千葉県内屈指の交通量を誇る『国道16号線』から道を1本入っただけの場所に、まるで時が止まったかのような、不思議な空間が・・・。
そんな不思議な場所で、どこか懐かしいお料理を提供しているのが、今回ご紹介する千葉県白井市の『茜』(あかね)。
突然ですが、皆さんは天然氷を削って作られた『かき氷』を食べたことはありますか?
天然氷とは、冬の寒い時期に日光や秩父などの山中にある『天然氷の蔵元』で作られる、まさに自然の力だけで生み出される天然の氷のこと。
氷を作る技術と設備が発達した今、製氷会社でも天然氷と遜色のない氷を作れるようになったため、天然氷の蔵元は日本全国でも数えるほどまで減ってしまいました。
ゆえに、天然氷は希少価値の高いものになっています。
そんな貴重な天然氷を使った『かき氷』を、皆さんも一度は食べてみたいと思いませんか?
今回は、おそらく印西市、千葉ニュータウン地域周辺では唯一、天然氷を使ったかき氷を食べられるお店である『茜』さんをご紹介します。
「どこか懐かしい」がコンセプト
『茜』さんの公式ウェブサイトを拝見したところ、お店の写真とともに次のような記載がありました。
どこか懐かしい空間
どこか懐かしい料理
どこか懐かしい気分になる
それが茜・・・
『茜』さんを初めて訪れたときに受けた不思議な印象、それが何なのかをうまく表現できずにモヤモヤしていたのですが、「どこか懐かしい」という言葉を見た瞬間、そのモヤモヤがスッと晴れました。
決して静かな里山にあるわけでもなく、かといって街中でもない。車の往来が激しい国道から1本入ったその場所は、ある程度の緑に囲まれつつも周囲には町工場や資材置き場もちらほら。
そんなあやふやな場所に突如現れる、これまた古民家と言っていいのか判断に迷うようなあやふやな外観の店舗。
それが『茜』さんです。
天然氷のかき氷は、ふんわりホロリの優しい食感です
夏場に「かき氷のみ注文」の場合は、テラス席で
さて、堅苦しいことはこのくらいにしておいて、さっそく貴重な天然氷で作られたかき氷を食べてみることにしましょう!
『茜』さんは、国道16号線から店舗の姿は見えているものの、たどり着くためにはぐるっと1本奥の道に入らなければならないため、意外とアクセスまでの難易度が高いです。(最後にアクセス方法をご案内します)
そんな場所にも関わらず、休日ともなると行列ができるほど人が集まってきます。
かき氷を目的に、我が家が『茜』さんを訪問したのは、9月のとある日曜日。
ちょうど昼ご飯時だったこともあり、店内は満席で順番待ちも出る盛況ぶり。
そんな状況のためなのか、この季節に「かき氷のみ注文する場合」は、店外のテラス席に通されます。もし店内を希望する場合は、必ず食事とセットでかき氷を注文する必要があるのでご注意を。
テラス席なので当然空調は効いていませんが、竹を並べた日よけの屋根があるので、直射日光を浴びることはありません。
この日は気温が30度近くあったはずですが、ほどほどに涼しい風が吹いていたため、幸いにも暑さを感じることはありませんでした。
テラス席の一角に、セルフサービスの冷たい緑茶が置いてありました。
思いの外、濃いぃお茶が出てきてビックリ。
『茜』さんのかき氷に使われる天然氷は、日光の蔵元『松月』さんのもの。
日光からはるばる運ばれてきた天然氷を、千葉で削ってかき氷に・・・。やはり天然氷には、冷凍設備で作られた氷には無いロマンを感じます。
かき氷のメニューは、全8種?
公式ウェブサイトに記載されているかき氷メニューは7種ですが、2017年9月の訪問時には少なくとも8種あったような・・・。
どうやらメニューはその時々で増減するようですので、あくまでご参考まで。
- ブルーベリーミルク
- つぶつぶいちごミルク
- 自家製マンゴー
- 紅茶ミルク
- 黒みつきなこ
- 自家製抹茶ミルク
- 自家製あずきミルク
- 京都宇治抹茶使用宇治金時
お値段は、レギュラーサイズで810円。ミニサイズが594円です。
お子様にちょうどいい「ミニサイズ」594円
今回は、小5男子『コツメジュニア』用にミニサイズをチョイスしました。
当たり前のように「ミニサイズなんて嫌だ!普通のサイズがいい!ミニじゃ物足りないに決まってる!!」と駄々をこねましたが(笑)、
これまでの経験上から、なぜかかき氷は食べ切る前に溶かしてしまう傾向にあったので、ミニサイズが無難かなぁ、と判断。
こちらが、ミニサイズの『つぶつぶいちごミルク』。594円(税込)です。
ミニサイズといっても、最近のかき氷専門店基準からすれば確かにミニですが、昔のかき氷だったら標準サイズといってもいい大きさです。
もう少しアップにしてみましたが、分かりますか?この氷のフワフワ感!
ガリガリと削られたかき氷と違って、スッスッと氷に表面を剥ぐように削られたかき氷はふんわりしているので、口に入れた瞬間にホロリと溶けていきます。
見た目は大きいけどペロッといけます!「レギュラーサイズ」810円
ミニサイズでこの大きさですから、レギュラーサイズだとどうなるのか気になりますよね。
たぶん、ミニサイズの2倍以上あると思います。
右手前に写っているのは、iPhone6です。
こちらはレギュラーサイズの『ブルーベリーミルク』810円(税込)です。うちの妻が選びました。
最近のかき氷専門店で出されるかき氷を知っている人なら、全然驚くようなサイズではないのですが、普段かき氷を食べない人だと「なんじゃこの大きさはっ!」って引いちゃいますかね(笑)。
ただ、確かに見た目は大きいのですが、先ほどお話しした通り、『茜』さんの「天然氷を使ったかき氷」は空気の層をたくさん含んでいるためふんわりしています。
口に入れると同時にサッと溶けてしまうほどなので、この大きさでも大人なら全然大丈夫だと思います。
私と妻は、もともと食べるのが速いということもありますが、あっという間に完食してしまいました。
最後はコツメセレクトで締めさせて頂きます。
レギュラーサイズ『宇治抹茶使用 宇治金時』810円(税込)です。
どうですか?この氷。丁寧に削られているのが良く分かります。
見惚れて真横からのフォルムも写真に収めてみましたが、上の写真とほとんど変わりないですね(笑)。
しつこくてすみません。。。
頂に鎮座する『あんこ』を、少しずつ切り取りながら氷部分と混ぜて食べると、宇治抹茶シロップの程良い苦味とあんこの素朴な甘さが絶妙なハーモニーを生み出します。
まさに大人向けの味!
もちろん、フルーツ系のかき氷も美味しいですけね。
古民家のような、そうでないような不思議な外観
冒頭のあたりでも言いましたが、『茜』さんの店舗はとっても不思議。
内装は、いかにも古民家風な感じなのですが・・・。外観はと言いますと
どうなっているんでしょうかね(笑)。このツギハギだらけな壁は。
素人目に見ても、DIYで増築しちゃったんじゃないかとしか思えません。
やたらと個性的な看板のほうに目を奪われがちですが、壁がすだれで隠されちゃっていて全貌がさっぱり見えてきません。
謎です!まったくもって謎だらけです!!
そんな謎だらけな外観を持ついっぽうで、テラス席には店名である『茜(akane)』の文字を記したオブジェが、お洒落な感じで置かれていたりします(笑)。
本当に不思議な雰囲気のお店です。
総括
『茜』さんはこの界隈の有名店なので存在自体は認識していたのですが、この怪しげな外観から足が向かずにいました。ゴメンナサイ。
いざ訪れてみると、上から目線なコメントで恐縮ですが、やはり評判が良いだけのことはありますね。一言では表せない良さがあるお店です。
そして、今回ご紹介させて頂いた『かき氷』ですが、さすがは天然氷を仕入れているだけあって、おそらく「千葉ニュータウン地区」界隈で、ここに優るかき氷はないと思います。
(厳密に言うと『茜』さんは千葉ニュータウン地区からは、少し外れた場所です。)
とは言え、私も決して『かき氷マニア』ではないので、まだまだ知らないお店がたくさんあります。
もし千葉ニュータウン界隈でオススメのかき氷が他にあれば、ぜひ教えてください。
(^ ^)ではでは(^ ^)
天然氷のかき氷ならこちらもチェック!
皆さんもきっと、かき氷と言えば「夏の風物詩」というイメージをお持ちでしょうが、私的には「かき氷は夏だけじゃない。通年楽しめる甘味だ!」と強く思っています。
暑い中で食べるかき氷は格別なんですが、やっぱり人気店だと夏は混むんですよねー。みんな考えることは一緒です(笑)。
なので、夏以外の時期の方がお店には入りやすくてオススメです。時期なんて関係なく「かき氷が食べたくなったら、即行動!」で良いと思います。
『茜』さん は、通年でかき氷を提供されていますので、真冬に訪問しても全然問題ありません。さすがに冬は店内で食べた方がいいとは思いますが。
営業時間(ランチ) | 11:00 〜 15:00(ラストオーダー 14:00) |
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営業時間(ディナー1) | 火・水・日 17:00 〜 21:00(ラストオーダー 20:30) |
営業時間(ディナー2) | 金・土・祝日前 17:00 〜 22:00(ラストオーダー 21:00) |
定休日 | 月曜日(月曜日が祝日でもお休み) |
住所 | 千葉県白井市木833-16 |
TEL | 047-491-0032 |
国道16号線からお店までの道のり
『茜』さんは国道16号線から目視できる場所にあるのですが、1本奥の道に入らないとお店にたどり着くことが出来ません。
道に迷いやすい人にとっては難易度が高いと思うので、国道16号線からの先のアプローチ方法を簡単にご紹介しておきます。
まずは地図上でイメージしておきましょう!
セブンイレブンのある『T字路』を曲がります。
すると向かって左側に目立ちやすい看板が出ていますので、これを見落とさなければ大丈夫です。
細い道をカクカクっと2度曲がれば、あとはひたすら直進するだけ。
空き地の先に見えている青い瓦屋根の建物が『茜』さんです。
今回のコツメセレクト!
天然氷のかき氷には遠く及ばないものの、家庭でもフワフワ感のあるかき氷が作りたければ断然コレでしょう!コスパ抜群、人気ナンバーワンの商品です。
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