皆さん、おはこんばんちは。コツメです。
唐突ですが、皆さんは「わらび餅」好きですか?たぶん「嫌いだ」と答える人はほとんどいないかと思うのですが、かと言って「大好物だ」と答える人もそれほど多くはないはず。
だって、日常の中で「わらび餅、食べた〜い!」なんて言ってる人を見た記憶がないですもの。けど、甘味処でお品書きの中から「わらび餅」の文字を見つけると、ついつい注文してしまいがちなのも、また事実。
改めて考えると、「わらび餅」って不思議な食べ物ですよね。正直言うと、私は「わらび餅」のことは好きですが、その良し悪しや味のことを語れるほど「わらび餅」に通じてはいません。
そんな私が、ちょっとしたきっかけにより京都の名店「笹屋昌園」の『本わらび餅 極み』を短期間に2回も食べる機会に恵まれた(自ら購入したのですが)ので、ここにご紹介させて頂きます。
「龍安寺」の近くにある、一見普通の和菓子屋さん。
最初に、私がこの「笹屋昌園」で『本わらび餅 極み』を購入するに至ったきっかけについて、触れておきます。ただ、興味のない人には超絶どうでもいい話なので、つまらないと感じたら躊躇せずに読み飛ばして頂いて結構です。
先日、京都へ立ち寄る機会がありまして、その時の観光ルートの関係により京福電鉄(嵐電)の「龍安寺駅」で降りたんです。この辺りは、私が大学生の時に頻繁に行き来していた勝手知ったる場所なのですが、駅を出てすぐの場所に、20年以上前には気にも留めていなかった一軒の和菓子屋さんを見つけました。
それが、今回ご紹介する『本わらび餅 極み』を作っている「笹屋昌園」さんなんですが、大学生の時って今ほど和菓子に興味がなかったみたいで、こんなところに和菓子屋さんがあったことなど全く記憶にありませんでした。
綺麗な外観のお店でしたが、この写真からも分かるようにこじんまりとした間口です。お店の前面に貼られた『本わらび餅 極み』の巨大ポスターがなければ、間違いなく素通りしていたはず。
この何とも心惹かれるポスターに引き寄せられて、取り敢えず的な感じで入店してみました。
店内も非常に綺麗で、こう言っては失礼ですがこの界隈のお店としては異色な雰囲気です。
そして店内の一番目立つ場所にあったのが、今回ご紹介する『本わらび餅 極み』。商品名に「極み」と付けてありますからね、相当な自信が伺えます。お店の雰囲気と商品名だけで、十分に購買意欲をそそられます。
しかし相手は「わらび餅」。日持ちが心配です。
気になってお店の方に確認したところ、「明日まで」とのこと。私の帰宅予定日は明後日の深夜だったので、一旦は心の中で諦めかけたのですが、やはり「極み」を逃したら後悔するかもと思い直し、小さいサイズの方を1つだけ購入してみることに。
本当は、わらび餅好きな娘(中三)のお土産用にしたかったのですが、こればかりは仕方がない。1人ビジネスホテルで食べることに決めました。
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 京都府京都市右京区谷口園町3-11 |
TEL | 075-461-0338 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 火曜(訪問時は念のためお店にご確認を) |
クレジットカード | 可(VISA、MASTER、JCBなど) |
本わらび餅 極み | 小 200g 1,080円(税込)、通常サイズ 420g 1,728円(税込) |
繰り返しになりますが、「笹屋昌園」は最寄の京福電鉄(嵐電)「龍安寺」駅から目と鼻の先です。
市バスでも行くことができますが、観光ついでで行かれる場合は風情のある京福電鉄(嵐電)に是非乗ってみてください。
車両は1両から2両の短い電車です。ほとんどの区間は単線ですが、昼間でも10分おきに運行されているので、意外と使い勝手は悪くありません。
ぱっと見は、ローカル線の風情しか感じられませんが、観光だけでなく地元の人も多く利用されています。
『本わらび餅 極み(小)』実食レビュー。しかし、大きなしくじり発生!
先述の通り、帰宅日まで日持ちしないため、宿泊先のビジネスホテルで1人食べてみることに決めたのですが、しかし、ここでまさかの大失態がっ!
『本わらび餅 極み(小)』です。店頭で見たのと全く一緒で、こちらの小サイズは、ほぼ正方形に近い形になっています。
2017年4月23日(日)に購入したので、消費期限は翌日4月24日。日持ちしないのは残念ですが、余計な添加物が極力抑えているが故のこと。日持ちしないのは本物の証でもあります。
紙製のパッケージを外すと、中から木箱風(プラです)の容器が出てきました。この中に流し込まれた「わらび餅」が入っています。
切り分けられることなく、一面に「わらび餅」もとい『本わらび餅 極み』が満たされています。こんな「わらび餅」は見たことがありません。
公式ウェブサイトによると、品質の良い蕨粉(わらびこ)は年間200kgしか採れない希少なもので、市場価格1kgあたり2万円もするそうです。
そんな高級素材を贅沢に使い、専用の銅鍋で丁寧に練り上げたのがこの『本わらび餅 極み』という訳で、その食感は明らかに世間一般に出回っているわらび餅とは異なります。
すくってみると、非常に柔らかいため『本わらび餅 極み』は色々な形に変化します。不謹慎ながら、その姿を見ていると「スライム」を連想してしまいます。皆さんも同様かと思いますが違います!?
この『本わらび餅 極み』は、それ自体にほのかな甘みが付いているのでそのまま食べることも出来ちゃうのですが、「黒豆京きなこ」が付属してくるのでこちらに付けて頂くことにします。
名前からも分かるように、ただの「きなこ」ではありません。公式ウェブサイトより説明を引用させて頂きます。
豊かな風味が、ぷるぷると口の中でとろける本わらび餅によく合います。
程よい炒り加減と香ばしい香り、口溶けの良さが特徴のきな粉です。わらび餅に直接かけても、お皿にうつして、きな粉をつけながらでも美味しくお召し上がりいただけます。お好みのお召し上がり方で、極上のひと時をお楽しみください。
ここまで言われたら、この「黒豆京きなこ」も使わない訳にはいきません。しかし、ビジネスホテルで「黒豆京きな粉」を入れるのに適切なお皿がなかったので、下品ですが容器の上蓋をお皿代わりに使用することに。
『本わらび餅 極み』を適当な大きさに整えて、「黒豆京きなこ」に付けてみました。
が、しかし、「黒豆京きな粉」の木目が細かすぎるからか、わらび餅表面にうすーくきな粉が付いてしまうとそれ以上はきな粉がつかないため、きな粉をたくさん付けようとすると結構大変な作業になります。
それよりこの時点でもっと大きな問題が発生していて、すでにこの写真の中から見て取れるのですが、お分かりになりましたでしょうか?
パッケージに書かれていた「お召し上がり方」。赤く囲った中でも、特に重要な部分を黄色でラインを引いてみました。
「2本のスプーンですくい、・・・」と書かれています。
しかしながら、ビジネスホテルの部屋にはスプーン2本なんて置いてないんですわ。
仕方なく無理やり代用品を探した結果が、この透明な箸みたいなものなんですが、これなんだと思います??
苦肉の策でしたが、実はこれ歯ブラシ(柄の部分)でして、歯ブラシを2本を使って箸のように使ってみることに。しかし歯ブラシを使うと恐ろしいほど味気がなくなります。そしてやっぱり使いにくい。
「ビジホなら、お願いしてスプーンを借りたらいいのに」という賢明なご意見もあろうかと思います。そんなの私だってわかっているんです。けど夜中だったので、こんな理由でスプーンをホテルに用意してもらうのは忍びなかっただけ。
という訳で、私と同じように旅行中に『本わらび餅 極み』を食べなければならない事情があるなら、スプーン2本は必携です。超重要なので、絶対に覚えておいて下さいね!
けど、できればスプーン2本が付いていると嬉しいんですけどね。簡易なもので結構ですから・・・。
『本わらび餅 極み』は通販での「お取寄せ」が可能!
食べた場所がビジネスホテル、1人ぼっち、スプーンの代わりに歯ブラシの柄、と悪条件が重なったのがいけなかったのでしょう。せっかくの貴重な『本わらび餅 極み』の味がイマイチ良くわからず、不完全燃焼状態に。
とはいえ、わざわざ京都の龍安寺近くまで、この『本わらび餅 極み』を再購入するためだけに行くのは現実的ではないので、リベンジは諦めていました。
しかし、あまりに悔しかったため帰りの新幹線車中ダメ元で調べてみると、意外な方法でリベンジ可能であることが判明。
「笹屋昌園」、楽天にまさかの出店・・・。
要冷蔵、日持ちは翌日までの『本わらび餅 極み』が通販で購入できるとは夢にも思いませんでした。「これなら家族にも分けてあげられるぞ」ということで、善は急げと帰りの新幹線車中から早速購入手続きまで完了!
楽天なので、買う手続きはとっても簡単。
4月25日に発注したのですが、最短納期は4日後の29日でした。人気商品でありながらも大量生産が難しいため、多少の順番待ちは覚悟する必要があります。
私は運よく待ちが短かったので、ゴールデンウィーク中のちょうど良い日程を押さえることができました。。
『本わらび餅 極み』1,728円(税込)です。
ただし送料別でしたので、ここから送料が上乗せになります。クール便なので送料もややお高いのですが、まぁ仕方ないですね。クール便があればこその『本わらび餅 極み』のお取寄せですから。
そして予定通り、2017年4月29日に『本わらび餅 極み』がクール便で到着しました。消費期限は「本日」です!急いで食べないと!!
京都で購入したのは「小サイズ」でしたが、こちらは通常サイズ。大きさ約2倍です。
「小サイズ」が200gだったのに対して、こちらの「通常サイズ」は420gと書かれています。
そして「小サイズ」だと付属するきな粉は「黒豆京きなこ」の1種類でしたが、こちらの「通常サイズ」には2種類付いてきます。
こちらは前回と同じ「黒豆京きなこ」です。今度はビジホではなく自宅なので、お皿に出しました(笑)。
こちらが「小サイズ」には付いていなかった「抹茶きなこ」です。
以下、公式ウェブサイトから引用させて頂きます。
宇治抹茶の甘みと香り、ほろ苦さ。通好みの、わらび餅になります。
押さえていますね。京都といえば抹茶スイーツという王道を楽しませてくれるに違いない、心憎い計らいです。
やはり、容器いっぱいに『本わらび餅 極み』が流し込まれています。
1回食べた(しかも5日前)ので、もう知っています。これ、デロデロしているヤツです(笑)。家族4人で突き出したらどんな光景になることやら。
写真がブレましたが「黒豆京きなこ」を付けてみたところです。今回は説明書きの通りスプーンを使用しています。1本あればなんとかなりそうだと判断しましたが、やはり2本あった方が取りやすいと思います。
「抹茶きなこ」。スプーンを使っても、きなこを満遍なくつけるのはかなり大変です。
みるみる減ってゆく『本わらび餅 極み』。
スライムみたいなので、子供は大喜びすること間違いなしです。
わらび餅の味を理解するの難しくない?
散々『本わらび餅 極み』の紹介をしてきて、今更何を言ってるんだって感じでしょうが、皆さんは本物のわらび餅の味って本当に分かります?
私は「わらび餅」や「くずきり」といった食べ物が好きなのですが、ただ「わらび餅やくずきりの繊細な味を感じ取れているのか?」と問われると、正直自信がありません。
今回食べた『本わらび餅 極み』ですが、さすがに100円くらいで売っているスーパーマーケットのものとは根本的に違うことくらいなら分かります。
ただ、混ぜ物が結構入っているけど本物っぽく仕上げた「なんちゃってわらび餅」を、それらしいお店で出されたら、恐らく「美味しい、美味しい」と言いながら食べちゃう気がします(笑)。
わらび餅って、今回紹介した『本わらび餅 極み』のように本物の蕨粉を使用して作られているものって、本当に少ないんですよね。それって、他の材料を使ってもバレにくい食べ物だからなんじゃないか、と勝手に推測しています。
やはり舌を研ぎ澄ますには、本物を食べ続けるしか道はありません。
今は本物のわらび餅を食べても「このわらび餅は本物の美味しいわらび餅だ!」と断言できる自信がないので、定期的に『本わらび餅 極み』を食べて味覚を鍛えたい、と決意した今回の京都旅行でした。
(^ ^)ではでは(^ ^)
↑記事内でもご紹介した『本わらび餅 極み』通常サイズ↑
↑これ、送料無料でおトク感あり、オススメです(ただし小サイズ)↑