最近、にわかに増殖中の天下一品「こってり○○」シリーズ。
忖度なしで言わせていただくと、食べてみると正直微妙というか期待した程ではないことが多いのです。
「こってり唐揚げ」とか唐揚げとしてはおいしいのだけど、「こってりはどこへ行った?」と言わずにいられません。
で、今回取り上げるのは「こってり天津飯」というメニュー。
2023年1月の登場直後に1回食べましたが、リピートには至っておりません。その理由を考察してみました。
天津飯にこってりスープをかけたら「こってり天津飯」になった
最近の天一は、何でもかんでもこってりスープと合わせれば良いと思っているのでしょうか?
非常に良い心がけだと思います!
我々の妄想(これにこってりスープを合わせたらどうなるのだろう?)を次々叶えてくれる最近の天一の姿勢。
とても素晴らしいですね。
こちらが今回の主役「こってり天津飯」になります。
通常の天津飯だと、周囲にはとろみのある餡がかかっていますよね。ところが「こってり天津飯」は餡に替えて「こってりスープ」が使われている代物。
こってり天津飯というネーミングにふさわしい創作料理です。
最高かよ。
島の周りを覆う一面のこってりスープの海。天下一品を愛し、こってりを愛する者たちを魅了する完璧なビジュアルと言えるでしょう。
単体ではイケるが、こってり(ラーメン)と組み合わせると・・・
食べる前からおいしいことが約束されている、この見た目。
けど、もしかすると思わぬ罠が仕掛けられている可能性は否定できません。
慎重に「ご飯」と「卵」、そして周囲を覆うこってりスープを混ぜるようにしながらスプーンですくいます。
口に運んだ瞬間「完全に天一!完全にこってり!!」と思わず叫びそうになりました。
想像以上にこってり感が残っていて、こってりライスを欲している時には最強の一品になることでしょう。
もう少し、天津飯本体に負けた味を予想していたので、良い意味で予想を裏切られました。
しかしながら、こってり天津飯の感動はここまで。
この日も当然、こってり天津飯だけでは満足するはずもなく、こってり(ラーメン)も注文していた私。ついでに言うと新商品の羽根つき餃子もオーダーし、怒涛のこってりタイムへ突入する準備万端な状態です。
いつものようにこってりスープを啜り、麺も一口楽しんだ後でこってり天津飯へ戻ると・・・。
なんか薄いぞ?さっきまで「完全にこってり」とこってり天津飯に感動していたはずなのに。こってり味がぼやけている。
なぜ?
こってり天津飯は、こってり(ラーメン)と相性イマイチ
私の独断ですけど、こってり天津飯はこってり(ラーメン)と相性があまり良くありませんでした。
こってり(ラーメン)の方がこってり度合いが高いため、単品だとこってり感十分だったものが、途端に薄味に感じられるようになってしまう。それが問題です。
単体だと問題なかったのに、人間の味覚って本当にいい加減にできていますね。
ただ、この薄味に感じられる問題ですが、対策はあります。「ラーメンたれ」を適量投入することです。
今や、どこの天下一品へ行っても卓上に置いてある調味料一式。ここから「ラーメンたれ」を手に取り、分量に気をつけながらこってり天津飯へ投入すれば、濃さ的にはこってり(ラーメン)に負けないようになります。
(ラーメンたれは調子に乗って入れすぎると取り返しがつかなくなるので、少量ずつ足していきましょう。)
ただ、あくまでラーメンたれで調整するに過ぎないので、根本的な解決にはなっていないと思ってしまいます。
総括
こってり天津飯は、単体で食べると非常においしい!
しかし、こってり(ラーメン)と合わせた途端に、主張負けしてしまう惜しい存在だと思います。
天下一品で「こってり(ラーメン)」を注文しないで「こってり天津飯」だけ注文するとか、あり得ないですからね。
ポテンシャルは高いだけに、あとひと工夫で化けそう。そんな未完のルーキー「こってり天津飯」のお話でした。
ではでは