インフルエンザの「治癒証明書」って必要?無駄な事はやめちまえっ!即刻撤廃せよ!

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先週、うちの娘(中学生)がインフルエンザA型に罹ってしまったんですが、完治した頃に「また明日病院に行かなきゃ」なんて言ってるんですよ。

で、何事かと聞いてみたら、中学校に「治癒証明書」(医師の署名入り)を提出する決まりになっている、と。

いやぁ驚きました。完全に熱が下がってから2日経過していれば登校(勤め人なら出勤)してもいいんじゃなかったっけ?何でわざわざ医者の証明まで貰わなければならないのか、完全に理解不能です。

そこでインフルエンザ感染時の「治癒証明書」について調べてみたところ、まぁ様々な見解があることが分かりました。

そして最終的に私が出した結論としては、「インフルエンザの治癒証明書なんて意味なし!即刻全面撤廃せよ!!」です。いや、ホント要らないですよ、これ。不要どころか害悪にすらなっていると思います。

以下で、なぜ私がそう考えるに至ったのかを、ご説明させて頂きたいと思います。

 

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インフルエンザは「学校感染症」

どうやら、インフルエンザ感染時に「治癒証明書」の提出を求める根拠となっているのは、インフルエンザが「学校感染症」第二種に該当するからのようです。

学校保健安全法第19条で校長は、感染症にかかつており、かかつている疑いがあり、又はかかるおそれのある児童生徒等があるときは、政令で定めるところにより、出席を停止させることができる」と定められているんですね。

但し、インフルエンザの出席停止基準「発症後5日、かつ、解熱後2日(幼児3日)が経過するまで」と明記されています。ちなみに学校保健安全法施行規則第19条第2号には、インフルエンザが該当する第二種の出勤停止の基準として「それぞれ定められた出席停止期間。ただし、病状により、学校医その他の医師において感染の恐れがないと認められたときはその限りではない。」と記載されています。

これって要するに「インフルエンザに罹ったら、発症後5日かつ解熱後2日が経過するまでが出席停止だけど、もし医師がもう感染力は無くなったから学校行ってもいいよ、と言えば早めても構いません」っていうことですよね?

散々調べましたが、「医師によりインフルエンザが治癒したと証明されるまでは出席停止」なんて書かれているものを見つけることは出来ませんでした。

 

「インフルエンザ」の治癒を証明することは不可能?

今回、うちの娘が「治癒証明書」を発行してもらうにあたり、どのような手続きを踏んだのかを聞いてみました。

すると、「診察をして、それから問診(いつ熱が下がったかなど)をしただけ」との事でした。改めてインフルエンザの検査を行い、「陰性」になっている事を確認した、という訳ではないんですね。

ここで、ネット上で面白い情報を見つけたので引用させて頂きます。

 

まず一つ目は医師の方が書かれているものです。

病院では「インフルエンザが治ったこと」を証明できないというところにあります。

インフルエンザを診断する検査キットはあるのですが、これはインフルエンザが治ってからも当面は陽性(病気です! という判定)になり続けてしまいます。盲腸の手術をして盲腸が治った後も、手術の傷跡はしばらく目立ち続けるのと同じです。

それでは、何をもって「インフルエンザが治った」と言えるのでしょうか。一般的には「解熱状態が48時間以上続いたこと」とされています。それだけ経てば、周囲への感染力が十分低下するので出勤しても大丈夫、ということです。
すると、病院では「おととい解熱したので、もう48時間たちました」と言う、患者さんの言葉を信じて治癒証明書を書くしかありません。どうしても仕事を休みたくない患者さんが、まだ解熱から6時間しか経っていないのにそれを隠していても、その言葉を信じるしかないのです。そんな「治癒証明書」にどこまで意味があるのでしょうか。

http://mlabo.net/2015/01/6268/

 

続いては、厚生労働省のウェブサイトから。新型インフルエンザに関するページなのですが、通常のインフルエンザに置き換えても特に問題ないと思います。

Q5.新型インフルエンザ(A/H1N1)に罹患した労働者が復職する際、留意することはありますか。治癒証明書や陰性証明書が必要ですか。

新型インフルエンザ(A/H1N1)でも、通常のインフルエンザと同様、発熱等の症状がなくなってからも感染力が続くと考えられています。
基本的に、熱などの症状がなくなってから2日目までが外出自粛の目安です。しかし、完全に感染力がなくなる時期は明確でないことから、業務上可能であれば発症した日の翌日から7日を経過するまで、外出を自粛することが望ましいと考えます。
なお、労働者に対し治癒証明書や陰性証明書の提出を求めることについては、インフルエンザの陰性を証明することは一般に困難であることや、患者の治療にあたる医療機関に過剰な負担をかける結果になることから、望ましくありません。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/21.html

 

いかがでしょうか?医師の方も、そして厚生労働省も「インフルエンザが治ったことを証明することは出来ない(困難である)」と言っています。

患者が、本当は熱が下がって数時間しか経過していないのに「もう熱が下がってから48時間以上経過しました」と言えば、医師はその言葉を信用して「治癒証明書」を書かざるを得ない訳です。

 

結局、「治癒証明書」の提出を求めるのは何のため?

これは推測ですが、インフルエンザが治癒していない生徒を出席させたことにより、ここからインフルエンザウィルスが蔓延した場合、出席を許可した学校(自治体)が責任を取らされる可能性があるので、医師のお墨付きを得ることで責任の所在をあやふやにしてしまおう、という意図があるのではないでしょうか?

「治癒証明書を提出してきたのだから、まさか治癒していないとは思わなかった」って言えますもんね。

別に公務員叩きをしたい訳ではないので補足しますが、驚いたことに一般企業でも従業員に対してインフルエンザの治癒証明書を提出させるところが結構あるみたいです。従業員のことを信用していないのでしょうか?私にはこのような企業が存在することが全く理解できません。

学校に話を戻すと、昨今話題の「モンスターペアレンツ」対策なのかも知れませんね。「うちの子がインフルエンザに罹ったのは、誰々がまだ完治していないのに登校したからに違いない!学校はどう責任を取るつもりだ?」なんて言ってくる保護者がいても不思議ではありません。

理解できなくもないですが、それでもインフルエンザの治癒証明書が上記のように信用に足るものではないとわかっている以上、こんな無意味なことは即刻止めるべきではないでしょうか?

 

誰も得をしない「治癒証明書」。

先述の通り、厚生労働省は「患者の治療にあたる医療機関に過剰な負担をかける結果になる」と言っています。インフルエンザが流行すると、病院には多くの患者が訪れます。必然的に超多忙となります。

そんな中で、すでにインフルエンザによる熱が2日前には下がって体調も回復している「元インフルエンザ患者」が再度病院を訪れて、治癒証明書を発行してもらうためだけに受診をする。。。

これって誰得でしょうか?

病院の混雑に拍車をかけることになり、本当に今、一刻も早い受診を望む患者さんが後回しにされることになりますよね?

そして、もし今すぐ受診すべき患者さんが優先された場合、今度は治癒証明書の発行のために訪れた「元インフルエンザ患者」が相当の時間を待たされることになりますので、その時間と労力の無駄は計り知れません。

更にはせっかくインフルエンザが治癒したところなのに、病院を訪問したことにより新たな病原菌を貰ってしまうリスクを負うことになります。

学校や自治体、企業の「責任逃れ、保身」のためだけに必要とされるインフルエンザの治癒証明書。一体誰の得になると言うのでしょうか?

「治癒証明書ビジネス」というものが仮に存在するとして、誰が恩恵を受けるのかと考えても、せいぜい病院(医師)がその分儲かるくらいしか思い当たりません。けど、「治癒証明書の発行手数料と受診料で儲かるぜ!」なんて考えている病院(医師)は多分ないと思います。

結局、インフルエンザの治癒証明書で得する人なんて、誰もいないんじゃないでしょうか?

 

ま・と・め

少し挑発的なタイトルにしてしまったので最後は多少冷静に書こうかと思いましたが、やっぱり無理ですw。

調べた結果として、インフルエンザの治癒証明書なんてものは無駄以外の何物でもないということが、より一層ハッキリしました。

これまで、特に明確な理由もなくインフルエンザの治癒証明書提出を求めてきた学校(自治体)や企業は、即刻このくだらない慣例を廃止しましょう!

厚生労働省も「治癒証明書や陰性証明書の提出を求めることについては、インフルエンザの陰性を証明することは一般に困難であることや、患者の治療にあたる医療機関に過剰な負担をかける結果になることから、望ましくありません。」と言っていますからね。ここまで厚生労働省が言っているにもかかわらず、未だに提出を求めるなんて愚の骨頂!

そもそも「出席停止基準」となっている「発症後5日、かつ、解熱後2日(幼児3日)が経過するまで」という点も、医学的に妥当かどうかの検証はまだ十分されいないそうです。

もう一度言いましょう!インフルエンザの治癒証明書の提出を求めることは、即刻廃止!!無駄無駄無駄無駄。無駄どころか病院(医師)も患者も疲弊させるだけの害悪ですから!

本当に、こういう悪しき習慣はもうヤメにしませんか?

(^ ^)ではでは(^ ^)

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小爪 獺(こつめ かわうそ)

千葉県出身千葉県在住。家族構成は妻と子2人(娘+息子)。都内に通う普通の会社員です。

2015年12月に気の迷いで当ブログを開設。
基本スタイルは「雑記ブログ」ですので、今の自分が興味を持っていることを無選別に発信していきますが、似たようなライフスタイルを持つ方のお役に立てれば幸いです。

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