こんにちは。生き物全般が大好きなコツメです。
さて、今回はナチュラリストな皆さんなら大好きに違いない「ホタル」の話題です。しかもかなりピンポイントな情報になりますので、見逃さないようにお願いします。
千葉県印西市の千葉ニュータウン地区にある「北総花の丘公園」では、毎年夏のある一時期に「ホタル観賞会」を開催していまして、今年(2016年)は7月30日(土)と31日(日)が開催日です。
この記事を書いているのが、2016年7月31日(日)ですから、もし今この記事を読まれているのが7月31日(日)だとすると、今日を逃したら次の機会は来年ですね。「ホタルを是非見たい!」という方は、今日の夜に時間を作って出かけてみてください。
ホタル観賞会概要
では、簡単に「ホタル観賞会」の概要をご説明しましょう。
場所は、「北総花の丘公園」の中の「緑の景Eゾーン」です。こちらの公園は県立公園だけあってかなり広いんですよね。で、「Eゾーン」という表現からもお察し頂けるかと思いますが、AゾーンとかBゾーンなんかも当然あって、そっちに行ってしまうと今回の目的地「Eゾーン」まで相当歩きます。
「Eゾーン」です!お間違いのないように。
次に時間帯ですが、「ホタル観賞会」は19:00〜21:00となっています。ただ、見頃は日没後ちょっとしてからになりますので、19:00ちょうどだと早すぎるかも知れません。21:00ならば、まだホタルも十分活動していますので、20:00以降が良いと思います。
ただ、本日の天気予報だと21時以降に雨が降るかも知れません。「雨天中止」ですので、雨が早めに降りそうな雲行きになったら時間帯も早めにずらした方が間違いないでしょうね。
アクセス方法は、近場の人なら歩きがいいでしょう。自転車も駐輪スペースには余裕がありましたので問題ありません。
車の場合は、時間帯によっては混雑します。緑地地帯を臨時の駐車場にしていたので、停められないことはないでしょうが、出入りの際に時間がかかってしまうかも。料金は4時間まで300円です。
ここらの施設は、だいたいが駐車料金無料ですが、ここ「北総花の丘公園」は県立の公園なので、他の県立公園と同様に駐車場料金がかかります。他に停める場所はありませんので、こちらの駐車場を利用しましょう。
路駐はダメですよw。千葉ニュータウン地区の施設は駐車場が充実しているので、基本的に路駐はほとんど見かけることがありませんので、他地域から来られる方がいらっしゃいましたら、マナー維持にご協力を。
注意事項
ホタルはか弱い生き物なので、幾つか注意事項があります。必ず守りましょう!
まず、ホタルは光って求愛活動をしているので、他の明かりが大嫌いです。ホタル生息地に小さな街頭を一つ設置しただけで、翌年からホタルが消えてしまったなんてことが実際にありますので、光を漏らさないように注意してください。
こちらのホタル鑑賞区域は、ほぼ真っ暗闇です。ケータイやスマホの画面の明かりですら、かなり明るく感じてしまいます。メールチェックとかも、ホタル鑑賞中は我慢です。もちろん懐中電灯の類なんて言語道断ですからね!
よくホタルや星空をスマホとかで撮影しようと試みている人を見かけますが、スマホのカメラごときでホタルとか星を綺麗に撮ることなんて不可能です。潔く諦めてください。
あと、これは「言われてみればそっかー」って感じのことなんですが、「虫よけスプレー」はしないでください、とのことです。ホタルだって虫ですから、虫よけスプレーの匂いを好きなはずがありません。蚊取り線香や、その他虫よけグッズの類も同様です。蚊に刺されるのが嫌ならホタル鑑賞は諦めましょう。
まさかとは思いますが、「ホタルは捕獲しない」こと。ホタルってフワフワ飛んでいるので、結構自ら人間に近づいてきます。場合によっては勝手に服にくっついたりなんてことも。触るとすぐに弱るので気をつけてください。
7月30日(土)レポート
はい、ここまで根気よく読んで頂いた方、ありがとうございます。ようやくレポです。
私は19時40分頃に「北総花の丘公園Eゾーン」へ到着したのですが、すでに多くの人・人・人。行列もおそらく300mくらいの長さ。心を折られましたが、諦めずに最後尾に並ぶと意外と列の流れが良くて30分くらいでホタル生息域に入ることが出来ました。お子さんだと少し飽きてしまうかも知れませんね。まぁディズニーランドの待ち時間に比べればマシだ、と思って我慢しましょう。
そして、ホタル生息域の池周辺に近づくに従い、明かりがなくなる(暗くなる)ので足元には気をつけてください。まぁ公園内なので舗装されていますし人だらけなので、変な生き物は出てこないと思いますが、念のためラフすぎる格好は避けたほうが無難でしょうね。
そして、こちらがホタル鑑賞会のポスターなのですが、さすがにここまでの乱舞ではありませんw。とは言え、私が思っていたよりは多くのホタルがいましたので、天候予報から察するに本日7月31日(日)も見られないことはないと予想します。
この日は、風もほぼ無風で蒸し暑いという絶好のホタル日和でしたので、見通しの良い場所から全体を見渡すとチラホラと飛んでいるホタルや、木々に止まっているホタルん明かりを見ることが出来ました。
もし、ホタルをほとんど見たことがない、という方であれば十分満足できるだけのホタル量ではないでしょうか。
ちなみに、ここにいるホタルはこのホタル鑑賞会のために持ってきたものではなく、実際にこの場所で自然発生しているホタルです。種類はヘイケボタルですね。ゲンジボタルと比べるとやや小さめで発光速度が速いです。
印西市にはゲンジボタルもいますので、比べてみると面白いですよ。
ま・と・め
「北総花の丘公園」で開催される「ホタル鑑賞会」。
結構な数の「ヘイケボタル」を見ることが出来ますので、特に「ホタルなんてほとんど見たことない」という方は是非一度ご覧になってはいかがでしょうか?
県立公園内という立地もあり、足場もよく、また人もたくさん来ていますので安心感があります。その反面落ち着いて見れれるかというと、そこは厳しいですがホタル生息域の広場のような場所まで行けば、立ち止まって時間内なら好きなだけホタルを見ていられます。
夏といえばヘイケボタル。開発が進んでもまだまだ自然環境が残されている印西市に感謝!