2019年2月28日、中目黒にオープンした「スターバックス リザーブ®︎ ロースタリー東京」。
オープン直後から「大混雑で入店すらままならない状態」との情報が、絶えずTwitterなどで流れてきていたので、はやる気持ちを抑え人出が落ち着くのを待ち続け、約半年後の2019年9月に満を持しての初訪問。
有名建築家である隈研吾氏が携わった4階建ての新建築とあって、正直ワクワク感が止まらない。
ここから先は言葉よりも写真中心で、「スターバックス リザーブ®︎ ロースタリー東京」が既存のスタバとは別次元の店舗であることを、お伝えしたいと思う。
外観がスタイリッシュ
路地を挟んですぐ隣は、桜並木で有名な目黒川。
住宅地に忽然と現れた4階建の建物は、ガラスと木が融合したスタイリッシュな外観で、隈研吾氏らしさ全開。
表参道あたりにあっても注目を浴びそうなデザインにも関わらず、中目黒の住宅街にも違和感なく溶け込んでしまうあたりが、さすがとしか言いようがない。
ガラス張りで中の様子が伺えるものの、光の反射でハッキリとは見え難いため、これから訪れる店内への期待感が損なわれることはない。
建物の大きさからすると、こじんまりとした印象を受けるエントランス。
ただ、意外と出入りは多くないので、店先での記念撮影も問題は無し。
混雑時は整理券配布あり
混雑時は入場制限が行われるため、最初に整理券配布場所へ。
目黒川沿いを、「スターバックス リザーブ®︎ ロースタリー東京」本体のエントランスからドンキホーテ方面へ進むと、すぐ隣が整理券配布場所となっている。
整理券を受け取った後は、そのままこの場所で待機するもよし、隣のドンキホーテで時間つぶしなんてこともあり。
車の場合は、お隣ドンキホーテの駐車場が便利
利用料金:10分100円
1,000円の買い物で1時間無料。
3,000円の買い物で2時間無料。
アミューズメントパーク?言うなればスタバランド!
店内に一歩足を踏み入れた瞬間、その広さに誰もが圧倒されるだろう。
そもそも、コーヒー類を注文するためのカウンターがどこにあるのかも良くわからない。
とりあえず入ったすぐのところに行列ができていたので並んだところ「先に座席を確保した方がいいですよ」と促されたので、1階をウロウロして適当な場所を確保。
(後から店内を探検して知ることになるが、座席は1階よりも2階〜4階の方が空いている確率が高い)
偶然ぽっかりと、両隣を2人連れに挟まれたところに1人分だけ空いていたカウンター席に腰を下ろすと、すぐに店員さんがメニュー表とお冷を出してくれたのだが、実はこれ水ではなくてスパークリングウォーター。
渡されたメニュー表は「スターバックスリザーブ®︎」のもので、結局入り口付近の行列はなんだったのか不明・・・。
良く良く店内を見渡してみたが、通常のスタバのようにメニューの掲示されているボード類が「スターバックス リザーブ®︎ ロースタリー東京」では全く見当たらない。
ネットで調べてみようかとも思ったが、ぜひもう一度訪れたいので、敢えて今は調べず再訪問時にじっくり確認しようと思う。
新入荷の「エクアドル ロハ」。淹れ方もいくつかの中から選べるようになっているので、今回はサイフォンを選択。
サイフォンを選んだのは、たまたま座ったカウンター席の目の前に、サイフォン用の設備が並んでいたから。
「スターバックスリザーブ®︎」では、豆を挽いた後に「まずは香りを楽しんで」と、上記写真のような状態で自分の注文したコーヒー豆が(挽いた状態で)渡されるのが面白いところ。
選んだコーヒー豆のカード(エデュケーションカード)をもらえるところも、「スターバックスリザーブ®︎」ならでは。
裏面にコーヒー豆のスペックや特徴が記載されているので、抽出される間にこれから飲むコーヒーの情報をインプットしておくと、より深くコーヒーを味わえる(かも)。
個人的には、サイフォン式抽出方法に思い入れがあるわけではないけど、サイフォン式は見ていて楽しい抽出方法だ。
特に、目の前で淹れてもらえるとなれば、やっぱりサイフォン式を選びたくなるのは正常な感覚だと思う。
火から下ろした後、さりげなく目の前にサイフォンを置いてくれるところも、演出上手なスタバらしいところ。
スターバックスリザーブ®︎専用カップに注がれて完成。
座席についてからここまで20分以上と、混在時はそれなりに時間が掛かるので時間のない人は要注意。
後述するけど、「スターバックス リザーブ®︎ ロースタリー東京」をくまなく見て回りたい場合、下手すると半日以上は滞在時間を要する可能性あり。
時間に余裕を持っての訪問をお勧めする。
これで1杯1,060円(税抜)。
確かに良い豆を使っているのだけど、それでも1杯1,000円超えは普通の感覚だとお値段高め。
にも関わらず、「スターバックス リザーブ®︎ ロースタリー東京」でこの料金を見せられても何故か高いと感じないのは、ここがコーヒーのアミューズメントパークのような雰囲気に満ちているからだろうか。
この場所が「スターバックス リザーブ®︎ ロースタリー東京」であることを象徴する、巨大な焙煎機とコーヒー豆。
桁違いの大きさと量に圧倒される。
店内を見上げると、縦横無尽に張り巡らされたパイプに目を奪われる。
このパイプを通って店内各所に焙煎されたコーヒー豆が運ばれていくとのこと。決して只の飾りではないところが、スケールの大きさを物語っている。
高さ約17メートルを誇る巨大なキャスクが、4階建ビルの吹き抜けを通じて最上階に届く姿は、圧巻の一言。
これ、2019年時点で世界最大。
マットブラックに塗られたエスプレッソマシーンが渋い。
ウッドハンドル仕様のナイトロコールドブリュー用サーバー。
サイフォンも6台完備しているところからも「スターバックス リザーブ®︎ ロースタリー東京」の来訪者数の多さを裏付けている。
完全に規格外。
どこに何があるのかがほとんど分からないので、自分の足で巡るしかないのだが、それがまた楽しい。
イタリアンベーカリー「プリンチ」。
種類はあまり多くはないが、コーヒー・紅茶のお供には1から2つもあれば十分かな。
今回は時間の関係でベーカリーは素通りしてしまったので、次回の課題に。
階段の踊り場にある壁面にも様々な趣向が凝らしてあり、1F〜2Fの間には無数のカップが埋め込まれたデザイン。
「スターバックス リザーブ®︎ ロースタリー東京」では、次々と撮影スポットが現れるので、写真好きの嬉しい悲鳴が聞こえてきそう。
2Fは「ティバーナ™️」(紅茶)のフロア。
ここ目当てであれば、1Fはスルーして直接2F「ティバーナ™️」へどうぞ。
もちろん販売(持ち帰り)コーナーも用意されているので、気に入った茶葉を購入することも可能。
「ティバーナ™️」で一際目立っていたのが、抽出器具である「スチームパンク」。
これもまたスタバらしい凝った演出で、見ているだけでも特別感を味わえるようになっている。
2F〜3Fへの階段を登ったところに現れる、コーヒー豆のエデュケーションカードを使った壁面アート。
3Fと4Fにはテラスが用意されているので、気候が良ければテラスで過ごすのも気持ち良いだろう。
3Fはカクテルバー「アリビアーモ™️バー」。
コーヒーや紅茶をベースとした、様々なオリジナルカクテルが楽しめるので、ぜひ夜に訪れてみたい。
今回訪れたのは昼間であったが、それでも大勢の人がカクテルを片手に想い想いの時を過ごしていた。
カクテルのベースとなるコーヒー類の抽出方法は、置かれている器具をみる限りでは、通常と変わらない模様。
最上階となる4階は「AMU(アム)インスピレーションラウンジ」。
と言われても、何をするところなのかは良く分からず仕舞い。
ただ、ここにも焙煎機が設置されていたので、何かを行う場所であることには間違いなさそう。
ベルトコンベアーのようなものの上を、パッキングされたコーヒー豆が流れてくる。
これが全国のスターバックス各店舗へ配送されるのだろうか。
ここが日本であることを象徴する「桜」をモチーフにした銅板が、華やかな雰囲気を演出している。
カメラを向けたら目が合ってしまったのだけど、会釈で返してくれるところがやっぱりスタバライク。いい人。
4階から吹き抜けを覗き込んだ図。万が一カメラを落としたら大惨事なので、吹き抜けの外から撮影。
1階には物販スペースには、ここでしか手に入らない品も用意されているので、スタバファンは札束を握りしめて訪れるべきだろう。笑。
私もお勧めしている、家庭用コーヒーグラインダーのスターバックスリザーブ®︎仕様を発見。
この値段。。。通常版が2台買えてもなお釣りがくるレベル。スタバ信者かどうかの踏み絵にちょうど良い商品。(自分は、通常盤で。。。)
これは2階で見つけた、カキモリとのコラボコーナー。センスGOOD!
総括:
スターバックスリザーブロースタリー東京は、スタバのテーマパークだ!
飲食したのはコーヒー1杯のみ。全フロアを散策しながら写真撮影していたとはいえ、所要時間は2時間超。
これで2階の「ティバーナ™️」でティータイムを過ごし、3階でカクテルでも飲んだ日には、一体どれだけ時間が必要になることやら。
ここは只のカフェではない。今のスタバ全てを体感することができるテーマパークと言っても過言ではないだろう。
「通常メニューはあるのか?」「ベーカリーのパンの味はどうなんだ?」などなど、「スターバックス リザーブ®︎ ロースタリー東京」にはまだまだ自分にとって謎多き場所。
敢えて調べることはせず、また訪れた際に疑問を解き明かしていきたい。
「スターバックスリザーブロースタリー東京」
営業時間・地図など
店名 | スターバックスリザーブ®︎ロースタリー東京 |
営業時間 | 7:00 〜 23:00(L.O.22:30) |
定休日 | 不定休 |
住所 | 東京都 目黒区 青葉台2-19-23 |
TEL | 03-6417-0202 |
アクセス | 池尻大橋駅/東口・南口(東急田園都市線) 徒歩14分 |
中目黒駅/出入口(東急東横線、東京メトロ日比谷線) 徒歩14分 | |
駐車場 | なし(隣のドンキホーテ有料駐車場が便利) |
その他 | 混雑時は整理券配布(1人1枚必要) |
店舗URL | https://www.starbucks.co.jp/roastery/ |