コーヒー大好き、こっつんこつめ(@naga516)です。
少し前に「アメリカで、ビールみたいに”表面が泡で覆われたコールドブリューコーヒー”が流行っている」という噂を聞いたことはあったのですが、あっという間に日本にも上陸していました。
私がこの新しいコーヒーを目にしたのは、ご存知スターバックスコーヒー。相変わらず仕事が速い!
商品名は『ナイトロコールドブリューコーヒー』(Nitro Cold Brew Coffee)と言います。
物珍しさもあり、さっそく一杯飲んできました!ので、レポートしたいと思います。
まるでビールのようなナイトロコールドブリューコーヒー。注ぎ方も見た目もインパクト抜群です!
ナイトロコールドブリューコーヒーとは?
ちょっと名前が長いですよね。分解すると、こんな感じです。
- ナイトロ(ニトロ):窒素
- コールドブリューコーヒー:水出しコーヒ
難しい単語がやたら並んでいますが、簡単に言うと「窒素が入った水出しコーヒー」ですね。
炭酸(二酸化炭素)ではなく、窒素です。ここ重要なので憶えておいてください。
「コールドブリューコーヒー」は、水でじっくりと時間をかけて抽出したコーヒーのことで、お湯で抽出したコーヒーを冷やして作る「アイスコーヒー」とは、作り方が異なります。
この両者、同じコーヒー豆を使ったもので飲み比べると「コールドブリューコーヒー」の方が美味しいです。
アイスコーヒー独特のエグさがなくなり、旨味だけが残ってまろやかになるので、普通のアイスコーヒーより断然オススメ。
家でも簡単に作れるので、よければ以下の記事を参考にしてください。
【ブルーボトルコーヒー】2017年版コールドブリューボトルの使い方。簡単に使えて実用的!
さて、そんな美味しいコールドブリューコーヒーに、窒素を入れたパワーアップ?させたナイトロコールドブリューコーヒーですが、
言葉で説明してもなかなかお伝えすることが難しいので、まずは実物をご覧ください。
これはビールか?
タップから注ぐのがナイトロコールドブリューコーヒー流
このスタバには似つかわしくない装置こそ、ナイトロコールドブリューコーヒーのキモとなる専用サーバーです。
タップのこの感じが、素人目には完全に生ビールサーバー。
ただ、淹れるときは生ビールのようにグラスを斜めにしながら・・・、なんてことはなくて、グラスをポンと置くだけであとはグラスに満たされるのを待つだけ。
勢いは生ビールと比べると、かなりスローです。
きちんと測定しませんでしたが、注ぎ終わるまでに30秒以上は待った気がします(Tallサイズ)。
この生ビールサーバーみたいな装置を使って淹れている時点で、「ナイトロコールドブリューコーヒー、何だか良く分からないけどとにかく凄い!」と、私のテンション上がりまくりでした。
ついついフレンドリーな店員さんに、色々とナイトロコールドブリューコーヒーについて訊き過ぎて、仕事の邪魔をしないよう気を付けましょう。
これは黒ビールか?
泡で覆われたナイトロコールドブリューコーヒー
こちらが出来立てホヤホヤの『ナイトロコールドブリューコーヒー』(Tallサイズ)です。
この時点で一つ、大いに気になるところがあったのですが、それは後程。
黒ビールというよりはコーヒー牛乳に近い色に見えるかも知れません。
実はこれ、とても微細な気泡(窒素)が対流しているので、多少白っぽく見えているんです。
この対流しているときの気泡の動きがかなり面白くもあり、綺麗なのでぜひ実物で確認して頂きたいです。
時間が経つにつれて、気泡がだんだんと上へと登っていきます。
この写真だと、下の方から気泡がなくなってきて本来のコーヒーの色が見えてきました。
まだ上の1/3くらいのところまでは気泡が残っているので、グラデーションがとても綺麗。
しかし、このビジュアル。黒ビールと言われても、疑う人がどれだけいるでしょうか?
・Short:480円
・Tall :520円
いずれも税抜価格です。
泡効果でさっぱり味!
ナイトロブリューコーヒーは苦味少なめ
それでは、実際に飲んでみての感想を列挙します。
1.見た目はビールなのにシュワシュワしていない
2.泡(窒素)効果なのか、苦味が少なくマイルドな味わい
3.味よりもインパクト重視のコーヒー
4.泡が最後まで消えねー!
まず、見た目は黒ビールですが、味は完全に別物です。(当たり前か)
泡立ってはいるものの窒素なので、炭酸のようなシュワシュワ感はありません。炭酸の刺激を期待していると拍子抜けするので、勘違いしないようご注意ください。
そして、口当たりがとってもマイルドで苦味が和らいでいます。どういう仕組みなのか分かりませんが、きっと窒素の泡の効果なのでしょう。
マイルドを超えて、「さっぱり」している印象です。
濃い目のコーヒーが苦手な人で、けど冷たいコーヒーが飲みたいという時にはナイトロコールドブリューコーヒを選択するのが最良手だと思います。
こっつんこつめ
その反面、コーヒー好きからするとマイルドになり過ぎている感は否めません。
泡が邪魔して、コーヒー本来の旨味が分かりにくくなってしまったのかも?
ベルベットのような、なめらかな味わい
コールドブリュー コーヒーに窒素ガスを加えることで、まろやかな口あたりとクリーミーな味わいが生まれます。
〜公式サイトより引用〜
あと、泡がきめ細やかなので、最後まで無くなりません。
まだ、ある。
ここまできても、まだなくならない。
もはや、泡だけ残った感じ。
最後に残ったコーヒーと泡を飲み干しました。泡は美味しいと言えるほどでもなく、無理して飲む必要はなかったかも。
ここが不満。イメージ図と違う!
ナイトロコールドブリューコーヒーは見た目重視の商品だと感じたので、ここは言わせて欲しい!
(なんて、勢いよく書き出したものの、大した話ではないのですが・・・)
こちらは、お店に掲示してあったナイトロコールドブリューコーヒーの、商品イメージ図です。
雰囲気抜群で、つい注文してみたくなりますよね。
注がれた直後のナイトロコールドブリューコーヒー。
何かが違うと思いませんか?
良〜く見比べてもらえれば分かると思いますが、イメージ図の方はビールのようにグラスの表面ギリギリまで注がれているんです。
実物はというと、こぼさないようにと気を使っているのかどうなのか分りませんが、かなり余裕を残した状態で終わっています。
もっとグラスの表面ギリギリまで注いで欲しかった!
以上です。
ナイトロコールドブリューコーヒー。面白いから飲んでみて!
なんだかんだ言いながらも、ナイトロコールドブリューコーヒー楽しかったです。
こういう大掛かりな機械を導入できるあたりが、スタバの凄さですよね。
調べてみたところ、2018年9月13日時点で全国77店舗+スターバックスリザーブ5店舗の、計82店舗で取扱いがあります。
もし近くのスタバで取扱いがあったら、試してみる価値はあると思います。
個人的には、普通のコールドブリューコーヒーの方が好みでしたが、味覚は人それぞれですのでナイトロコールドブリューコーヒーの方が口に合う人もいるはず。
私も、もう一度だけ試してみたいと思っています。
最後に。
入れ物は「グラス」と「プラスチック」が選べますが、この商品は見た目がとにかく重要なので「必ずグラスを選ぶこと」を強くオススメします。
持ち帰りにするなど、論外です。
(個人的な主観ですので、お気になさらないようお願い致します。)
(^^)ではでは(^^)