今回の「浅草ぶらり旅」は、仲見世通りにあります江戸末期から続く老舗店「助六」さんをご紹介したいと思います。
外での仕事がやたら早く終わった金曜日の午後、そのままお休みにして立ち寄った浅草は人だらけ。「平日の浅草ってこんなに混雑してた?」と一人つぶやきつつも、多くの外国人観光客に混じって写真を撮る典型的な日本人ビジネスマンの風貌をした私。
素通りなれど毎日浅草を通っているのに、なぜか浅草に立ち寄ると写真を撮らずにはおられない不思議。
とにかく「雷門」のドデカ提灯を撮らないことには始まらない。
仲見世通りはご覧の通り、平日とは思えない人通り。そして京都の清水寺界隈などと同じように、なぜか着物を着用している女性が多いのだが、その90%は外国人観光客と思われる。
そして仲見世通りをひたすら進み、仲見世のお店が途切れる1店舗手前が「助六」さん。
ちなみに「助六」さんのお隣、仲見世最後のお店は人形焼で有名な「木村總本店」。
人形焼の味についてはウンチク語れるほどに分かってはいないけど、一番人形焼で有名だから、買うのはいつも「木村總本店」に決めてる。
人形焼は余談でしたが、こちらが「江戸趣味小玩具 助六」さん。
間口も小さめだけど、店舗内も狭めで数人入っただけで店内は身動きが取れなくなるレベル。そこに数え切れないほどの「ちっこい人形」達が所狭しと並べられているのだから、その景色は圧巻の一言。
「写真撮影禁止」と書かれていたので、撮影は店の外観程度に止めます。
本当は、これら「ちっこい人形」達をたくさん撮らせて欲しいところですが、なんせ商品達は撮影禁止ですので撮影は諦めて目に焼き付けましょう。
ちなみに、このお店の本「江戸の縁起物」という本も売られていて、こちらに人形達の写真が掲載されているので凄く欲しくなったのだけど、予算の都合上、次回へ持ち越し。
「ちっこい人形」達はどれも手作りで、ここに置いてある人形達は「助六」さん以外では手に入らないとのこと。
お店の方に聞いたところ、以前は「阪急うめだ店」でも手に入ったが、今はここ浅草のみでの取り扱い。
この見切れないほどの量の人形達の中から、お気に入りを探すのが楽しいので、欲しい人は店舗に足を運ぶのがいいでしょう。
と、ここまで散々書いておいて恐縮ですが、私、この手の「ちっこい人形」が大好きという訳ではありません!
いや、興味がないこともないのだけど、結構お値段するんですよ、この人形達。
めぼしいところは、安くても2千円くらいからで、高いのは万単位。
物欲王の私としては、これらの「ちっこい人形」にお金をかけるのなら、他に欲しいものがいっぱいある。
とはいえ、「助六」さんで多くの人形を眺めているうちに、だんだんと興味が湧いてきたのもまた偽らざる気持ち。ここは試しに身銭を切って一つ買ってみようと、意を決して気に入ったものを1点だけ購入してみました。
それでは、開封レビューいってみましょう!
このような可愛らしい包み紙を纏った人形の入った箱。
和物っぽさ十分。
包み紙を取ると、箱が現れます。
今回、気に入って買ってみた「招き河童」の文字が左下に。
いよいよ登場、今回購入した「招き河童」。
これで高さが4〜5センチくらい。かなり小さめ。
そして、なんか怖ぇ〜!
怖いけど、福を招き入れるという縁起物です、一応。
後ろ姿。
もちろん江戸っ子は見えないところも手抜きは一切なし。粋だね!
後ろ姿で終わるのもどうかと思うので、もう1回正面からの図を。
やっぱり、なんか怖いかも。
こちら、お値段は税込2,800円です。
2016年3月4日の訪問時点では、店内の値札は全て税込でした。
どうです、これ2,800円です。
値段のことばかり言うのは粋じゃないけど、これに2,800円を悩まずにポンっと出せるほど太っ腹じゃないわ、俺。
まだ、これらを買い集める方々の感覚が分からないので、次回は「そろばん狸」か「夫婦鳩」のどちらかにしようと思案中。
以上
全然参考にならない地図。
[map]東京都台東区浅草2−3−1[/map]