、良心的な部類です。
〜メニューの一例〜
- さば味噌煮定食:¥800
- とんかつ定食:¥1,200
- カレーライス:¥800
- 山賊カレー:¥1,100
- ラーメン(味噌/醤油):¥700
- 山菜そば:¥700
- かき揚げうどん:¥700
- お好み焼き:¥800
- 冷奴:¥400
- 塩茹で枝豆:¥300
- 生ビール(中ジョッキ):¥500
すべて消費税込みの価格になります。
お味のほうも、普通の食堂レベルは十分満たしていると思います。決してガッカリするような内容ではありません。
メニューの詳細は、以下のリンクからご確認を。
『小梨平食堂』実食レビュー!
小学校6年生の息子と「森のリゾート小梨キャンプ場」で2泊した際に、いずれも夕食で利用しました。
1日目は、ほぼ満席で混雑していた18時頃に訪れたので、あまり考えずにオーソドックスなメニューを。
2日目は、開店間際(厳密に言うと、生ビールを飲みながらオーダー開始時刻16時を待っていました)で空いていたので、一品料理を中心にチョイス。
とんかつカレー
1日目に私が食べました。『とんかつカレー:¥1,100』です。サラダ付き。
3000m級の北アルプスに囲まれた山岳地帯で、普通のカツカレーを食べられるなんて・・・。この幸せをじっくり噛みしめました。
醤油ラーメン
ラーメン狂いの小学生が1日目に注文したのは、こちらの『醤油ラーメン:¥700』。
素朴な普通の醤油ラーメンでしたが、ラーメンにうるさい息子の舌には少々味付けが物足りなかったようです。
けど、穂高縦走から戻ってきた直後とかに、このラーメン食べたら絶対美味しいに決まってる!
おでん定食
これ以降は、2日目に注文したものです。
『おでん定食:¥800』。
夏場に食べても美味しかったので、もう少し涼しい(というか寒い)時期だと、美味しさ倍増でしょうね。おすすめです。
「きんぴらごぼう」も普通だけど嬉しい。
焼き鳥
『焼き鳥(3本):¥500』。
1本166円なら全然高くないです。上高地のキャンプ場で、生ビールと焼き鳥のコンボを楽しめるなんて、関係者の皆様に感謝!
塩キャベツ
飲み屋か?ここは。『塩キャベツ:¥400』です。付け合わせの昆布がニクい。
ちょっと塩加減に物足りなさを感じたので、食卓塩を振って調整しました。
ポテトサラダ
飲み屋か??『ポテトサラダ:¥400』。
普通の味だけど、ここでは普通であること自体に感謝!
2日ともに、2人で食べて3,000円以内に収まるという、上高地にしては良心的な価格です。
売店も充実
食堂と同じ建物にある「売店」にも様々なものが置かれているので、キャンプで必要なものは大体揃えることができます。
バーベキュー用の肉だってあります。
お値段はコンビニ並み(定価)か、ちょっと上くらい。
飲み物も定価販売がほとんど。ボウリング場の方が割高ですね。
『小梨平食堂』を上手に活用しましょう!
私は毎回「上高地」ではキャンプをしていますが、キャンプ場の徒歩圏内だけでこれだけ楽しめる「上高地」のような場所は、探してもなかなかありません。
2泊3日なんて、本当にあっという間です。
個人的な考えですが、上高地では食事作りに掛かる手間はなるべく減らして、他のアクティビティに時間を割いた方が、充実した時間を過ごせると思います。
『小梨平食堂』を上手く活用して、上高地を満喫しましょう!
『小梨平食堂』はキャンプ場併設の食堂ですが、誰でも利用可能ですので、上高地での散策途中に立ち寄るのもいいですよ。
(^^)ではでは(^^)
店舗概要、アクセスなど
項目 | 内容 |
---|---|
店名 | 小梨平食堂 |
営業時間 | 7:00 〜 14:00(L.O.13:40)
16:00 〜 18:00 夏季は19:00(L.O.40分前) |
営業期間 | 4月下旬 〜 11月中旬頃 |
定休日 | 期間内は無休 |
住所 | 長野県松本市上高地4468 |
TEL | 0263-95-2321 |
クレカ・電子マネー | 利用不可 |
アクセス | 上高地バスターミナル徒歩5分 |
店舗URL | こちら |