皆さん、こんにちは。こっつん(@naga516)です。
ここ3ヶ月、他のコーヒー店開拓に情熱を注ぐあまり、すっかりご無沙汰していた「珈琲豆蔵(鎌ヶ谷)」。
珈琲豆蔵のコーヒーをしばらく飲んでいなかったことから禁断症状に襲われてしまいまして、久々に「珈琲豆蔵」を訪れてみました。
そして、改めて珈琲豆蔵のコーヒーを味わってみると、やっぱり美味しいんですよねぇ。
結局、今回の他店開拓でも珈琲豆蔵と同等レベルのお店に出会うことは叶いませんでしたが、比較するのが間違っているのかも知れません・・・。
マイフェイバリットNo.1,No.2はこれ!
年明け早々に珈琲豆蔵を訪れると、嬉しいことに私の好きな銘柄No.1,No.2が販売されていました。
コーヒー豆は果物と同じく季節物なので、一年中同じ銘柄のコーヒー豆が入手出来るとは限りません。
特に、この後ご紹介するNo.2の方は販売期間が短いので、両方ゲット出来るなんて幸先良すぎて、逆に不安になってきました。
マイフェイバリットNo.1,No.2がこちらの銘柄です。
右側がNo.1で、僅差のNo.2。
No.1は過去にもご紹介したかと思いますが、『イルガチェフェG1ナチュラル ウォテ』です。こちらは比較的長い期間販売されていますが、それ故に無くなった時のショックは計り知れないものがあります。
ちなみに、最近は色んなところでイルガチェフェの名前を見かけるようになりましたが、イルガチェフェでもピンキリなのでご注意を。
更に言うと、ナチュラルとウォッシュドでは味と香りが別物と言っていいくらい違います。珈琲豆蔵でもナチュラルが無くなるとウォッシュドが販売されるケースがありますが、個人的にはナチュラルじゃないと嫌。
とにかく本物のイルガチェフェは、誰が飲んでも一発で他のものとの違いが分かるくらいフルーティー。珈琲豆蔵を初めて訪れた人には、絶対に選んで欲しい銘柄です。
ブルマン譲りの『東ティモール レブドゥ・レテン』
さて、今回ご紹介したかったのはこちらのNo.2に挙げた『東ティモール レブドゥ・レテン』になります。
最近注目されるコーヒー店はサードウェーブ系ばかりですが、珈琲豆蔵で販売されている珈琲はサードウェーブ系のような浅煎りではなく、中煎りから深煎りが中心です。
そんな珈琲豆蔵のラインナップにおいて、この『東ティモール レブドゥ・レテン』はかなり異色を放っています。サードウェーブ系ほどではありませんが、かなり浅煎りに近い焙煎度合いなんです。
私はどちらかと言えば浅煎りよりも中煎りくらいのものが好きなのですが、珈琲豆蔵の東ティモールは浅煎りでも非常に美味しいので、毎年入荷されると必ずリピート購入しています。
しかし、中煎りから深煎りが中心の珈琲豆蔵において「なんで、東ティモールだけ浅煎り傾向なんだろう?」と常々不思議に思っていたのですが、今回、店主のお話を聞けたことでその謎が解けました。
その謎は「ブルーマウンテン」と関係していました。
『東ティモール レブドゥ・レテン』はブルマンの苗木を移植したもの
コーヒーと言えば「ブルーマウンテン」と言われる事もあるほど有名なコーヒー銘柄なので、皆さんの中でも知らない人はいないと思います。けど「ブルーマウンテンとは何か?」と問われると、なかなか難しいかと思います。
ブルーマウンテンを簡単に説明しますと、ジャマイカのブルーマウンテン山脈の更に限られた地域(標高800m〜1200mの範囲)で栽培されたコーヒー、それが「ブルーマウンテン」です。
この地域のコーヒーだけが「ブルーマウンテン」を名乗ることが出来るのですが、実はそうでないものもブルーマウンテンと称して売られていたりするのが困りものでして、むしろ偽物の方が多いくらいだったりします。
ブルーマウンテンは稀少なため入手は困難。「高っ!」と感じる高価格で売られているケースでも、実はブルマンにしては安くて偽物だった、なんてことは普通にあります笑。信頼出来るお店以外での購入は止めておいたいいです。百貨店ですら信用出来ません。
誰もが知っているほど有名なコーヒーにも関わらず、稀少で入手が困難。もちろん美味しい。何とか流通量が増やせないものか。もちろん味は本物のものを・・・。
そこで考えられたのが、ブルーマウンテンで栽培されているコーヒーの木を他の産地への移植する方法です。
実際にブルーマウンテンと気候条件が近い、コーヒー栽培に適した地に苗木が移植されていて、その一つが『東ティモール レブドゥ・レテン』という訳です。
原産国のところに呪文のような言葉が並んでいますが、レテフォフォ群のドゥクライ村のレブドゥ集落で生産されたコーヒーであることが表されています
具体的に、どの範囲にブルーマウンテンの苗木が移植されているのか細かいところまでは存じ上げません(レテフォフォ郡全域なのか、レブドゥ集落のみなのか等々)が、少なくともこちらのコーヒー豆がブルーマウンテン譲りのものであることには、間違いありません。
100g630円(税込)です、これ。
当然、本物のブルーマウンテンではないので単純に比較することは出来ませんが、本物の1/10程度のお値段ですからね。
それで、ブルーマウンテンに近いコーヒーが味わえるのなら、飲んでみたくなりませんか?
ブルーマウンテンは、焙煎し過ぎてはダメ
『東ティモール レブドゥ・レテン』の事を書いていたはずなのに、ブルーマウンテンの話だらけになってしまい済みません。
もう、ここでは東ティモールとブルーマウンテンは同じものとして扱います。
で、ブルーマウンテンなんですが、焙煎し過ぎてはダメなコーヒーなんだそうです。具体的に言うと、ブルーマウンテンの特徴として焙煎し過ぎると豆が割れてしまうのですと。
なので、ブルーマウンテンと称するコーヒーが中煎り〜深煎りで出された場合、そのブルーマウンテンは偽物もしくは本来の味を引き出すような焙煎がされていない(せっかくのブルーマウンテンが、焙煎によって割れてしまっている)残念なコーヒーということになります。
故に、珈琲豆蔵で販売されている『東ティモール レブドゥ・レテン』(ブルーマウンテンの苗木を移植したものから採れたコーヒー)は、いつも浅煎りだったという訳で、この話もっと早く聞いておけば良かったです。
こちらが『東ティモール レブドゥ・レテン』です。
もし豆の写真を見て銘柄が分かるのであれば、あなたは相当なコーヒー通でしょう。私は豆の写真を見てもサッパリ分かりません。
珈琲豆蔵(鎌ヶ谷)は、LFC加盟店です
散々ご紹介しておいて恐縮ですが、珈琲豆蔵(鎌ヶ谷)は通販をやっていないので、購入したい場合は店舗へ直接訪れるしかありません。
千葉県北西部に住んでいる人ならいいのですが、そんな人は少数でしょう。
珈琲豆蔵(鎌ヶ谷)はLFCというコーヒー豆(生豆)共同購入グループに加盟していて、そこからコーヒー豆を調達しています。
要するに、LFCに加盟しているコーヒー店であれば、珈琲豆蔵と同じコーヒー豆を取り扱っている(はず)という訳です。
ただ、焙煎は各店でやっているので、最終的に焙煎されたコーヒー豆は各店で違うものになります。
私、LFC加盟店のコーヒー豆を何店かで購入していますが、『珈琲豆蔵』と大きな差はないと感じました。
(それでも、下の親分のお店を含めても『珈琲豆蔵』が一番美味しいと、個人的には思っています。)
例えば、LFCの親分である「堀口珈琲」(LFCのリーダーが堀口さんです)なら通販をやってますので、ほぼ同じものが日本全国で入手可能です。
ただ残念ながら、以前はLFC加盟店の一覧が堀口珈琲のウェブサイトに載っていたのですが、今は無くなってしまったようです。
お手数ですがLFC加盟店は各自でお探しください。
総括
最後に白状しますと、「私は本物のブルーマウンテンを飲んだことがある!」と言える自信がありません。っていうか、多分本物のブルーマウンテンはこれまでに飲んでいないと思います。
ですので、『東ティモール レブドゥ・レテン』が大好きで良く飲んでいるのは間違いないのですが、「ブルーマウンテンとほとんど同じ味・香りだよ」と自分で言うことは出来ません。
ただ、コーヒーのプロである珈琲豆蔵の店主が「めちゃくちゃ高いブルーマウンテンを仕入れなくても、東ティモールで十分満足してもらえるはず」と言っているので、まあ間違いないと思います。
むしろ私なんかが言うより説得力ありますよね笑。
いずれにせよ、ブルーマウンテンとか関係なく『東ティモール レブドゥ・レテン』は美味しいです。
コーヒーにちょっとでも興味があるのなら、ぜひ珈琲豆蔵を訪れてみてください。
(^ ^)ではでは(^ ^)
〜追伸〜
珈琲豆蔵ではほぼ毎日焙煎しているので、お目当のコーヒー豆が品切れというケースも良くあります。
今回、ご紹介した『東ティモール レブドゥ・レテン』も、開店から1時間も経っていない時間帯に訪れたのですが、私が購入した100gで一旦無くなってしまいました。(その後すぐに焙煎を始めるのか、翌日になるのかは不明。)
私は予約をしたことはないのですが、もし確実に欲しいコーヒー豆の銘柄がある場合は電話予約しておいたほうが無難です。
項目 | 内容 |
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店名 | 珈琲工房 珈琲豆蔵 |
営業時間 | 10:30〜18:30(金曜日は12時開店) |
定休日 | 火曜日(その他、年末年始など) |
住所 | 千葉県鎌ヶ谷市道野辺中央3-9-31 |
TEL | 047-443-5851 |
ウェブサイト(ブログ) | http://ameblo.jp/mameyou1/ |
駐車場がお店の裏に3台分ありますが、初見だとめちゃ難易度が高いので、最初に店主へ確認したほうがいいです。