今でこそ都市部でも「道の駅」を見かけるようになりましたが、ひと昔前は「なぜ八千代に道の駅?」と、立地面で珍しがられる存在だった「道の駅やちよ」。
河川(新川)を挟んで千葉市寄りが「八千代ふるさとステーション」、柏市寄りが「やちよ農業交流センター」と施設が分かれているところも面白い道の駅です。
(農業交流センターが後からできて、今のかたちになりました。)
2021年3月の某休日、久しぶりに「道の駅やちよ」を訪れたところ”移動型コーヒースタンド”を発見!
しかも新川を挟んで両側にそれぞれ1店舗ずつ(計2店舗)!!
いつの間にコーヒー激戦区になったんだ?道の駅八千代。笑
まずは「八千代ふるさとステーション」側に出店していた『ひら珈琲』さんを訪ねてみました。
店主がダンディで好感度↑↑なお店です。
行列!1杯ずつ丁寧なハンドドリップ
風が強くて気温も10℃以下のかなり寒い日だったのですが、人の列が絶えることのない『ひら珈琲』さん。
行列が出来ているのは、人気の高さはさることながら、1杯ずつハンドドリップで丁寧に淹れるこのスタイルによるものでした。
道の駅にテントで出店しているお店が、ここまで本気のコーヒーを提供しているとは。
コンビニコーヒーがバカ売れし始めたあたりから、コーヒーブームの到来を感じてはいましたが。
来たね!時代が。
注文を受けてから、コーヒーミルで豆を挽いています。
どれだけ行列ができようが(そこまで並んではいませんでしたので、どうぞご安心を)、挽き置き、作り置きなんて決してしない!そんな事、考えたことすらない。(筆者妄想)
店主の全身から珈琲職人のオーラが出まくりです。
ケトル一つずつに温度計が。湯温管理も徹底されています。
屋外のテント店舗ですぜ、これで。
私の前に並んでいたお客さん2名分と私1名分、計3杯分を同時に淹れているところなんですが、流れるような動作(所作?)が非常に美しい。
これ見たら、そりゃ並んででも飲みたくなります。
テントを使った仮設式店舗でも、コーヒースタンドやるのに全く問題ないですね。
1杯300円!コーヒー豆も種類豊富
丁寧なハンドドリップで淹れたコーヒーが、1杯300円というのも大きな魅力です。
間違いなく、1杯300円(税込)です。
この価格なら飲んでみようかな、と感じさせる絶妙な設定ですね。ちなみに対岸に出店していた『松山珈琲』さんも、同じく300円でした。
豆の種類は6種類(来店時点)。お値段は共通(300円)です。
どれを選べば良いか悩んだ時にはありがたい「本日のおすすめcoffee!」ご案内もあります。
コーヒー豆も販売されていました。
どの豆もお値段共通で100gで500円(税込)。
コーヒーミルを持っていなくて自宅で挽けない場合は、挽いてもらうことも出来ます。
個人的な意見であることをお断りしつつ、自宅でコーヒー淹れるコーヒー好きなら、是非とも電動コーヒーミルを手に入れて欲しい。
豆を挽いた時の香りを楽しむのも、自宅コーヒーの醍醐味ですから。
『ひら珈琲』コーヒーの特徴
今回、私はハンドドリップコーヒーは「エチオピア」、お持ち帰りのコーヒー豆は「グアテマラ」を購入しました。
どちらも、昔ながらの”しっかり焙煎されている”コーヒーで、中〜深煎り傾向のものでした。
コーヒーの焙煎度合いについてはどこにも書かれていなかったので、推測ですがどれも同じような焙煎度合いだと思われます。
最近、muni coffeeさんの浅煎りを飲むことが多かったので、久々のオーソドックスなコーヒーも悪くないなと再認識。
『ひら珈琲』の営業時間・場所など
道の駅やちよでの営業は仮設テントを使ってのものなので、土日祝営業ではありますが、天候や事情によってはお休みされることがあるかも知れませんので、あらかじめご承知おきください。
- 店 名 :自家焙煎ひら珈琲
- 営業時間:情報見つからず
- 営業日 :土・日・祝(不定期)
- 場 所 :道の駅やちよ 八千代ふるさとステーション
なお、毎週金曜日は千葉県長南町にある「野見金山展望カフェ ミハラシテラス」で出張営業されています。
私も、一度訪れてみたい場所ですので、皆さんもぜひ。