2023年9月よりブログ再開しました。あわせて随時ページリニューアルしていきます!

ハンドドリップが楽しくなる!kaico(カイコ)ドリップケトル

コーヒーの淹れ方に関して、これまでずーっと「初心者にはブレにくいフレンチプレスがおすすめ」と言い続けてきて、私自身90%以上はフレンチプレスに頼ってきました。

 

とはいえ、世間の主流はハンドドリップ。
さすがに「ハンドドリップには自信がないから・・・」といつまでも逃げているのはどうかと思い、密かにハンドドリップの練習を再開していた最中に、縁あって素晴らしいドリップケトルに出会いました。

ハンドドリップに憧れているものの、なかなか安定した抽出ができなくて心が折れかけている、そんな私と同じ悩みを抱いている人。
このドリップケトルなら上手く淹れられるようになるかも!

「Kaico(カイコ) ドリップケトルS」外観

購入したのは、kaicoというブランドの「ドリップケトルS/K-030」。

 

kaico ドリップケトルS

真っ白なボディカラーに目を奪われますが、こちらのドリップケトルは琺瑯(ホーロー)加工が施されています。

ホーローだと言われると、この透明感のある白さにも「なるほどね!」と納得です。

 

琺瑯(ホーロー)は、鉄を加工した形に、ガラス質の釉薬を焼き付けたもの。
だから、懐かしい印象と共に、表面の透明感が美しい。
使い易い形に適材適所の素材を組み合わせたkaicoは、鉄は東京、琺瑯は三重で作られ、日本の心意気が宿っています。

〜kaico 製品カタログより引用〜

kaico製品は、金属加工は東京・墨田区の昌栄工業、琺瑯加工は三重・桑名市の日東エナメル工業が手掛けています。
そして、デザインは家具デザイナーの小泉誠さん。

 

完全な「メイド イン ジャパン」製品です。
最近は、中国をはじめとした海外生産品の品質が向上しているので、私はほとんど「メイド イン ジャパン」には拘らなくなりましたが、それでも「メイド イン ジャパン」と聞くと、やっぱり良い物を買った気になります。笑

 

kaico ドリップケトルSを上から見たところ
kaico ドリップケトルSの内側

蓋の持ち手部分を除いて、外側はすべてホワイト一色。
内側を覗いてみると、こちらも「いかにもホーロー」な濃紺になっています。

 

化粧箱は、飾り気のないシンプルなもの。
どうせ廃棄してしまうのだから、化粧箱はこういうので十分だと思います。

 

使いやすさの秘密は「三角断面の湯口」にあり!

私が「kaico ドリップケトル」を購入した決め手は、とにかくお湯を注ぎ易いと感じたから。

これまでに使ってきたドリップケトルは、ちょっと手首の角度を変えるだけでお湯の出方が極端に変わってしまったり、細く注ごうとすると滴が根元の方に垂れたりして、なかなか思い通りに使いこなせませんでした。

決して安物ではないですし、誰でも知っているコーヒー器具ブランドのものだったんですけどね。

 

kaico ドリップケトルの湯口

これも製品カタログからの受け売りですが、「kaico ドリップケトル」の繊細な湯の雫を作り出す秘密は、三角断面の湯口にある、とのこと。

ちょっとこの写真だと角度がよろしくないですが、湯口が三角断面になっています。
また、一般的なコーヒー用のドリップケトルの湯口は、S字カーブを描くように曲がっているのですが、kaicoはストレートなところも特徴的です。

 

「muni coffee」さんで試させて頂きました!

いくら私が「kaico ドリップケトルは使いやすいぞ!」と力説しても、「やっぱり自分で試してみたい」と思う人もいますよね。
(筋力とか、感覚的なものとか、人によって違いますからね。)

実は私も、実際に試させてもらった上で、購入することを決めました。

 

muni coffee

「kaico ドリップケトル」を試させて頂いたのは、千葉県白井市(千葉ニュータウン)の「muni coffee」さん。

2015年ジャパンハンドドリップチャンピオンシップで優勝された、高橋さんのお店です。

 

小さなお店ですが、厳選されたコーヒー器具が置かれています。
「kaico ドリップケトル」2種類ありました。

私が購入したのは「ドリップケトルS」ですが、もう少し大きめな「ドリップケトル」も置いてありましたので、この2つのドリップケトルに水を入れてもらい、納得いくまで注がせてもらいました。笑

私は普段、自分の分しかコーヒーを淹れないので、やや小さい「ドリップケトルS」にしましたが、実際に使い比べてみるとどちらも甲乙つけ難く使いやすいですしお値段も同じなので、好みで選べば良いかと思います。

ドリップケトルドリップケトルS
直火◯、IH◯直火◯、IH◯
235×130×159mm265×130×115mm
満水容量1.3L満水容量0.95L
7,500円(税抜)7,500円(税抜)
kaico ドリップケトル比較表

これに加えて、「kaico ドリップケトルS」には、持ち手(ハンドル)が藤巻仕様になっている製品(12,000円)もあります。

私はティファールの電気ケトルでお湯を沸かしてからドリップケトルに入れ替えているので、持ち手が熱くなるかどうかは関係ないのですが、ドリップケトルでお湯を沸かす人には良いかも知れません。

お願いすればチャンピオンのハンドドリップが見られるかも!?

「kaico ドリップケトル」は、muni coffee高橋さん(2015年ハンドドリップチャンピオン)イチ押し、超おすすめのドリップケトルです。

私はお店の関係者ではないのでお約束できませんが、「ハンドドリップが上手くできなくて・・・」とお話ししたところ、チャンプ自ら目の前でハンドドリップを見せて下さいました。

 

ドリッパーは「KONO」名門!
さすがチャンピオン!注ぎ方がエレガント!!

とにかくお湯を注ぐ安定感が、自分とは雲泥の差でした。
そして一般的に「こうするべき」と言われているペーパードリップの方法とは結構違うなぁ〜、という印象だったのですが、詳しいことはここでは言いません。笑

ていうか、あっという間に時間が過ぎてしまい、自分でも確認しきれなかったことがいくつもありまして。

お店が空いている時に、もう一回見せて頂きたいとお願いするつもりです。

 

muni coffeeの挽いたコーヒー

さらに「どのくらいの挽き具合で淹れているのか?」と質問したら、わざわざ挽いてパッキングまでして下さり、それをお土産に貰ってしまいました。

頂戴したサンプルと、自分の使っている電動ミルで挽いたものを見比べることで、muni coffeeさんに近付けました〜。(挽き具合だけですが)

ちなみに、muni coffeeさんで使われている電動ミルは、多分これです。(違っていたらごめんなさい)

まとめ

「kaico ドリップケトルS」を使うようになってから、今までとは比べ物にならないくらいお湯をコントロールしやすくなったので、もし私と同じようにハンドドリップがうまくいかないとお悩みの人、ドリップケトルに問題があるのかも知れません。

ちなみに私、自信過剰になったところで、自分のドリップしているところをスローモーション(5倍)で撮影してみたところ、まだまだ注ぐ湯量のブレが大きいことが判明しました。笑

これからも練習、もっと頑張ります!

 

自分に合ったドリップケトルを見つけて、ハンドドリップで美味しいコーヒーを淹れよう!

私のおすすめは、もちろんkaico ドリップケトル/ドリップケトルSです。

(^^)ではでは(^^)