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【ひみつ堂】フワフワの天然氷と濃厚ソースの極上かき氷を谷中で!

こんにちは。こっつんこつめ(@naga516)です。

風情のある下町エリアとして人気の「谷根千」(谷中・根津・千駄木エリア)を散策した際に、たまたま遭遇したかき氷専門店『ひみつ堂』さんのかき氷がとっても美味しかったので、ご紹介させて頂きます。

『ひみつ堂』さんは、かき氷マニアなら知らぬ者はいない、雑誌やTVなどのメディアでも多数紹介されている超有名店。

多少の混雑(行列)は覚悟する必要がありますが、並ぶだけの価値があるお店です!

 

アクセス方法

「谷根千」エリアは、東京都内でも屈指の下町風情が色濃く残る地域で、近年は散策目的での訪問者が絶えない場所です。

「谷中霊園」や「夕焼けだんだん」周辺は、猫が多くいる猫好き注目のスポット。
また、『ひみつ堂』のある「谷中銀座」は、狭い通りに60軒以上の商店が軒を連ねている、歩いているだけで様々な発見のある楽しい通りです。

 

さて、『ひみつ堂』さんへのアクセス方法ですが、最寄駅は「日暮里駅」(JR・京成電鉄)、もしくは「千駄木駅」(東京メトロ千代田線)になります。

JR日暮里駅から

日暮里駅西口を出て「谷中銀座」を目指します。

「夕焼けだんだん」の階段を下りて、最初の十字路(見落とし注意!)を左折します。

そのまま20mくらい進んだ右手が『ひみつ堂』さんです。

東京メトロ千駄木駅から

不忍通りを横断して、少し進んだら左折して「よみせ通り」を進みます。

しばらく進むと右手に「谷中銀座」が現れるので、右折してそちらを進んで行きます。

左角に「後藤の飴」さんがある十字路を右折します。

そのまま20mくらい進んだ右手が『ひみつ堂』さんです。

いずれも徒歩数分の距離ですが、道中で猫と遭遇したりするので、時間通りにはいかないかも知れません。

 

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注意

『ひみつ堂』さんは、「谷中銀座」のメインストリートから少しだけ外れた場所にあります。

周囲の路地に気を配りながら散策していれば、必ず行列が目に飛び込んできますのでそれほど難易度は高くありませんが、メインストリートから路地を入った場所にありますので、少し注意が必要です。

 

 

行列必至!夏場は整理券発行あり

私が訪れたのは、真冬から初春へ移り変わる時期(2017/3/4土)。
この日はやや暖かく、日中の気温は15度近くまで上がりましたが、それでも「かき氷」の季節ではありません。

それにも関わらず、午前11時の時点で20人くらいの行列が出来ていました。

 

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なお、『ひみつ堂』公式サイトによると、夏場は2時間〜最大6時間!の待ち時間となる日があるとの事です。

繁忙期には整理券が配布されますが、それでも炎天下の中で並ぶ時間が出てきます。
暑い時期に行かれる場合は、相当の覚悟を持って臨む必要がありそうです。

 

整理券につきまして 

「待ち時間を有効に使いたい ! ! 」
繁忙期は2時間~最大で6時間位のお待ち時間となる日がございます。

待ち時間を有効に谷中の町歩きを楽しんで頂くために、またお並び頂くお時間をできるだけ短くする為に整理券を発行しています。

開店直後~は開店時間を早めるなどで対応させて頂いておりますので基本開店後からの発券になります。(発券開始時刻は日によって異なります。)
厳密なお時間・順番をお約束するものではありません。

10分~20分刻みのお時間を書いたカードをお渡しいたしますので、その時間に再度ご来店いただきお戻り頂いた順にご入店頂きます。
10分~1時間位の店頭での待ち時間がございます。

注・整理券発行は基本夏場のみですが混雑状況に応じます。閉店時刻分までの発券を終了した時点で「本日のご案内終了」とさせていただきます。

〜公式サイトより引用〜

 

店舗の外観など

非常にこぢんまりとしたお店ですので、外観も控えめです。恐らく行列がなかったら、うっかり見逃してしまう方もいると思います。

 

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こんな感じで暖簾が掛けられています。よく見ると右下あたりに「ひみつどう」の文字が見えますね。可愛らしい字体。

入り口の扉は赤く塗られています。なんとなく神社を連想させる色合いです。

 

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店舗の壁面に備え付けられていた郵便受け(POST)です。「氷蜜」と書いて「ひみつ」と読むようです。「秘密」ではなくて「氷蜜」なんですね。

 

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こちらも店舗の外壁になりますが、「ひみつ堂」と書かれた千社札(剥げ気味)が貼られていました。

 

豊富なメニュー。詳しくはTwitterで。

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店内のカウンター席上部に貼られたメニューをチェック。
初めての訪問だと、一見しただけでは「かき氷」のメニューだとは分からないような名前のものがたくさんあります。

更に、よーく見ると「七宝グラタン」なんていうメニューもあります。
最初「もしかしてグラタン風のかき氷ってことか?」と少々混乱しましたが、多くの方がグラタンを注文していたので、すぐに実物を目にし「かき氷」ではないことを確認しました。

「かき氷」のお店でグラタンって、なかなか想像しにくいですよね?すみませんが、今回はグラタンを注文しなかったので写真はありません。

 

メニューは日々Twitterで案内されていますので、そちらを要チェック!

 

座席は、やや窮屈なところも

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分かりにくい写真で恐縮ですが、手前にカウンター席があり、奥にテーブル席が用意されています。

カウンター席は、まさに目の前で「かき氷」などを作っているので臨場感は抜群ですが、結構モノがごちゃごちゃしていて落ち着かない印象。

カウンター自体の奥行きも、あまりなさそうです。

テーブル席は、席と席の間隔はあまり広くありませんが、テーブル自体の広さはかき氷を食べるのには十分です。

 

かき氷はすべて手動式氷削機で!

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『ひみつ堂』さんのかき氷は、すべてが手動式氷削機で作られています。その職人技は必見!

先ほど、カウンター席のデメリットを書いちゃいましたが、目の前で「かき氷」を手回しで削るところが見られるは、カウンター席の特権です。

座席は選べないようなので、カウンター席・テーブル席のどちらに案内されるかは、その時次第ですが・・・。

 

昔ながらの手動式機械を使い人力のみで全ての氷を削る

「体力的に絶対に無理だよ。」と忠告を受けながら開店から21万杯以上(2016・6月現在)の氷を手動式のみで削ってきました。

今やディスプレイ化の一途を辿る手動式氷削機。体力の限界に達しても手で回し続けます。

見ても涼しげ今様招猫削氷姿。くるくるくるくるくるくると回す様は正に福ネコ、福カキイレながら氷を一生懸命かいてます。写メ撮って福猫コレクションしてる方も。ひみつな楽しみイロイロと。

夏はふわふわより蜜あいまってしっとりとたコオリになるよう外気温・店内の湿度・当日のお客様を取り巻く環境を考慮して削る工夫をしながら今までに満足して頂いたお客様と同じように感じてもらうため日々精進しております。

〜公式サイトより引用〜

 

三ツ星氷室の日光天然氷を使用

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天然氷の蔵元は、今や日本でも数カ所のみ。

『ひみつ堂』さんでは、そんな貴重な天然氷の一つ「三ツ星氷室の日光天然氷」が使われています。

昨今のかき氷ブームにより、ちらほらと天然氷を謳っているお店を見かけるようになってきましたが、『ひみつ堂』さんでは開店当初より一貫して天然氷を使用されています。

さすがは、かき氷ブームの火付け役といったところですね。

 

三ツ星氷室の日光天然氷

「ほら氷の赤ちゃん。」毎年お手伝いする採氷作業。馬で氷を運ぶ時代から代々続く三ツ星氷室。蔵元の氷に懸ける情熱と天然氷を作る労働力には畏敬の念しかございません。

ひみつ堂では開店当初から全て天然氷。日光まで自店で取りに伺い使わせて頂いております。最高峰の氷を末永くお客様に。

上記三つのひみつの掟を貫いたコオリを年間違わず召し上がって頂くためコオリの価格は一杯900円(税込)を頂戴しております。今期より激しい繁忙期(7月上旬~夏の千穐楽)は夏季価格の一杯1000円(税込)を頂戴しております。

〜公式サイトより引用〜

 

実食!天然氷がふわっと軽やか。

それでは、実際に食べた「かき氷」をご紹介します!(2017年3月時点)

 

「ひみつのいちごみるく」900円

周囲の注文状況を見ても、恐らく一番人気と思われるのが「ひみつのいちごみるく」

お値段は900円となります。

フツーのかき氷と比較してしまうとお高く感じてしまいますが、何せ日光から運ばれてきた天然氷ですからね。

 

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いちご大好きな息子は、迷わず「ひみつのいちごみるく」を注文しました。

もう、他のメニューは全く眼中に無し!って感じです。

どうですか?この「いちごのソース」の本物感。いつも目にしている「氷いちご」とは明らかに別物であることが、食べる前からはっきりと分かります。

氷の山頂?に、真っ赤ないちごが鎮座しているところも好印象です。

ちなみにいちごのソースは「これでもかっ!」と言わんばかりにかけられているため、お盆の上にボタボタと滴れてしまいますが、気にしない方が良いでしょう。

 

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ご覧の通り、『ひみつ堂』さんの果実蜜は、普通のかき氷シロップではありません。氷だけでなく、蜜へのこだわりも超一流です。

 

果実蜜は全て手作りの氷蜜(ひみつ)

ひみつ堂にいわゆるシロップはありません。コオリにかけるのは全て自家製手作り蜜。全て完全無添加です。

どんなに忙しくても既製品を混ぜてカサマシするようなことは絶対にしない。いちご蜜には静岡県と秋田県の旬摘完熟いちごのみ使用。加えるのはお砂糖のみ。

〜公式サイトより引用〜

 

「柑橘三昧」900円

続きましては、私が注文した「柑橘三昧」

他にも「ロイヤルミルクティーキャラメル」ですとか、心惹かれるメニューだらけで悩みまくりましたが、結局「柑橘三昧」に落ち着きました。

冬の果物といえば、やっぱり「みかん」と「いちご」ですからね。

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この「柑橘三昧」を美味しそうに撮るのに結構苦労しまして・・・。結局、こんな感じの写真を撮るのが限界でした(笑)。

こちらも、ただならぬ量の「柑橘ソース」が掛かっていました。

 

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そしてこちらも、氷の山頂には柑橘類(デコポンと思われます)刺さっていて迫力満点です。

 

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食べ進めていくと、中からヨーグルトソースが出てきました。

いくら天然氷でふわっと軽いとは言え、これだけの量のかき氷をひたすら食すのは少々辛いものがあります。

そんなところにヨーグルトソース!何だかホッとしますね。

そしてヨーグルトソースが口直しの役割を果たしてくれたおかげで、残りのかき氷を改めて美味しく頂くことができました。

 

溶けた「かき氷」はストローチューチューもあり!

かき氷を語る際に、避けて通れない問題。それが、「溶けてしまったかき氷をどうするのか?」という難題。

やはり天然氷で作られた「かき氷」と言えども、溶けてしまえばただの味がついた水です。
しかし、溶けたからって残すなんて有り得ません。

そこで登場するのが、皆さんご存知のストロー!

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テーブル上には、このようにストローがたくさん置いてありますので、これでチューチューと溶けた「かき氷」を吸っちゃえばいいんです。

ただ、これって何となく「品がない」ような感じがして、普通のお店では実行しにくいかと思いますが、こちらの『ひみつ堂』さんでは完全に公認です。

何の心配もありません。

 

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うちの息子(小学生)が、チューチューやっている図です。

なぜか、同じ『ひみつ堂』さんのかき氷でも、「柑橘三昧」の方が「ひみつのいちごみるく」よりも溶けるスピードが速かったです。

写真には撮りませんでしたが、私も「柑橘三昧」をストローでチューチューやらせて頂きました。
溶けても美味しいのは何故なのか?ぜひ、皆さんもご自身の舌でお確かめください。

 

「締め」は暖かいお茶で。

『ひみつ堂』さんでは「かき氷」を待つ間に「暖かいお茶」が供されます。(冬だからかも?)。

 

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また、卓上にはお茶の入ったサーモスのポットが置いてありますので、セルフサービスでお代わりし放題です。

「かき氷」で冷えた口内を、時々暖かいお茶で癒すと味覚が復活しますので、「かき氷」を食べながらチビチビとお茶をすするのが良いかと思います。

 

おまけ『ひみつのいちご大福』

すっかり「かき氷」を満喫して退店したのが、11時58分。

実は入店前の並んでいる時に、『ひみつのいちご大福』なるものを「60個限定」で12時から販売と書かれている張り紙を発見していました。

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これなんですけどね。

繰り返しますが、退店したのが11時58分。そして意外にも『ひみつのいちご大福』の方はほとんど行列なし。
という訳で、成り行きで購入してみました。いちご大福も好きなので。

 

お値段は、1個280円(税込)になります。

いちご大福としては、かなり高価格なので思わず「高っ!」と口に出しそうになりましたが、きっとお値段なりの理由があるだろうと自分自身を納得させて3個購入してみました。

 

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こちらが「ひみつのいちご大福」です。

 

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大きさが分かりにくいので、コップやカメラのレンズキャップを横に置いてみましたが、それでも分かりにくいですね(笑)。

これ、かなり大きめです。けど、これくらいの大きさなら誰でもペロリと食べられちゃうと思います。

 

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歯型付きで申し訳ありません。

私は「いちご大福」と言えば断然「白あん」派なのですが、嬉しいことに「ひみつのいちご大福」は白あんです。中には大きめのいちご(そして甘さ・香りもGOOD!)が一粒ゴロッと入っています。

 

まとめ

「天然氷のかき氷は、食べても頭にキーンとこない」なんて言われていますが、実際に全くキーンときませんでした。かなりバクバクいいペースで食べたつもりだったんですけどね。

調べてみたところ、「天然氷は、普通のかき氷だとマイナス10度以上で作られるところが、マイナス1度くらいでかき氷が作れる」そうです。
これが天然氷だとキーンとこない理由です。天然氷の方が圧倒的に温度が高い(それでもマイナス1度ですが)。

ちなみに天然氷は硬さがあるので、マイナス1度くらいの温度でも溶けにくいから問題ないとのこと。溶けにくいので、ふわふわ感のある薄いかき氷にしても大丈夫、という理屈ですね。

 

さて今回は3月上旬という、まだまだ寒さの残る時期に訪問したのですが、それでも30分以上は並ぶことになりました。

『ひみつ堂』さんの店内はかなり暖房を効かせているので、冬でもかき氷を美味しく頂けます。混雑を避けたいのであれば、狙い目は冬ですね。

一方で、「やっぱりかき氷は暑い時期に食べてこそ!」という人は、早い時間帯(8時台)がオススメです。

(^ ^)ではでは(^ ^)

 

項目 内容
店名 ひみつ堂
営業時間 10時頃 〜 18時頃まで(日により前後)
定休日 月曜日(10月〜5月は火曜日も)
住所 東京都台東区谷中3−11−18
TEL 03-3824-4132(夏場は出られません)
クレカ 不可
タバコ 禁煙
駐車場 なし
URL http://himitsudo.com
その他 営業時間・メニューは日々Twitterで!