【ブルーボトルコーヒー】2017年版コールドブリューボトルの使い方。簡単に使えて実用的!
こんにちは。コーヒーが大好き、こっつんこつめ(@naga516)です。
突然ですが、皆さんは「コールドブリュー(Cold Brew)」がどのようなものなのかをご存知ですか?
えっ!?聞いたことあるけど、実はよくご存知ない??
そうですよね。「コールドブリュー」を謳っているお店や商品は増えてきましたが、「コールドブリューとは一体何なのか?」をキチンと説明したものを、これまでに見かけた記憶があまりありません。
ならば私が説明しましょう!
「コールドブリュー(Cold Brew)」とは、コールド(低温)でブリュー(抽出)されたコーヒーのことです。
ホット(高温)でブリュー(抽出)されたコーヒーと比較すると、長時間かけてじっくりブリュー(抽出)されることにより、雑味やエグみが少なくなり、まろやかですっきりとした味わいとなるのが特徴。
2015年頃からニューヨークを中心に流行し始め、翌年の2016年には日本でも「コールドブリューブーム」が広がっています。
いかがでしょうか・・・。
この新たなコーヒーブームの到来だなんて、聞いただけでワクワクしてきませんか?
そんなコーヒー好きな皆さんへ向けて、今回はコーヒー好きを自認する私からコールドブリューを美味しく作る方法を紹介させて頂きます!
アイスコーヒーが好きじゃない人(実は私がそうです)でも、コールドブリューなら口に合うかも知れませんので、コーヒー好きなら是非お試しください。
特に真夏などの暑い時期には、冷蔵庫でキンと冷やした「コールドブリュー」が最高に美味しいですよ!
コールドブリュー = 水出しコーヒー
「コールドブリュー」を美味しく作る方法を紹介する前に、もう少しだけ「コールドブリュー」について補足させてください。
ぶっちゃけ「コールドブリュー」って、ここ最近になって急に発明された抽出方法でも何でもないんです。
日本でも、こだわりの喫茶店などでは、昔から「水出しコーヒー(ダッチコーヒー)」を提供しているところがたくさんあるのですが、「コールドブリュー」は「水出しコーヒー」と全く一緒です。
先ほどの私の説明から、すでにお気付きの人もいらっしゃったかも知れませんね。
一部のいい加減な記事等では「コールドブリューは、ニューヨーク(NY)発」などとか書かれていたりしますが、あくまで「コールドブリュー」という言葉がニューヨーク発なだけです。
「コールドブリュー」という言葉の響きがキャッチーで新鮮なので、どこかの仕掛け人が「コールドブリュー」という言葉に乗っかって、日本でも流行らそうという戦略的な何かがプンプンと漂ってきます(笑)。
なんて偉そうに語ってしまいましたが、別に構わないんですけどね。
「コールドブリュー」という新しい潮流に乗って、さらにコーヒーの美味しさが多くの人に広がるのなら、それでいいのではないでしょうか。
点滴式の抽出器具でコールドブリュー!
コールドブリューの作り方は幾つかありますが、ここでは点滴式の抽出器具によるコールドブリューの作り方をご紹介します。
ちなみに「抽出器具による作り方」と聞いて、「あっ、何か買わなきゃないならパス」なんて思われたかも知れませんが、ここでご紹介する抽出器具はお値段¥2,000程度とかなりリーズナブルです。
それでも「高いわっ!」という人には、後ほどもっと簡単に「コールドブリュー」を作る方法をお教えしますので、今しばらくお待ちください。
点滴式抽出器具 『iwaki ウォータードリップコーヒーサーバー』
今回ご紹介する「コールドブリュー」用の点滴式抽出器具はこちら、『iwaki ウォータードリップコーヒーサーバー』です。
こちらの製品、ちょっとググってみただけでもお分かり頂けるのですが、喫茶店やカフェなどをやられている「その道のプロ」からの評価がやたらと高い製品です。
実際に私も、訪れたカフェで何度か『iwaki ウォータードリップコーヒーサーバー』を使用して「コールドブリュー』を抽出しているところを目撃しています。
プロが商品として提供する「コールドブリュー」を作る際に、この『iwaki ウォータードリップコーヒーサーバー』を使用しているのですから、プロ仕様の製品と言っても過言ではないですよね。
これひとつで、約400ccの「コールドブリュー」を抽出することができます。
上部にセットした水タンクから、ゆっくりした一定のスピードでポタポタと水が落ちてきて、その水がコーヒー粉を通ることで、コーヒーが抽出されるというタイプになります。
水の落ちるスピードが遅くて「ポタポタ」と水玉状になって落ちてくることから、「点滴式」とも呼ばれています。
昔ながらの「水出しコーヒー」には、この点滴式抽出器具が用いられています。
同じタイプのものでも、高級品になるとコック等で水の落ちるスピードを調節出来たりするのですが、その手のものは値段が跳ね上がってしまいます。
そもそも、自分自身で適切なスピードを見極められるようになるためには、ある程度の経験を積まないと難しいので、初めのうちは『iwaki ウォータードリップコーヒーサーバー』のように常に決まったスピードで水を落とすタイプのもので問題ありません。
後々、こだわりが出てきたら、スピード調整可能な高級品を購入しても良いでしょう。
それでは、『iwaki ウォータードリップコーヒーサーバー』をパーツ毎に見ていきますが、先にすべてのパーツを正しくセットした状態を確認しておきましょう。
上の写真が完成形で、実際に抽出を開始直後の状態です。
こちらのガラス容器は1番下に当たる部分で、抽出された「コールドブリュー」を貯めるためのもの。
かなり大きくて容量もありますが、最上部に設置する水タンクの容量が450ccなので、このガラス容器が満タンになることはありません。
このカゴ状のものは、コーヒー粉を入れる部分になります。
底部が非常にきめの細かいメッシュになっています。
これにより、上の水タンクから落ちてきた水がコーヒー粉を通り、最後にメッシュ部分を通過することで、抽出された「コールドブリュー」がガラス容器へと落ちていく構造です。
こちらが、最上部にセットする水タンク。
底部に極小の穴が開けられているため、ポタポタと水が点滴のように落ちていく仕組みになっています。
先程ご説明した通り、水の落ちるスピードを調節するコック等は付いていませんので、好みのスピードに調節することは出来ません。
但し、底部の穴が詰まってしまうと、水の落下スピードが落ちてしまいます(そのような意味では、意図的に落下スピードをデフォルトよりも落とすことは可能です)。
改めて、これら3つのパーツを合体させるとこんな感じ。
と言いたかったのですが、コーヒー粉を入れるカゴ状のパーツが、この写真では逆さまですね(笑)。
申し訳ありません。
「コールドブリュー」を作ってみましょう!
それでは、実際に「コールドブリュー」を作っていきますね。
まずは、何はなくともコーヒー豆(粉)ですよね。
「コールドブリュー」完成品400ccに対して、使うコーヒー豆(粉)の量は40gです。
但し、あっさりすっきり(要するに薄め)仕上げたければ、少なめの30g程度にしておいた方が良いですし、逆に濃く抽出したければコーヒー粉を多めに投入してもいいでしょう。
挽き方(中細挽きか、もっと粗挽きか)によっても違ってくるので、こればかりは何度も試して好みを探るしかありません。
その過程を楽しむくらいの気持ちでいたほうが、最高に自分好みな「コールドブリュー」に巡り会う確率が高まるんじゃないかな、と思います。
コーヒー粉を、容器に投入します。
ここでは、テクニックは特に要りません。普通にコーヒー粉をこぼさないように投入するだけです。
1回あたり15ccの水を、コーヒー粉の上に3回に分けて注ぎ入れます。
その都度、お箸やマドラーなどで軽くコーヒー粉をかき混ぜてください。
そうしますと、コーヒー粉が粘土状になってしまいますが、特に気にしなくて大丈夫です。
次に、水タンクを上部にセットします。水の規定量は450ccです。
セットすると、すぐに水タンクの下の穴から水がコーヒー粉へと落下し始めますので、後はぼんやり眺めているだけで大丈夫です(笑)。
程なくして、こちらの写真のように抽出された「コールドブリュー」が、下のガラス容器に溜まり始めますので、放置して待ちましょう。
3時間経過した状況です。
今回は、コーヒー豆を中細挽きにして「コールドブリュー」を作りましたが、3時間後には抽出が完了していました。
コーヒー豆の挽き方にもよりますが、この『iwaki ウォータードリップコーヒーサーバー』を使うと、概ね2〜3時間くらいで抽出完了となります。
そして出来上がった「コールドブリュー」の量は約400ccです。
ちょっと計算が合わないですよね?
思い出してください。「水タンク」には450ccの水を入れたはずなのに、出来上がりは400ccなんです。
実は、差分の50ccはコーヒー粉に吸収されてしまった分です。
なんだか「そのくらい言われなくても分かっているわ!」という皆さんの心の声が聞こえてきました(笑)。
角度を変えて、やや上の方から覗き見たところです。
それにしても、抽出された「コールドブリュー」がいい色をしていると思いませんか?
抽出が完全に終わったら、「水タンク」と「コーヒー粉を入れていたカゴ状の部分」は外してしまって大丈夫です。
使い終わった各部は、しっかりと洗浄して次回の使用に備えておきましょう。
水タンクも「水を入れただけでしょ」とタカをくくって洗わないでいると、底部の極小の穴が目詰まりを起こしてしまいますので、油断しないようにお気を付けください。
さて、出来上がった「コールドブリュー」の保管方法についてですが、必ずしも冷やす必要はありません。常温でも大丈夫です。
冷やして飲む場合は、このまま冷蔵庫で冷やしてしまうのが楽チンです。
ガラス容器は結構大きさがありますので、小さい冷蔵庫だと高さが足りない場合があります。
その場合は、手間は掛かってしまいますが、コップに移して小分けにしてしまうのも一つの手です。
ちなみに、通常は室内の適当な場所で「コールドブリュー」を抽出することになりますが、いきなり冷蔵庫の中に入れて抽出しても、特に問題はありません。
(抽出された「コールドブリュー」の味に、多少の変化はあるかと思いますが・・・。)
但し、「水タンク」を装着するとかなりの高さになるので、一式セットした状態のままで収容できる冷蔵庫は、そうそう無いかと思います。