こんにちは!蕎麦の繊細な味を理解するのには、まだまだ修行が足りていません。
こっつんこつめ(@naga516)です。
平日の休みを利用して、千葉県柏市の有名店「手打ち蕎麦 竹やぶ」さんを訪問してみました。
以前から行ってみたいとは思っていたのですが、特に蕎麦フリークでもない自分には「ちょっと敷居が高そうだな」と躊躇していたんですよね。
が、実際に訪れてみたら、フレンドリーで雰囲気の良いお店でした。
竹やぶさんは正直なところ、お蕎麦屋さんの中でもお高めなお店です。
ですが、本記事でご紹介させて頂く「そば三昧コース(税込3,240円)」は、蕎麦の魅力を堪能できる満足度の高いメニューでしたので、是非一度お試しを!と強くおすすめします。
手打ち蕎麦竹やぶは、手賀沼を望む丘の上の静かな場所に。
柏市といえば、千葉県内では千葉市・船橋市に並ぶ「都会トップ3」の街。(異論は認めません。)
しかし、竹やぶさんがお店を構える場所は、都会の喧騒とは縁遠い静かな雰囲気に包まれています。
蕎麦界の有名人、先代の店主「阿部孝雄氏」の手によって作られたお店までのアプローチは、なんとも表現しがたい独特な空気に包まれています。
右手には、手賀沼が見えているのですが、ちょっと分かり難いかも。
陶器のかけらのようなものが、壁面などにびっしりと埋め込まれています。
ちなみにこれらの写真は、すべて手賀沼側からのアプローチです。
お店のすぐ隣にある駐車場側からだと、お店の入り口まですぐなのですが、手賀沼側からだと長いアプローチを延々と登っていく必要があります。
もし車で来て駐車場に停めた場合は、帰りに逆側へ出てみましょう。この不思議空間は、竹やぶさんに来たら必見です!
竹やぶさんは住宅街にあって分かり難いので、車で訪問の際はカーナビ必須です。
こちらの写真、左手がお店への入り口で、右手に駐車場があります。
この駐車場で7台分のスペースが用意されていました。間隔は広く取られているので、隣の車とも適度な距離を保てます。
手前から7台分が竹やぶさんの駐車スペースで、それより奥の駐車場は停められません。看板が出ているので確認しましょう。
(今回は未確認ですが、手賀沼側にも駐車場があるようです。)
手打ち蕎麦竹やぶ、店内は落ち着いた雰囲気。
待ち合わせスペースも非常に凝った造りをしています。
店内は、いかにも蕎麦屋さんらしい和風スタイル。火鉢にやかんが掛けてありますが、実はこれ、ちゃんと火が入っています。(オブジェではありません。)
窓側の席は、手賀沼を眼下に手賀沼が見えるので気持ち良さそうです。(自分は逆側の席だったため、眺望は皆無でした。)
昼の12時ちょっと前に訪れたのですが、薄暗いためご覧の通り照明が灯っていました。
暖簾の先に少しだけ見えているのは、蕎麦やうどんなどのお土産品です。
竹やぶさんのオンラインショップで販売されている商品が、ここでも買えるようです。
千葉の柏に本店を置く「竹やぶ」は、手賀沼を一望する小高い丘の上にあり、竹林の涼に抱かれたその不思議な空間は、どこか隠れ里の風情を漂わせ、訪れる人を清閑な世界へと誘っている。
そこは、「竹やぶ」の先代の店主「阿部孝雄」が辿ってきた蕎麦との対峙の場であり、人生の想い出が刻まれた、 まさに手作りの”庵”である。
フランスのオートリーブという村にあるシェバルの城をモチーフにしたという古瓦を葺き、割れた皿やビー玉を埋め込んだアプローチや店の内装にいたるまで意匠のおもしろさが感じられます。
〜公式サイトより引用〜
手打ち蕎麦竹やぶの「《限定》そば三昧コース」
それでは、今回オーダーした「《限定》そば三昧コース」を、写真多めでご紹介します。
コースの内容は次の通りです。
- そばがき
- 田舎そば または せいろそば
- にし甘味んそば(小)
- 甘味
1日10食限定の「早いモノ勝ち」です!なる早でお店に向かいましょう!!
そば三昧コースを注文する場合、同じテーブル(組)の人は全員がそば三昧コースを注文しなければなりません。
そば茶
最初はそば茶が出てきました。
この日は、3月のまだ寒い日だったので温かいお茶が嬉しい・・・。(開店直後で、店内が寒かったというのもあります。)
竹やぶだけに、割り箸は竹製でした。(この写真では分からないですけど。)
そばがき
そばがきです。これが絶妙なねっとり加減で、蕎麦の香りもほんのり感じられて、とっても美味しい!
お蕎麦屋さんに行っても、そばがき注文する人って蕎麦フリークな人くらいだと思うのですが・・・。
竹やぶさんのそばがきは、必ず注文して欲しい!
見た目は、なんかもっさりしてるんですけどね。そばがきって。
竹やぶさんでは、そばがき専用で蕎麦の実をコーヒーミルで挽いているとのこと。
(お蕎麦用には、石臼で挽いています。)
このお箸で掴める適度なねっとり感がイイ。
そばがきは、単品で注文すると1,300円もするので、やっぱり「そば三昧コース」がおすすめです。
田舎そば
メインのお蕎麦は「田舎そば」または「せいろそば」から選びます。
今回は私と妻の2人だったので、せっかくだから違うものにしようと私が「田舎そば」、妻が「せいろそば」を注文してみました。
田舎そばです。
他のお店で田舎そばを注文すると、もっと太くて野暮ったいお蕎麦が出てくることがありますけど、竹やぶさんの田舎そばは上品な佇まい。
田舎そばは数に限りがあるので、やはり早めの訪問がおすすめです。私が訪問した平日ですら、開店から1時間足らずで終了していました。
ドアップにしてみました。蕎麦の殻のつぶつぶが見えますね。
毎日殻付きの玄蕎麦を石臼で手挽きしているとのこと。
こちらは、せいろそば。田舎そばよりも白くて透明感があります。
ドアップにしてみても、ツヤツヤしていて綺麗です。
ちょっと奥のせいろそばにはピントが合っていませんが、それでも違いは明らかです。
食べ比べてみたところ、夫婦揃って「竹やぶさんの蕎麦なら、田舎そばの方が好み」という意見で一致しました。
竹やぶさんの田舎そばは、喉越しもよく滑らかさもあってなおかつ蕎麦の風味も強いので、あまり蕎麦を食べ慣れていない私たちでも分かりやすい美味しいそばでした。
添えられている薬味も違っていたりと、細かいところを比べてみるのも楽しいです。
せいろそばと田舎そばでは、使う蕎麦の産地も違います。
そば湯は、さらっとしたタイプのもの。試しにそのまま飲んでみたら、蕎麦の味がダイレクトに感じられて大変美味!
濃厚なポタージュ系のそば湯が自分好みかと思っていたのですが、そのまま飲むのなら、竹やぶさんみたいなそば湯がベストかも、と考えを改めさせられました。
そばつゆは少なめでしたが、やや濃口なのと、そもそも蕎麦の量が多くないのでこれで十分。
にしんそば(小)
妻が「にしんそば、あんまり好きじゃないんだよね」と言っていたので、唯一心配だったメニューでしたが・・・。
ところが「このにしんそばは美味しい!」とのことで一安心。
竹やぶさんでも、こちらのにしんそばはかなり自信のある一品のようです。
おかみさんが「10升の日本酒を使って一週間炊き上げているから、柔らかい」と力説して下さいました。
ピンボケお許しを。こんな柔らかいにしんそば初めて。もちろん味も文句なし!
水あずき
ラストの「甘味」に密かな期待をしていましたが、出てきたものは「水あずき」という水羊羹っぽいものと「煎茶」でした。
もっと見栄えのするスイーツを期待していたので、「ま、お蕎麦屋さんのスイーツなんて、こんなものか」と思いながら一口食べると、これが個人的には大ヒット!
普通の水羊羹よりも全然柔い、この水あずき。
なんなんでしょう、程良い甘さがあずき本来の味を引き立てるような・・・、うまく表現できませんが和菓子(あんこ)好きなら誰もが唸るのでは。
良い意味でのサプライズでした。
手打ち蕎麦竹やぶのおすすめポイント
- 落ち着いた雰囲気の店内。不思議なアプローチは一軒の価値あり!
- 「そば三昧コース」は普通のお蕎麦だけでなく、そばがき、にしんそばなど多くの種類が楽しめる!
- 蕎麦界のレジェンド、阿部孝雄氏が開いたお店!
手打ち蕎麦竹やぶ(柏本店)の口コミ
- 食べログ:3.65点(レビュー164件)
- Google:4.0点(レビュー129件)
- トリップアドバイザー:4.0点(レビュー14件)
有名店らしく、特に食べログは点数も高いですね。
レビュー件数が多くてとても読み切れませんでしたが、「量が少ない」という意見が多いです。
あと、やはり蕎麦に関してはうんちく語る人が多いこと多いこと笑。
総括:蕎麦は高級品。手打ち蕎麦竹やぶでクオリティの高い蕎麦メニューを堪能しましょう!
この記事を上の章まで書いたところで、食べログなどのレビューを読んでみたところ「蕎麦は元々は庶民の食べ物なのに、値段は高いし量は少ないしけしからん!」という論調の意見をいくつも見かけました。
果たしてそうですかね?
私は自分でそば打ちをした経験はありませんが、かなり手間がかかると聞いています。
確かに、竹やぶさんの蕎麦はお値段が高くて量は少ないです。お腹いっぱい食べようとすると、5,000円くらい必要かも知れません。
けど、間違いなく美味しい。コストパフォーマンスはどうかと思いますが、最近は蕎麦をあまり食べなくなった私でも、良さが十分わかるお店です。
やはり名店と言われて、今も繁盛しているお店には、それだけの理由がありますね。
高いけど、それでもおすすめできる名店です。
(^^)ではでは(^^)
手打ち蕎麦竹やぶの営業時間・場所など
店名 | 手打ち蕎麦竹やぶ 柏本店 |
営業時間 | 11:45 〜 20:00(L.O.19:30) |
※そばがなくなり次第終了となります。 | |
※冬場12月〜3月は夕方17時まで | |
※当日15時までに予約すれば夜営業も可能 | |
定休日 | 木曜日(祝日の場合は営業) |
住所 | 千葉県柏市柏1144-2 |
TEL | 04-7163-9838 |
予約 | 5,000円以上のコース料理のみ予約可能 |
タバコ | 完全禁煙 |
クレカ | 利用不可 |
駐車場 | あり |
公式HP | https://takeyabu.co.jp |