こんにちは!こっつんこつめ(@naga516)です。
先日、うちの息子(小6)が唐突に「船に乗りたい♪」と言い出したので、YouTubeでラフティングの映像を見せたら「これじゃない!!」と全否定されました。
ラフティング、楽しそうなのに・・・。
で、どうしようかなと思案していたら、たまたま訪れた「オーシャンテーブル」の近くで見つけてしまいました。「千葉港めぐり観光船」。
こっつんこつめ
これでいいじゃん!という訳で、早速乗ってきましたのでご紹介させて頂きます。
千葉港って、結局のところ「東京湾」なので海は全然綺麗じゃありません。魚の姿なんて見えやしない。
じゃあ何がいいのかって、工場ですよ!工場!!
千葉港には油送基地や製鉄所など、普段の生活では触れる機会のない施設がたくさんあります。
「千葉港めぐり観光船」は、それらの施設を船に乗って海の上から見学しましょう!という、ユニークな趣向の観光プランです。
「千葉港めぐり観光船」とは?
千葉中央ふ頭を、観光船に乗って約40分で廻るコースになっています。
毎日2回、11時30分出航・13時30分出航というスケジュールですが、荒天時は欠航するので要注意。
千葉港めぐりについて
千葉港は市川市、船橋市、習志野市、千葉市、市原市、袖ヶ浦市の6市に及ぶ大変広い地域からなっています。
『千葉港めぐり観光船』はその千葉中央ふ頭(千葉市)を約40分でまわってきます。
この間、高さ125メートルのポートタワーを遠く近く眺めながら、平成6年に開設されたコンテナターミナルや食品コンビナート、成田空港へのジェット燃料の油送基地、JFEスチール東日本製鉄所千葉地区などを見てまわります。そしてまた千葉港の歴史や港で働く人々、海上のルール、観光船から見える町の様子など、詳しく説明をしてまいります。
『千葉港めぐり観光船』は、他ではちょっとお目にかかれないユニークな工場めぐりの船の旅として注目を集めています。特に、小学生にとっては《生きた社会科見学コース》として大好評をいただいております。又一般の方にも、この国際貿易港を間近に実感していただけます。
【乗って楽しく、見て学べる観光船】ご利用お待ち致しております。〜公式サイトより引用〜
客定員 | 284名 |
出航予定時刻 | 11:30、13:30(毎日) |
欠航 | 強風、波浪、雨天などで欠航の場合あり |
乗船料 |
大人1,000円、小学生まで500円 |
15名以上の場合、団体割引あり | |
その他 | 日・祝は千葉ポートタワー展望台入館料とのセット割あり |
公式サイト | http://www.chiba-port.com |
注)当日の出航情報が公式サイトに掲載されているので、お出かけ前に確認されることをおすすめします。
このプラン以外にも、「幕張メッセ沖合遊覧プラン」や「納涼船プラン」「工場夜景クルーズ」などの魅力的なプランがありますので、詳しくは公式サイトをチェック!
海側からの写真になりますが、こちらの「ケーズハーバー」に船舶事務所が入っていて、チケットもここで購入します。
ちなみに、「ケースハーバー」にはシーフードレストラン「PIER-01」も入居しているので、乗船前後にここでお食事するのもいいですね。
左手に見えているのがチケット売り場です。
定員284名なので、欠航にならない限りは乗れなくなることは無さそうです。
観光船「あるめりあ」号のご紹介。
フェリーじゃないよ。
千葉港めぐりでお世話になりますのは、こちらの観光船「あるめりあ号」。
観光船というとやたらデコレーションされた船が多いですが、この「あるめりあ号」の無骨さ。イイですね!
外観だけでなく、内装もまるでフェリー。
夜の桟橋に停泊している「あるめりあ号」(別の日に撮影)。夜でも無骨な姿に変わりはありません。
「千葉港めぐり」の間は、デッキでも船内でもどこにいても構わないのですが、ハッキリ言って船内だと見える景色もガラス越しなので、あまり面白くありません。
なので、断然デッキがおすすめです。ただ冬は寒いに違いないので、服装には十分ご注意を。
かもめがヤバイ!
出港前から気になっていたんです、「なんかこの周囲だけ、かもめが多いな〜」って。
ズームして良〜く観察してみると、かもめの目ってなんか怖い。
いざ出航!と同時に、桟橋に戻るまでの40分間、ずーっと船についてくるかもめ達。
「あるめりあ号」が本当に大好きみたいです。
ずーっとついてくるので、写真を撮ると高確率で写り込んできます。最初は「わー、かもめかもめ♪」と喜んでいても、すぐに「かもめ邪魔!」ってなります。
あまりにも写り込んできやがるので、いつしかかもめを狙い始める私・・・。
遂には目が合ってしまいました。
なんて、実は船内で「かもめの餌(と称した、ただのカッパえびせん)」が販売されていまして、それ目当てでかもめが船に群がっているんです。
えぇ、すみません。うちも息子が欲しがったので買いました、「かもめの餌」。100円です。
カッパえびせんを手に持つと、かもめが手から直接奪い取りに来るので、かなりエキサイティング!
千葉港から見える工場群(写真ギャラリー)。
お待たせしました。ようやく本題の工場群です。
参考までに、撮影機材をご紹介しておきます。相変わらずの撮って出しです(一部補正あり)。
- ミラーレス一眼「X-T3」
- ズームレンズ「XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR」
- コンパクトデジカメ「X100F」
出航後、すぐに現れるのが「日本サイロ」。
このV字型のクレーン(複数台)は、何に使うのでしょう?カッコ良ければ、細かいことはどうでもいいんですけどね。
宇宙戦艦ヤマトを彷彿とさせるタンカーが見えてきました。
ここは成田空港で使われるジェット燃料基地です。外観もさることながら、「ジェット燃料基地」という言葉に萌え萌え。
もちろん、ジェット燃料基地ですから警備も抜かりなし。
ちなみに、私は高校卒業までこの埋立地周辺に住んでいたのですが、ジェット燃料の地上設備を警備するためにウルトラ警備隊みたいな車が巡回しているところをよく目にしました。
ここは石油貯蔵用のタンク群。
この周辺では災害が起きて欲しくないですね。
これまた思いっきり燃料系のタンカーですね。「LPG」ってデカデカと書かれています。
もう良くわからなくなっています、すみません。
タンクとパイプがいい感じ。
巨大な縦長のタンク群に萌え萌えです。
これもタンカーなんでしょうか?詳しい人、教えてください。
船体のかなりの部分が海面に浮いているように見えるので、やっぱりタンカーなのでしょうか。いい色してますよね。
この迫力!なんか怖い。
たぶん、旧川崎製鉄。今は「JFEスチール東日本製鉄所」千葉地区という名称です。
やはり千葉港の数ある施設の中でも、旧川鉄の迫力は群を抜いています。
一体何を燃やしてるいるのでしょう?コークス??
昔は、今の数倍規模で稼働していたという事ですから、ホント時代が変わりましたね。
(昔は、千葉市の小学生は必ず川鉄へ見学に行っているので、なんとなく記憶には残っている人も多いはず。)
もういっちょ旧川鉄。
港といえばコンテナも外せません。
この日はあいにくの曇り空でしたが、それでもコンテナは色鮮やかに写ってくれました。
こういう巨大クレーンも様々な場所に設置されていました。コンテナ用ですかね。
千葉港のシンボル、千葉ポートタワー。
今では、海の近くまでマンションが立ち並ぶようになりました(余計なお世話でしょうが、塩害は大丈夫なのかな?)。
ブイ。ここは「ちば」です。
そうこうしているうちに、気付けば40分が経過していました。
そして桟橋が見えてくる頃になると、どこに行ってしまったのか急に「かもめ」の姿がまばらに・・・。
終了間際になると、餌をもらえる確率が低くなると分かっているのでしょう。あいつら、かなり頭がいい。
ふりだしに戻る・・・。
船に乗って海から眺める千葉工場群。
これはおすすめ!
工場とか燃料基地って、当然のことながら警備がかなり厳しいので、地上側から眺めようとしても困難なケースがほとんどです。
成田空港のジェット燃料基地なんて、海も陸も年中パトロールしてますからね。
そんな千葉港の工場群も、船の上からであればかなり近くから見ることが出来るので、この手の建造物がお好きなら「千葉港めぐり観光船」おすすめです。
料金も高くない(大人1,000円、小学生まで500円)ので、気が向いたら是非どうぞ!
本記事では、工場群の撮影に50mm〜140mm(フルサイズ換算で76mm〜213mm相当)のレンズを使用しましたが、どうでしょう?
私としては、このくらいのズームレンズであれば海上からの工場撮影に全然問題ないかなと感じたので、宜しければ参考にしてください。
(^^)ではでは(^^)
「PIER-01」をご紹介しましたが、すぐ近くにある人気店「オーシャンテーブル」もおすすめです。
ここ、昼はブッフェスタイルのちょっと小洒落た感じのお店で、夜になるとアラカルト中心の洋風居酒屋チックなお店なんですが、小洒落ているだけでなく味もイケてます。
ただ、混んでますけどね。。。