京都好きな皆さん、こんにちは。京都大好きこっつんこつめです。
京都の清水寺近く、二寧坂に現れた「京都二寧坂ヤサカ茶屋店」は、築100年の日本家屋を改装して作られたプレミアムなスターバックス。
結論から先に言うと「とりあえず行って損なし!スタバ好きなら巡礼必須!!」なお店です。
スタバ好きはもちろん、そうでない人も清水寺界隈を訪れたら、ぜひ立ち寄ってみてください!
清水寺に程近い、「二寧坂」にあります
「二寧坂」と聞いてすぐにピンとこない人でも、「清水寺」界隈の情緒ある路地のひとつだと言えば「そういえば修学旅行で行ったかも」なんて記憶が蘇ってくるのではないでしょうか。
こちらは、清水寺方面から「二寧坂」に入ってすぐのところです。
清水寺に行ったことがある人なら、知らず知らずのうちに通っている可能性ありますよね。
今回訪れたのは3連休の最終日(月・祝)、まだ午前11時頃と比較的早めの時間帯に訪れたにも関わらず、結構な人出で賑わっていました。
祇園祭「山鉾巡行」の日でしたので、通常の休日よりも観光客が多かったのかも知れません。
私たちのイメージする京都らしさが凝縮されたような素晴らしい雰囲気の路地です。
そして、この写真の左手に写っている建物なんですが・・・。
この建物を、他の角度から撮ったものです。どうでしょう、気付きましたか?
そう、この建物にはスタバの看板が掲げられています。
実はここが、スターバックス『京都二寧坂ヤサカ茶屋店』なんです。
建物の雰囲気はこんなんですし、看板も実際に行って頂いたら分かると思いますがメチャメチャ周囲に溶け込んじゃっているので、相当注意しておかないと見落としてしまいます。
今回は3人で訪れたのですが、お店の前まで来ても誰一人としてスタバだと気付かず、危うくお店の前を素通りしそうになりました。
「二寧坂」の通りに向かって、店舗入り口が開かれています。
この暖簾、確かにスタバの人魚マークが描かれているものの、藍色に染められていて分かり難いです。
ここまで京都の景観に配慮しているとは、正直想像していませんでした。
こっつんこつめ
むしろ周囲の昔からある店舗の方が、けっこう雑な店構えだったりしますからね。
いや、ホントに凄いです。スタバ「京都二寧坂ヤサカ茶屋店」。
店舗は築100年超えの日本家屋!
こちらの店舗では周囲への配慮のため、店舗前に行列を作ることができません。ですので、満席の場合はテイクアウトのみとなってしまいます。
ここの店舗に来てテイクアウトだけなんて勘弁して欲しいところですが、ルールなので仕方がありません。
訪問日は7月17日と、オープンしてからまだ3週間も経っていない時期でしたので、正直言うと「店内に入れないんじゃないか」とダメ元での訪問でした。
ところが、いざ着いてみると意外と空いていて、入場制限にあうこともなくすんなりと入店することが出来ました。
注文・会計カウンター
注文カウンター前の様子なんですが、数人が並んではいたものの混雑感は全くありませんでした。
ショーケース、グッズ陳列棚
ショーケースの形が、通常のスタバ店舗とは違って横長なタイプです。
関連グッズの販売も行われていますが、陳列してある棚が完全に和風です。
さて、先ほどの注文カウンターで注文と会計を済ませたら、奥にあるエスプレッソバーカウンターへ進みます。
エスプレッソバーカウンター、奥庭
これも通常の店舗だと、注文・会計する場所とお渡し用カウンターは数歩くらいの距離しか離れていませんが、こちらの店舗は長い廊下を進んだ先にバーカウンターが設置されています。
公式ウェブサイトによると、次の通り。
[aside type =”boader”]暖簾を潜った先の店内には、京都・東山花灯路※を見立て、カウンターの光と庭から入る光を辿りながら進むと、奥庭が広がるバーカウンターに繋がります。この建物の形状を活かし、「通り庭」を歩くような体験をしていただけるように設計しました。[/aside] [aside type =”boader”]※京都・東山花灯路とは21世紀からはじまる京都の夜の新たな風物詩となることを目指して、2003年3月から京都市東山地域において、「灯り」をテーマとする催しの『京都・東山花灯路』が行われています。京都を代表する寺院・神社をはじめとする歴史的な文化遺産やまち並みなどを、日本情緒豊かな陰影のある露地行灯の灯りと花により思わず歩きたくなる路、華やぎのある路を演出しています。[/aside]
エスプレッソバーカウンターです。
築100年の重みでしょうか、京都二寧坂ヤサカ茶屋店は、バーカウンターにも独特な雰囲気があります。
おこしやす。
この壁は漆喰ですかね。
スタバのマークがこういうタッチとカラーで描かれているのが非常に印象的です。
こちらは綺麗に整えられた「奥庭」になります。
手間暇かかってますよね。京都二寧坂ヤサカ茶屋店。
2階の飲食スペース
バーカウンターでドリンクを受け取ったら、次は2階の飲食スペースへの移動です。
細めの階段を登って行くことになりますが、すれ違いが困難なので一方通行です。
別で降り専用の階段があります。
2階の飲食スペースには、テーブル席の部屋が2部屋と座敷が3部屋あります。
暖簾と畳のあるスタバは世界初ですので、混雑具合にもよりますがここは座敷を狙ってみたいところです。ただ、ご覧のようにテーブル席もただのテーブル席ではありません。
小部屋に分かれているせいなのか、どの席もプライベート感があります。
3つある座敷の部屋の一つになります。座敷なので当然に土足禁止です。下駄箱のあるスタバも、おそらくここが世界初だと思われます。
ただ、せっかくの世界初畳のスタバなのに、欧米系の人たちには座敷はハードルが高すぎるのか、私のいた時間帯に座敷を利用している欧米系の人はいませんでした。
テーブル席では結構見かけたんですけどね。
結局、座敷が好きなのは日本人ばかりなのかも。
こちらの写真、何を撮りたかったのかと言いますと、正面の黒いルーバー状のものが珍しかったんです。
この写真では分かりにくいのですが、このルーバー状のものには水が流されて(伝わされて)いまして、気化熱で涼を取らせる装置のようです。
こんなところにも創意工夫が詰まっているとは思いませんでした。
別なところに設置されていた「コレ」にも、もちろん水が流されているので、近づくと少しひんやりした感覚があります。
座布団も厚みがあって高級感があります。
公式ウェブサイトを確認したところ「京都の丹後の素材を張り地に使用した座布団」と書かれていました。
丹後といえば、生地作り(機織り)が盛んな土地。
座敷に上がり、畳の上に座布団を敷いて、スタバのドリンクを飲みながら一服する。世界中に広がるスターバックス店舗の中でも、ここ「京都二寧坂ヤサカ茶屋店」でしか、このような体験を楽しむことはできません。
窓の外の景色も完全に京都。
行き方や店舗情報など
行き方は様々ありますが、ここではスタバ『京都二寧坂ヤサカ茶屋店』を直接目指した場合のルート(それでも複数あるとは思いますが)をご紹介します。
一番近いバス停は「清水道」になります。清水寺に行く場合は、一つ隣の「五条坂」が最寄りバス停ですが、「清水道」からでも全然問題ありません。
Googleマップでルートを確認しながら、スタバ「京都二寧坂ヤサカ茶屋店」を目指すのが、間違いのない方法だと思います。
スタバを目指して歩いている時にふと後ろを振り返ると、八坂の塔が目に飛び込んできました。塔が入り込んでくると古都にいる感じが10倍増しくらいになるのが不思議です。
「二寧坂」(二年坂)の入り口には、一応目印というか方向を示す標識があるので、Googleマップと連携できれば最強。
清水寺で参拝を終えてから、スタバ「京都二寧坂ケヤキ茶屋店」へ向かう計画の場合でも、こちらの二寧坂の入り口までたどり着けば、後のルートは道なりでほぼ真っ直ぐです。
あとは、先ほども載せた写真で恐縮ですが、坂を降ったら注意深く左手を見ておきましょう!
ここまで来たら入り口の藍色の暖簾か、もしくは2階付近に掲げてあるスタバの看板を見逃さなければ大丈夫です。
路地は入り組んでいるし、店舗は周囲と完全に調和しちゃっているので、くどくてすみませんが「見逃さないように」ご注意ください。
項目 | 内容 |
---|---|
店舗名 | スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店 |
住所 | 京都市東山区高台寺南門通下河原東入桝屋町349番地 |
営業時間 | 8:00-20:00 |
定休日 | 不定休 |
店舗面積 | 269.52㎡、81.53坪 |
座席数 | 51席 |
注意事項 | 近隣、通行人のご迷惑になるため、店舗前にお並びいただくことはできません。 店内が満席の場合、入場制限をさせていただく場合があります。 地域の景観を守るため、テイクアウト時のカップ等はお持ち帰り、もしくはゴミ箱に捨てていただきますようお願いいたします。 |
総括
スタバ好きなら行かない理由が見当たりません。
地元のスタバ好きな人はもちろんのこと、京都観光に行かれる際にはぜひ清水寺とセットにして訪問ルートに組み込んで頂ければと思います。
見どころ満載の大変楽しい店舗です、「京都二寧坂ヤサカ茶屋店』。また京都へ行く機会があったら訪問しよっと。
あ、そういえばドリンクメニューは普通のスタバと全く同じでしたので、テイクアウトしちゃうと全く意味がありません(笑)。是非、世界で唯一無二な『京都二寧坂ヤサカ茶屋店』の雰囲気を楽しんでください。
(^ ^)ではでは(^ ^)
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