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【駿河屋/成田】稀少な「大井川共水うなぎ」が食べられる老舗の鰻店

駿河屋(成田)

うなぎ断ちをしばらく続けていたのですが、とうとう誘惑に負けました。こっつんこつめです。

先日、成田山公園にて少し遅めの紅葉狩りを楽しんできたのですが、成田山といえば千葉県随一の鰻店密集地帯。

そのまま素通りできるほど人間が出来ていません!

という訳で、この界隈でNo.1と評される「駿河屋」さんにて、稀少な「大井川共水うなぎ」を食べてきました。

元々お高い鰻の中でも高級ブランドである「大井川共水うなぎ」に手を出すのは、庶民な私にとって一生に一度あるかないかの一大イベント。

こっつんこつめ

じっくり堪能させて頂きました。
勇気を出して、一度はその甘美な味わいに酔いしれるのも一興です。

っていうか、また食べたいのですが・・・。超困る。

 

「駿河屋」へのアクセス

「駿河屋」は、成田山総門(入り口といった方が分かり易いですかね)のすぐ隣です。

 

電車の場合は「JR成田駅」「京成成田駅」から徒歩になりますが、参道に連なるお店を眺めながらをブラブラ歩いていれば、そのうち駿河屋に到着します。

車であれば、参道にある市営駐車場(コインパーキング)に停めるのもいいですし、成田山総門近くの民間駐車場を利用すると、駿河屋にも近くて便利です。

 

「駿河屋」の営業時間・定休日など

  • 営業時間:10:00 〜 16:30(L.O.)
  • 定休日 :木曜日(年始は店舗HPを確認)
  • 住所  :千葉県成田市仲町359 ※成田山新勝寺総門脇
  • TEL  :0476-22-1133
  • カード :利用可
  • タバコ :完全禁煙
  • 予約  :不可
  • 店舗URLhttp://www.surugaya-unagi.net/index.html

 

何もない平日は、お昼時でもすぐに通してもらえますが、休日は混雑することが多く整理券での順番待ちになります。

駿河屋では、注文を受けてから鰻を焼き始めるので、時間に余裕を持っての訪問をおすすめします。

 

「駿河屋」のメニュー。鰻が中心ながら一品料理も充実

2019年12月時点のメニュー表です。

念のため、「お食事」と「一品料理」はテキストでもメニューを記載しましたので、写真のメニューが見え辛い場合は、そちらをご覧ください。

 

お食事

・うな重(きも吸付) ・・・ 3,450円

・特上うな重(一尾半 きも吸付) ・・・ 4,800円

大井川共水うな重(きも吸付) ・・・ 5,700円

・鳥重(吸いもの付) ・・・ 1,500円

・蒲焼 ・・・ 3,100円

・白焼 ・・・ 3,100円

・特上蒲焼(一尾半) ・・・ 4,450円

・特上白焼(一尾半) ・・・ 4,450円

・共水蒲焼 ・・・ 5,350円

・共水白焼 ・・・ 5,350円

一品料理

・鰻煮こごり ・・・ 900円

・鯉のあらい ・・・ 900円

・鯉こく ・・・ 900円

・鯉竜田揚げ ・・・ 900円

・川海老唐揚げ ・・・ 550円

・焼き鳥 ・・・ 950円

・だし巻玉子 ・・・ 550円

・お新香 ・・・ 600円

・れば奈良漬 ・・・ 400円

・骨せんべい(カレー味) ・・・ 400円

・あばら身南蛮 ・・・ 400円

・う炊き昆布 ・・・ 400円

MEMO
価格は全て「税抜」です。

 

「大井川共水うな重」(5,700円)で、鰻本来の旨味を堪能!

冗談でなく隣に書かれている「鳥重」1,500円にも惹かれたのですが、それは次回に置いておくとして、今回は「大井川共水うな重」5,700円を注文しました。

 

ちなみに「大井川共水うなぎって何なの?」と疑問に思っている人もいらっしゃるかと思いますので、駿河屋ホームページより説明書きを引用させて頂きます。

生産量が少なく全国でも一流のうなぎ店でのみ味わえる幻のうなぎ・共水うなぎを使用しております。

共水うなぎは、大井川の南アルプス伏流水と厳選された飼料によって育てられ、薬品類は一切使用しておりません。天然鰻にしかない甘い香りと味を養殖鰻で唯一もたせることに成功しました。

栄養価の高い脂は体組織の25%も占めていますが、しつこさは全く感じられません。肉が厚くて脂肪の層が全体に広がっているので、口の中でとろける感じがします。

他の一般養殖鰻にはない本物の味・風味・舌ざわりが堪能できると思います。

〜公式サイトより引用〜

普通の鰻でも「注文してから25分待ち」と言われていましたが、大井川共水うなぎは「注文してから40分待ち」との事。

こっつんこつめ

ここまで来て、後には引けません!待ちます、40分くらい。全然問題ありません。

 

予め用意されていた、少しリッチなお手拭きなどを眺めながら「大井川共水うなぎ」の到着を待ちます。

 

ほぼ40分で、念願の「大井川共水うな重」がやって参りました!

うな重・きも吸い・お新香のシンプルなセットです。

 

さすがに見た目だけでは、他の鰻との違いはわかりません。ただ、端がクルンと曲げられているところに、少しお得感があるような。。。

 

食べます。

おー、しっかりタレの色が付いていますが、味付けは意外と淡白。

鰻の蒲焼といえば、食欲をそそる香ばしさが思い出されますが、駿河屋の大井川共水うな重は香ばしさも控えめに感じます。

醤油は下総醤油、みりんは三河味醂の白九重味醂を使用。

いずれも老舗の匠の手による、伝統の製法でつくられた最高級品です厳選材料と職人の確かな味覚によって受け継がれてきた、秘伝のタレをご賞味ください。

〜公式サイトより引用〜

そして、確かに普通の鰻と比べると、鰻独特の香り(臭みと言った方が正解でしょうか)が少なく、上品な甘味を感じます。くどさは全くありません。

引用させて頂いた説明書き通りです。

 

鰻といえば山椒ですよね。けど、大井川共水うなぎは臭みがないので、山椒はかけない方がいいのかな、とも思いつつ。。。山椒大好きなので、念のため確認してみました。

そしたら、この山椒が素晴らしく香り豊か!

お店の人の説明によると、和歌山県産の最高級「ぶどう山椒」との事で、これは試さない訳には行きませんよね。

山椒を全体にかけてしまうのは勿体ないので、時々、一口サイズに区画割した鰻の上に少しだけ。

これは山椒好きには堪らない鮮烈さ!

 

ぜひ手に入れたい、と思っていたらお店で買うことが出来ました。
山椒好きなら買って損はありません!

駿河屋

これまでは京都へ行った時に「原了郭」で買っていたのですが、今後は駿河屋さんにします。

 

私、漬物類はあまり食べないのですが、駿河屋は漬物(お新香)まで美味しい!

成田山には漬物屋さんも多いので、駿河屋で作られたものなのか、他の漬物屋さんのものなのかは確認しそびれましたが、いずれにせよ美味しい。

 

きも吸いです。

肝心の肝(狙ってません笑)が写っていなくてすみません。説明するまでもなく、大振りで立派な肝が入っていました。

厳選された鰻、山椒は最高級品、タレに使われている醤油などもこだわって選んでいる駿河屋。

美味しいに決まってる。

 

「駿河屋」の雰囲気

店先では、黙々と職人さんが鰻を捌いています。

その近くでは、別な職人さんが炭火を調整されていました。

 

1階はテーブル席。

人気店だけあってお客さんの出入りが多く、2階席と比べると騒がしい雰囲気です。

 

今回通された2階席。畳敷きの部屋にローチェア・ローテーブルが配されていて、座りやすく雰囲気もいい感じ。

2階には他にも部屋があります。どこに通されるのかはその時次第でしょうが、2階のこの部屋がロケーション的にはベストかと思います。

 

参道を眺めながら鰻を食べていると、成田だなぁとしみじみ。

 

窓からは成田山新勝寺も見えます。

 

総括:素材も製法も一級の鰻店「駿河屋」。成田山の鰻店選びは予算に応じて。

食べログ見たら、今年(2019年)も鰻名店100選に入っていますね、駿河屋さん。

「写真撮ってもいいですか?」と伺ったところ、「いくらでも撮ってください。バンバン宣伝してもらえると嬉しいです」と、ブロガーには嬉しいお言葉。

こっつんこつめ

老舗店なので写真嫌がられるかも、と思って聞いてみましたが、お店の人優しい・・・。

味良し、雰囲気良しの文句ない名店です。

 

あとは、懐具合との相談になるかと思いますが、奮発できるのであればぜひ「大井川共水うなぎ」を食べてみてください!

妥協のないお店で食べる最高級食材は、やはり一味も二味も違います。

(^^)ではでは(^^)