こんにちは、コツメです。
今回は、とある場所へ旅行で訪れているのですが、どこだか分かりますか?ヒントは下の写真です。
いきなりスポンサーCMで恐縮ですが、JR東海さんの「そうだ 京都、行こう」でもお馴染みの、古都「京都」に来ていまーす!
私は千葉県印西市という場所に住んでいるのですが、首都圏から京都へのアプローチにはやっぱり新幹線がイチバン便利です。皆さんは東京駅から京都駅までの所要時間をご存知ですか?
正解は、2017年時点で「2時間18分」です!JR東海の東海道新幹線のぞみ号なら、車内で読書するなり寝るなりしているうちに、あっという間に京都へ到着です。
首都圏から京都へ行くとなると普通は泊まりがけをイメージされるかと思いますが、新幹線を使えば首都圏から京都は十分日帰りの射程圏内なんですね。
そんな訳で、今回は私コツメが日帰り京都旅行で巡ったルート(ややマニアック)をご紹介しようと思います。尚、今は2017年6月なんですが、実際に訪問したのは4月下旬です。大人の事情で時期がだいぶズレていますが、それほど大きな問題ではないと思いますので、このまま突き進んで参りましょう!
日帰りの極意その1「朝10時には京都に着きたい!」
いくら新幹線のぞみ号が速いといっても、日帰り旅行ですからね。出来る限り京都駅には早い時間帯に到着しておきたいものです。
お住いの場所にもよりますが、7時50分東京駅発の「のぞみ13号博多行き」に乗車すると、京都駅到着は10時08分。これなら少しは余裕を持って自宅を出られると思います。
朝食は自宅で食べてきても、新幹線車内で食べるのでも宜しいかと思いますが、京都に着くと次々と食の誘惑が襲ってくるので、絶対に朝食をお腹いっぱい食べることのないように気をつけてください。後々後悔すること間違いないので。
京都駅です。これ、着いた時に撮った写真かどうか記憶が定かではありませんが、いずれにせよ京都駅であることに間違いありません。
駅に着いた途端に、京都駅構内、そして駅と一体化している「伊勢丹京都店」が我々観光客を激しく誘惑してきますが、ここはグッと我慢しましょう。日帰りなのに京都駅だけで1日が終わってしまいます。
日帰りの極意その2「バス一日乗車券カード」を有効利用せよ!
使うかどうかはさておき、私と同じような庶民の人であれはバスターミナルに隣接する「バスチケットセンター」で「市バス・京都バス一日乗車券カード」を購入することをオススメします。(尚、ここ以外でも売っています。)
理由は金額でして、「市バス・京都バス一日乗車券カード」はその名の通り一日乗り放題で料金500円です。一部の遠すぎる場所は乗り放題範囲から外れてしまいますが、日帰りであればそこまで遠くに行くことはないでしょうから、気にする必要はありません。
ちなみに通常のバス乗車料金は230円ですので、3回乗れば元を取れます。
実は、バスに加えて市営地下鉄も乗り放題になる乗車券があるのですが、そちらは1,200円になるのであらかじめ地下鉄を相当使う予定があるのであれば、そちらもアリかと思います。
ただ地下鉄は路線が少ないので「どれくらい使うか未定」の場合は、都度乗車料金を支払った方が安上がりになる可能性が高いです。なお、京都の街は渋滞が激しいので、移動の際に地下鉄をうまく絡めることが出来ると移動時間の短縮につながります。
京都駅のバスターミナルはかなり巨大です。そして一つの停留所に複数の系統のバスが来るので、慣れていないと訳がわかりません。しかしご安心を。
至る所に、どのバスに乗れば目的地に着くのかを教えてくれる係員(ボランティア?)の方がいるので、分からなければ遠慮せずに聞いてみてください。親切に教えてくれます。
私も今回、係員の方にどのバス停に行けばいいのか聞いてみましたが、とても丁寧に教えてくださいました。
日帰りの極意その3「最初に1番遠くの目的地を目指せ!」
観光ルートによってはこの法則が当てはまらないかも知れません。先にお断りしておきます。ただ一般的には「最初に1番遠くの目的地を目指す」のが効率的な京都観光のセオリーです。
先ほども書きましたが、京都市内の道路は結構渋滞します。そしてバスは大通りを走ることもあれば、意外と細い道に入っていくこともあるので、なんだかんだで移動に時間が掛かってしまうことが多いんですね。
時間が経つにつれて道路の混雑は激しくなるので、目的地の中で一番遠い場所を最初に目指すようにしましょう。もし地下鉄や電車の駅が近くにある場合は、そちらを使うと更に時間短縮になります。
お金があれば、タクシーもいいですけどね。(私の財力ではタクシー貸切はムリ。)
日帰りの極意その4「移動時間を有効活用しよう!」
結構市バスの車内は混雑しているので、空いていればの話ですが。。。
京都駅で買った「SIZUYAPAN」のあんぱんシリーズです。先ほど、京都駅の誘惑を我慢せよ!と言っておきながら矛盾した行動を取ってしまい申し訳ありません。
京都に来たなら抹茶系。ということで「MACCHA OGURA」をいざオープン!美味しそう。
毎度、歯型をつけた写真で恐縮です。小倉あんがびっしり詰まっていて、抹茶味の生地とのハーモニーが素晴らしい。
新幹線での買い食いを控えて、お腹を空かしておいた甲斐がありました。公共交通機関の車内なので、あくまで周りに人がいなくて匂いが広がらない食べ物限定ですけどね。
日帰りの極意その5「旬な場所を目的地に!」
京都には訪れたい魅力的な場所が星の数ほどありますので、それはもう目移りします。
「いつか行ってみたいと思っていたあの場所に!」みたいな感じで、明確に目的地が定められるのならいいのですが、目移りしてしまった場合は「訪問する時期に旬を迎えている場所」というテーマで絞ってみるとピントが定まるかも知れないですよ。
私は、これまで行ったことのなかった「仁和寺」を目的地に定めました。先に言っちゃいますと結果的に旬な時期は少し逃してしまったのですが、仁和寺には「御室桜」というソメイヨシノよりも少し後に咲く桜が有名で、訪問した4月下旬なら間に合うかな、と。
「御室桜が咲き乱れ」という光景を期待していたのですが、終わっている桜の方が多かったです。それでも一部まだ咲いている桜が残っていましたので、良しとしました。
「仁和寺」から比較的近い場所には、かの有名な「龍安寺」と「金閣寺」があります。仁和寺の替わりに龍安寺か金閣寺に行くのもいいですし、時間があればこれら3つの寺院のうち2つくらいなら行けると思います。
仮に龍安寺へ行くとするとバスもいいのですが、近くを走っている京福電鉄(嵐電)が楽しいのでオススメです。御室仁和寺駅から次の次が龍安寺駅なので、所要時間はたったの数分。
龍安寺駅のすぐ近くには、老舗の和菓子屋「笹屋昌園」さんがあります。賞味期限が翌日までの「わらび餅 極み」が一番人気ですが、日帰りなら賞味期限も気になりません。
【本わらび餅極み/笹屋昌園】現地で買った後に”お取寄せ”してみた!
普通なら、ここから石庭であまりにも有名な龍安寺へ向かうところですが、今回の私はかなりマニアックなルートを辿りました。
正面に見える「衣笠山」方面へ歩みを進めていくと、そこにあるのは・・・
「等持院」の墓地参道が現れました。そう、目的はお墓参り、ではなくて・・・
閑静な昔ながらの住宅やお寺が多い場所に、突如現れたアカデミックな雰囲気。日曜日なので人は少ないですが、それでもちらほらと若い人たちが談笑している姿が見えます。
仁和寺から近い場所だからでしょうか。ここにも桜が残っていました。
もったいぶってすみません。観光地でも何でもなくて、ここは京都駅から西北方向、中心地からは外れた場所にある「立命館大学」衣笠キャンパスです。
大学ゆえに建物もたくさんありますが、その中でも正面に見える時計台のある建物に、なぜか強烈な懐かしさを感じます。存心館。
龍安寺まで徒歩5分くらい、金閣寺も15分もあれば歩ける距離にあります。この地図で位置関係は分かりますかね?
そこそこ年代を感じる建物もある中で、ひときわ新しい建物が目を引きます。やっぱり大学って独特な雰囲気があって楽しいですね。
建物への侵入を試みましたが、自動改札のようなものに行く手を阻まれてしまいました。どうやら大学の図書館のようです。最近の大学図書館は、まるで大企業のエントランスのようです。
これが図書館ですか・・・。今の大学生は恵まれていますね、ため息が出てきます。
図書館にタリーズコーヒーまであるなんて。今時の大学だと、これが普通なんのでしょうか?
大学の構内にまで、市バスの車庫が入り込んでいます。
察しのいい人なら予想がついているかと思いますが、この「立命館大学」に寄り道したのは私がかつて通っていたからです(笑)。写真点数が無駄に多いのも、母校特典ということでお許しください。
もう20年くらい過去の話になりますが、大学時代の4年間、この「立命館大学」衣笠キャンパスに通っていました。先ほどご紹介した龍安寺、金閣寺、仁和寺を始め、他にも等持院や妙心寺、北野天満宮などなど歴史のある寺社仏閣が周辺にたくさんある閑静な場所に位置しているという、京都マニアなら垂涎ものでしょ?
そして使える土地が限られている京都の地で、しかも私立大学にもかかわらず結構な広さのあるキャンパス。
これほど好条件に恵まれた大学にも関わらず、なぜ人気が今ひとつなのか(笑)、本当に不思議です。京都での生活に憧れて、わざわざ千葉から出向いた私だからそう感じるだけなのかな。
思い出に浸るのはほどほどにして、立命館大学前からは市バスが出ているので、ここから京都の中心部へ戻ることにします。だいたい40分から道が混んでても60分くらいで、京都駅もしくは四条河原町周辺まで行くことが出来ます。
日帰りの極意その6「ランチは事前予約で待ち時間なし!」
首都圏からの日帰り旅行ですから、京都で悠長にディナータイムを楽しむ時間はありません。朝も早かったですから、食事にこだわるならランチに全てを掛けることになります。
行き当たりばったりで気の向くままにお店を選ぶのも悪くはないけど、効率を求めるなら事前に予約をしておくのがいいでしょう。出来る限り予約可能なお店の中から行きたいお店を探すと、満足度の高いランチタイムを過ごせる確率が高まります。
今回は、お麩の専門店として人気の高い「半兵衛麩」さんでランチを頂くことに。3週間以上前に予約したにも関わらず、取れた時間は14時からと結構遅い時間帯です。
しかし、あらかじめ予約をしてランチの時間が決まっていたので、それに合わせた観光ルートを事前に作成しておくことができました。
「半兵衛麩」さんのお料理は大満足でした。さすがセレブ御用達の超人気店だけあります。
【半兵衛麩/はんべえふ】お麩の老舗専門店でお麩尽くしのランチ!
日帰りの極意その7「多少は無計画フリー時間を盛り込もう!」
「日帰りで時間が限られているからとにかく効率的に巡るのがいい」という考え方は確かに正しいのですが、一方でそうは言っても全部が全部ガッチガチに予定を決めてしまっては面白味に欠けるところもあります。
ですので、どこかで空白の時間を作ったり「行けなかったら別の場所にしてもいいか」程度の場所を盛り込んでおくことをオススメします。
今回の私は「半兵衛麩」さんでのランチまできっちり行動予定を立てて、その後は「祇園に行こうかな」くらいの気持ちで、成り行きに任せる計画にしました。
「半兵衛麩」のある京阪電車「清水五条駅」あたりからだと、適当に上って行けば祇園にぶつかるので、食後の運動がてら適当に祇園方面へ歩いて行くことに。
思いがけず道すがらに現れた「六波羅蜜寺」です。京都はこれがあるから目的のない散歩でも楽しくなります。
非常に分かりにくいですが、右側の写真にあるのは有名な像です。拝観料を払って中に入れば実物を見られたのですが、時間がないので今回はパス。勿体無いですけど。
日本全国いたるところに「七福神」が存在していますが、どうやらここ六波羅蜜寺の「弁財天」は日本最古らしいです。ふらっと立ち寄った場所が日本最古とは、京都恐るべし。
良くわからないものもあり。けど由緒正しいものに違いありません。
なぜか「銭洗弁天」までありました。鎌倉のイメージしかなかったのですが・・・。
しっかり銭洗いを実践する、今回の同行者「カワウソ女史」さん。
六波羅蜜寺からすぐの場所にあったアメを売っているお店。私は知らなかったのですが、実は有名なお店らしいです。
途中で「建仁寺」にぶつかったので、境内を突っ切ります。同じように通り抜け目的の人がたくさんいらっしゃいますね。
通り抜けついでに、こんな綺麗なお庭を眺めたり。
飽きることのない散歩を経て、ついに祇園のメインストリート「花見小路」に到着です。
それにしても人が多過ぎ。明らかに外国人観光客の人たちが増えています。良くも悪くも京都らしい風景です。
祇園の花見小路にエルメスが??嘘かと思ったら本物でした。この後、窃盗の被害にあったようなのですが大丈夫だったのかな。
予定が適当だからこその、取り敢えず四条通りを渡ってみて更に上ると、なにやら細い路地が。
ここでも前を行くのは海外からのお客様。
細い路地を抜けると、こんな風景が。京都はこういう場所が本当に多いです。
川のそばには「辰己大明神」。私は存じ上げていなかったのですが、2時間連ドラのロケ地としてあまりにも有名な場所らしいです。
和装の女性2人組が、撮影目的で外国からのお客様に取り囲まれていました(笑)。で、どさくさに紛れて私も1枚。
この辺りも有名店が多い場所です。手作り最中で有名なお店や、
鯖寿司で有名な「いづう」さん。お値段は高いけど、学生の頃に何度か買いにきました。
暖簾をくぐるのに、めちゃめちゃ勇気のいるお店です。この店構えですからね。
四条通りに出てみると、毎度おなじみ「都路里」の行列を発見。この光景は20年以上前から変わりなし。
今回は「花見小路」にある人気店「ぎおん徳屋」さんでかき氷を食べました。
【ぎおん徳屋】本わらびもち・かき氷が暑い京都の夏にGOOD!
祇園周辺にはお土産を買うのに最適なお店がたくさんありますので、ここでお土産を物色しているとあっという間に時間が経過してしまいます。お土産選びは楽しいですけどね。
花見小路から、やや奥まった通りにある「加加阿365」などなど。
そろそろ時間かな、という段階になったら帰る準備のため京都駅へ戻ります。
お土産は京都駅周辺だけでも十分。
祇園や寺社仏閣の周辺など、都度めぼしいお土産を見つけたら購入していけばいいのですが、もし「全然お土産買ってないんだけど・・・」という状況で京都駅へ戻ってきても大丈夫です。
京都駅にある伊勢丹や京都駅構内はもちろん、駅周辺でもお土産はいくらでも手に入ります。今回は最近リニューアルされたばかりの「京都タワーサンド」でお土産を見て回りましたが、他で手に入らないものもたくさんありました。「京都タワーサンド」かなりオススメです。
京都といえば飴でしょう。可愛い色の飴がたくさん並んでいます。
おウチ用に3種類選んで購入しました。(実は祇園でも飴を大量購入しているのですが。)
今までにないような「八つ橋」が売られていたので、ついつい購入。
他にもまだまだあるのですが、少しずつ小出しにしていきます。
ま・と・め
名残惜しいところではありますが、京都タワーに照明が灯ったらいよいよ帰る時間です。
駅ビルのガラスに映る京都タワーが綺麗です。
直接見ても綺麗ですけどね。京都タワーってこんなに綺麗でしたっけ?
さて、お弁当を買い込んで新幹線に乗車するもよし、京都での食事にこだわるなら乗車前に時間のあまり取られないお店で早めのディナーを取るのもよし。泣いても笑っても、これで京都とはお別れです。
参考までに、19時02分発のぞみ404号に乗車すれば、21時20分に東京駅着です。私の住む千葉県印西市でも22時30分頃には自宅に到着することができます。
京都到着の10時過ぎから19時まで、実に京都滞在時間9時間の日帰り旅行となりました。
今回ご紹介した京都日帰り旅行ですが、日帰りと言っても終盤はかなりヘトヘトになってきて「もうこれくらいでいいか」と思えるくらい様々な場所へ行くことが出来ました。
正直いうと私はケチなので「どうせ新幹線使って京都に行くなら、1泊以上はしないと損だ!」という考えなんですが、一方で日帰りでも十分楽しめることが分かってしまったので、例えば「お金はあるけど時間がない!」という人には京都日帰り旅行を強くオススメします。
「ちょっと時間が空いたから、こないだの土曜日に日帰りで京都行ってきた」なんてセリフを言えたら、なんかカッコよくないですか?
最後に、京都日帰り旅行シリーズはまだまだ終わりませんよ。次回は祇園祭でお会いしましょう!
(^ ^)ではでは(^ ^)
JR東海さんがスポンサーというくだりは冗談であり、単なる私の願望です。けどJR東海さん。もし往復の新幹線代を提供して頂けたら、全力で記事にしますのでご連絡をお待ちしています。
実は、今回の京都日帰り旅行は大阪出張の機会を利用して京都に立ち寄ったものです。そのため、実際には日帰りで帰宅せずに大阪に宿泊しています。尚、記事にした場所には本当にすべて同じ日に訪問しており、訪問順路にも嘘偽りは一切ありませんが、念のためお知らせしておきます。