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【上高地】最強のキャンプ地で絆を深める親子2人旅

皆さん、こんにちは。コツメです。

突然ですが、皆さんは「上高地」という場所をご存知でしょうか?

まぁ世間と隔離された生活を送っていない限りは、恐らく一度や二度は「上高地」という地名を耳にした事があるかと思います。

[voice icon=”https://kotsumekawauso.com/wp-content/uploads/2016/11/shinpai_man.png” name=”” type=”I”]いや、自分は上高地なんて見たことも聞いたこともないぞ?[/voice]

いやいや、そんなはずはありません。「上高地」の風景は、そのあまりの絶景ぶりから至るところで使われており、少なくともTVや書籍に普段触れている方なら、必ず上高地の風景を目にしたことがあるはずです。

 

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よく使われる写真とはアングルが少し違いますが、この風景に見覚えはありませんか?

河童橋とその下を流れる梓川、奥には北アルプスの穂高連峰がそびえ立つこの風景。日本が世界に誇る、美しき上高地の山岳風景です。いやぁ、本当に素晴らしい景色で、どれだけ見ていても飽きません。

さて、これだけの美しい山岳風景を「直にこの目で見よう!」となると、

[voice icon=”https://kotsumekawauso.com/wp-content/uploads/2016/11/shinpai_man.png” name=”” type=”I”]そうは言ってもかなりの距離を歩いたり登山をしたりと、かなりの苦労を伴うんでしょ?[/voice]

と思われるかも知れません。しかしご心配なく!この写真からも読み取れるようにこんな軽装の子供であっても、問題なく行くことが出来ちゃいます。

という訳で、今回は上高地の中でも特に「誰でも観光気分で気軽に行ける場所」を中心にご紹介するとともに、我が家から上高地までの道中、また上高地を訪れる上でのちょっとしたアドバイスなんかを紹介します。

なお、今回の親子2人旅は「親はアラフォー男子、子は小四(息子)」という構成です。ちなみに私には現在中二の娘もいるのですが、娘が小一の時にも上高地を訪れています。なので、今回は息子にとっては初めての上高地ですが、私にとっては7年ぶり2度目の親子2人旅となります。

時期は8月上旬です。さすがに夏場以外だとキャンプをするには気候条件が厳しい(寒い)ので、当記事の情報だけでは不十分だと思います。十分調査した上で臨んでください。

 

 

親子2人旅に必要な要素が詰まった場所!それこそ「上高地」。

この記事はきっと色々な属性の方にご覧頂けていると思いますので、なるべく汎用性のある内容にしていこうと考えていますが、私が「”親子2人旅なら上高地”教」の教祖であるという立場上、簡単ではありますが「いかに上高地が親子2人旅に最適であるか」をここでご説明させて頂きます。

まだ比較的子供が小さい頃、親というものは「いつか子供と○○したい」といった空想をしては、来るべき近い将来を夢見るものです。そんな夢の一つに「もう少し子供が大きくなったら親子2人旅をしたい」というものがあるかと思います。特に男親の方にその傾向が強いかと思いますが、かくいう私も娘と息子を2人持つ親(男)ですので、いつか親子2人旅を実現させたいという夢を抱いていました。

今の日本では、自然環境に乏しい街中で暮らしている家族が大半だと思います。けれど子供というものは、虫だの魚だのといった生き物や、花や草木に好奇心を駆り立てられるものです。

そうすると、親としても「子供を自然豊かな場所に連れていこうか」といった、情操教育とまではいかないかも知れませんが、日常とは違った環境に身を置く経験をさせてやりたいと思うのは、ごく自然な流れでしょう。

さて、自然に触れるという経験プラス日常とは違った体験と言えば、私の場合だと真っ先に「キャンプ」を思い浮かべます。例えば日帰りのハイキングだと、確かに自然に触れる機会にはなるかと思いますが、非日常体験というには物足りない感じがします。「釣り」や「虫取り」、「アスレチック」なんかもしかりですね。

それが「キャンプ」になると、自分たちの寝泊まりするテント設営に始まり、食事も食べるだけでなく作るところから野外での作業になりますので、衣食住のうち「食」と「住」が完全に普段の生活とは異なります。非日常感抜群です。

ただ日本だと「自分勝手に好きな場所でキャンプをする」というのはなかなか難しいので、特に子供がいるとなると必然的に環境の整ったキャンプ場しか選択肢がありません。まぁ普通はオートキャンプ場になりますね。

私もオートキャンプは大好きで年数回は行っていますが、確かに野外ですし日常生活の場所と比較すると自然に囲まれているのは間違い無いのですが、ただの森林を切り開いてキャンプ場に造成した場所がほとんどですので、特に景色が素晴らしいというキャンプ場は希であり、また車でキャンプサイトに横付けできるのは大変便利なのですが、便利すぎる感も否めません。

ですので、趣味の一環としてキャンプをするのには、設備の整ったオートキャンプ場は大変便利で素晴らしいのですが、「親にとっても子供にとっても、いつまでも記憶に残る貴重な経験を」という点では物足りなさを感じてしまします。なかなか難しいですね。

けどご心配なく。前置きが長くなりましたが、オートキャンプ場とまではいかないまでもそこそこ交通の便が良くて設備も整っており、何より自然環境が素晴らしい場所、それが「上高地」なんです!

「上高地」の素晴らしさについては、多くの写真も使いながら【後編】でご紹介させて頂くとして、ここから先は自宅を出発してから「上高地」の最寄り駐車場で車中泊し、翌朝シャトルバスで「上高地」に乗り込むまでの道中記になります。

特に首都圏(1都3県)にお住まいの方には参考になるかと思いますので、どうぞお付き合いください。もし「今すぐ上高地の話にワープしたい!」という場合は、下のリンクから飛んでくださって結構ですw。

【上高地】日本屈指の楽園で、子連れキャンプとハイキングを楽しもう!

 

移動は自家用車、高速道路は使わない下道縛りのマイペース道中で

最初にお断りしておきますが、「上高地」は首都圏から向かう場合ですと中央高速道から長野自動車道に入って「松本インターチェンジ」で降りれば、お住いの場所にもよりますが高速道路の走行時間が3時間前後、松本インターチェンジを降りてから駐車場(沢渡駐車場)に着くまでが60分くらいですので、それほど時間がかかる場所ではありません。

渋滞してしまった場合はこの限りではありませんが、とにかく5〜6時間も見ていれば着いてしまう距離感の場所です。旅行経験によって感じ方は人それぞれでしょうが、私的には「意外と早く行ける場所」というのが上高地に対する印象です。

また自家用車がない場合でも、新宿などのバスターミナルから直通のバスが出ていますし、鉄道で最寄りの長野電鉄上高地線「新島々駅」まで行ってからバスを使う手段もあります。

しかし!我々は今回、自家用車を利用しましたが「高速道路を一切使わない、完全下道縛り」でのプランを組みました。

「下道縛り?アホなの??」と思われるでしょうが、これには3つの理由があります。

  1. とにかく少しでもお金を節約したい(要は金欠w)
  2. 高速道路は疲れるので、ゆっくりのんびり行きたい
  3. 気軽に寄り道がしたい

 

まず「1」についてですが、いくら「宿には泊まらずキャンプだから宿泊費を安く抑えられる」とは言っても、旅行ですからそれなりに出費は発生します。ただ家族全員(4人)での旅行ならともかく、半分の2人での旅行ですからおおっぴらにお金を使う訳にもいかず。。。下道を使うことで、往復1万円くらいになる出費を削減することにしました。

次に「2」について。私もアラフォー(すでに40歳は過ぎています)になり、だんだんと高速道路でのスピードを出すドライブには疲れを感じるようになってきました。

「高速道路を使って短い運転時間で済ませた方が疲れないのでは?」

というご意見もあろうかと思いますが、私の場合はどういう訳か時間がかかっても下道を走った方が全然疲れません。また、万が一事故を起こした場合でも、下道の方が大きな事故になる確率は低いと思いますので、そういう点でも「敢えて下道」という選択はオススメできる手段だと思っています。

最後に「3」。これ私的には結構重要なポイントでして、もともと旅好きというかあちこち見て回るのが好きなので、たとえ素通りしたとしても、下道を走っているとその土地その土地の雰囲気というのが感じられて面白いんですよね。余談ですが私、旅好きが講じて、以前に「国内旅行業務取扱管理者」という資格を取得しています。大して難しい試験ではないのですが、それでもちゃんとした国家資格です。

高速道路だと、どうしても人里を避けて通されている場所が多いため景色も単調になりがちですし、「ちょっと寄り道してみたいな」と思ったところで簡単に高速道路を降りる訳にもいかないですしね。

 

そして実はもう一つ、下道を使った理由があります。それは初日は最寄りの「沢渡駐車場」で車中泊をすることに決めていたのですが、24時を過ぎてから「沢渡駐車場」に到着したかったのです。

沢渡駐車場の駐車料金は600円/1日なのですが、起点が24時(夜中0時)なので仮に23時に駐めたとしても24時を回るとたった1時間の駐車時間であっても600円の料金が発生してしまうのです。そのため「0時を過ぎてから駐めた方が600円お得だ!」というのが、私の考えた節約法であります。

セコいですか?600円の節約。確かに私も「そこまでやる?」と思わなくもないので、この点については強く主張するつもりはないのですが、どうせ高速道路代を節約するくらいならトコトンやってみるのもゲーム感覚で面白い。勿論、車中泊するにしても、もっと睡眠時間を取りたい場合は600円にこだわる必要は全くありませんw。

 

我が家から上高地までのルート(下道)

我が家は、千葉県印西市というところにありまして、もしかすると「千葉ニュータウン」という地域名称の方が有名かも知れませんが、だいたいの場所でいうと千葉県の北西部、チーバくんで言うと「チーバくんの目」の位置辺りです。千葉県以外の人だとチーバくんに例えらたところで全くピンとこないと思いますが。。。

そんな千葉県印西市から長野県松本市の「上高地」までのルートをご紹介しておきます。下にGoogleマップを張りつけておきますが、恐らく皆さんの画面上では高速道路を利用したルートが表示されているかと思います。

しかし今回は”下道縛り”の旅。マップの右上に出ている「その他のオプション」から「高速道路を使わない」を選択し再表示し直して頂けると幸いです。

今回のルートを簡単にご紹介すると、次の通りです。

  • 国道16号線で埼玉県へ向かいます
  • 埼玉県春日部市のあたりで、国道17号線へ乗り換え
  • 国道17号線で群馬県高崎市をひたすら目指します
  • 高崎市あたりで、国道18号線へ乗り換えて軽井沢方面へ
  • 長野県上田市で国道152号線へ乗り換えます
  • 程なくして、今度は国道254号線へ乗り換え「三才山トンネル有料道路」を抜けて長野県松本市街へ
  • 松本市街を抜けて、国道158号線に入り、あとは一路「上高地」へ
  • 「沢渡バスターミナル」駐車場に到着!

これはあくまで千葉県印西市から上高地へ下道で向かう場合の推奨ルートですので、同じ首都圏からでも出発地点によってルートは当然ながら違ったものになるでしょう。特に神奈川県からだと、国道20号線で甲府市や諏訪市を抜けるルートの方が近道かも。

 

14時自宅発で、沢渡バスターミナル(駐車場)着は0時5分。

さて、先ほどご紹介したGoogleマップを見ると「所要時間7時間45分」くらいと出ているはずですが、途中で渋滞が発生する可能性があるほか、急な寄り道欲求に屈した場合や夕食を摂ることを考えると、もう少し長めに時間を見ておく必要があります。

参考までに我々のケースをご紹介すると、時期は8月上旬の平日で14時に出発。到着は0時5分でした。まぁ0時以降の到着を予定していたので少し時間調整はしていますが、昼間に出発するとこのくらい時間がかかります。

 

平日は交通量が多い

「何を今更」って感じでしょうが、平日はトラックなど仕事の車が多いです。特に夕方になると混雑が激しくなるので、首都圏は早めに抜けておいた方がいいです。それでも今回のルートだと夕方から夜にかけて高崎市を通り抜けることになるので、まぁ高崎周辺での混雑は覚悟しておいてください。

ただし高崎市さえ抜けてしまえば、あとは割とスイスイ動けるようになります。夏の軽井沢周辺は激しい渋滞でも有名ですが、夜ならば打って変わって閑散としています。

 

夜ご飯と時間調整に「軽井沢プリンスショッピングプラザ」へ

軽井沢には魅力的なお店がたくさんありますが、子連れでもお手軽に立ち寄るなら断然「軽井沢プリンスショッピングプラザ」がオススメです。私はこちらのアウトレットモールが大好きでして、買い物自体はあまりしないのですが首都圏にあるようなアウトレットモールと違って大変広々とした作りで、雰囲気がいいんですよね。

軽井沢にアウトレットモールは似合わなそうにも感じますが、うまい具合に環境と調和しています。

そして夜ご飯ですが、アウトレットモールなので飲食店の数もそこそこありますので、気に入るお店が一つくらいはあるでしょう。出費を抑えたかったらフードコートもありますし。

また、ちょっとしたものならここで買い足すこともできます。今回は息子がサンダルを持ってくるのを忘れたので急遽ここで買い足しました。ただアウトレットモールなので激安品は置いてあるはずもなく、子供用にしてはそこそこ高価なサンダルを購入する羽目になりました。。。

ただ、私もこのブランドのサンダルを使っているのですが、凄く履き心地が良いんですよね。子供も「歩きやすい」と喜んでいましたので、無駄な出費ではなかったかな、と納得しています。上高地での川遊びにも重宝しました。

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こちらが夜の軽井沢プリンスショッピングプラザ。8月上旬とはいえ、平日夜だと閑散としています。

http://www.karuizawa-psp.jp

 

上田市から「三才山トンネル(有料)」を抜けて松本市街へ

軽井沢から先は夜にもなると閑散としていて、風景も暗くて見えにくいのでただただ走り続けます。国道18号線で上田市まできたら「三才山トンネル」方面へ向かいます。

さて、松本という場所は陸の要塞とでもいいましょうか、盆地なので周囲を山に囲まれています。そのため今回のように軽井沢方面から松本へ向かうと、どうしてもトンネルか峠を抜ける必要があります。

まぁ明るい時間帯であれば、面白半分で峠越えにチャレンジしてもいいのですが、夜も深くなると流石に怖いのでトンネルを使うのが大人の選択。しかし残念ながら「三才山トンネル」は有料道路でして、普通車ですと510円かかります。

通ってみると分かりますが、結構立派なトンネルであることはもちろんのこと、周囲の風景からも「このトンネルがなければ松本まで峠越えで抜けるのは相当大変だろう」ことはすぐに理解できます。しかしながら今回の旅が高速道路を使わない下道縛りの節約旅行だったので、この「三才山トンネル」をうまく回避できたらパーフェクトだったのになぁ、と思うと少し残念です。

ちなみに「三才山トンネル」近くのコンビニで回数券をバラで安く販売しています。値段は忘れてしまいましたが、少しは安くなるので休憩ついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

http://www.ndoro.or.jp/modules/contents/misayama.html

 

おまけ「丸山珈琲 小諸店」 

小諸市の国道18号線沿いに、コーヒー通の間では有名な「丸山珈琲」の小諸店がありますので、旅のついでに寄り道してみました。(夜中には営業していないので、今回は帰りに立ち寄っています。)

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こちらの「丸山珈琲」は、軽井沢本店を中心に9店舗で展開されていまして、数多くのスペシャリティコーヒーを取り扱っています。まぁ今時のサードウェイブ系に近い「浅煎り」が中心です。個人的な嗜好でいうと「少し浅煎り過ぎるかな」とも感じますが、良い豆を使っているので美味しいです。コーヒー豆の値段はやや高めですが、浅煎りが飲みたい時にはベストチョイスの一つです。

店内には大きな焙煎機が置いてあるので、見慣れない人には新鮮に映ることでしょう。また喫茶スペースも広々としていて比較的空いています。景色も浅間山が目の前に広がっていたりとロケーションも良いので、今回の旅の寄り道には最適です。

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http://www.maruyamacoffee.com

 

松本市街を抜けて、いよいよ上高地最寄りの「沢渡駐車場」へ

さて話を戻します。「三才山トンネル」を抜けると、程なくして松本市街に入ります。しかし市街とは言っても、時刻は22時を回って深夜時間帯なので閑散としていてあまり面白くありません。我々親子はすでに夜ご飯を済ませていたこともあり、夜の松本城のそばを通って松本城の姿を遠目に眺めたら、すぐに上高地方面へ向かう国道158号線へと走り出しました。

なお、高速道路を使う場合は松本インターチェンジで降りることになりますが、降りるとすぐに国道158号線へ入ることが出来ますので、ここから先は下道縛りの我々と同じです。

ところで、もし夜ご飯を済ませておらず、「けどコンビニじゃイマイチだなぁ」という場合は、松本市街なら夜も営業しているお店がいくつもありますので、上高地へ向かう前に松本市街で食事は済ませておきましょう。また、翌日の朝食を調達する場合は、松本から野電鉄上高地線の終点「新島々駅」の間ならコンビニが何件かありますので、早めに調達しておく必要ありです。

深夜の国道158号線は交通量も非常に少なく、信号もほぼ無し。安全運転で行っても1時間くらいで「沢渡駐車場」に到着します。くどいですが、24時より前に入庫すると1日駐車したものと同じくカウントされて600円の駐車料金が発生するので、どうせ深夜に到着するのであれば24時過ぎに入庫した方がおトクです。

 

「沢渡駐車場」は複数アリ。大荷物なら「市営第3駐車場」を狙え!

約10時間の下道縛りドライブを経て、ようやく「沢渡駐車場」に到着!

ところで「沢渡駐車場」ですが、実は沢渡地区に点在する駐車場を総称して「沢渡駐車場」と言います。各駐車場によって大きさも場所も結構違う(駐車料金は共通の600円/日)ので、注意が必要です。

で、数ある「沢渡駐車場」の中でも、私オススメの駐車場が「市営第3駐車場」です!理由は単純で、上高地行きシャトルバスの始発となる「沢渡バスターミナル」に隣接するのが「市営第3駐車場」だから。

親子2人でキャンプをするとなるとそれなりの荷物量になります(オススメの装備は別記事でご紹介します)。そのため、どうしても全ての荷物を車内に持ち込むことは出来ないのですが、このシャトルバスは観光バスのような仕様なので大きな荷物は床下の荷物置き場に置かせてもらうことが可能です。

始発なら時間に余裕を持って荷物を渡すことが出来ますし、満席で通過されてしまうなんて心配もありません。子連れだと何かとモタモタしがちですので始発が安心ですね。なお、満車で停められなかった場合はお隣の「市営第2駐車場」でも差し支えありません。こちらは24時間開いている足湯があるので、むしろ満車になりやすいかも。「沢渡バスターミナル」まで歩く必要が出てきますが、大した距離ではありません。

http://www.kamikochi.or.jp/access/transfer/#map1

 

快適な「車中泊」のポイント

「車中泊」したことありますか?

車って家とは違って断熱材なんてほとんど入っていませんし窓ガラスだらけなので、夏は暑いし冬は寒い。要はテントで泊まるのと条件はほとんど一緒です。ただ、幸いにも夏の沢渡駐車場は標高が高く夜は涼しいので、暑さに悩まされることはほとんどありません。むしろ寒いくらいです。

我が家の自家用車「セレナ」は、シートを倒すとフルフラットにすることが出来るので、今回は布団と毛布を持参しました。キャンプをするのでシュラフ(寝袋)も用意してはありますが、せっかくフルフラットになるなら布団を敷いてしまった方がより快適に寝ることが出来ます。親子2人なら広さも十分です。

もし皆さんもフルフラットになる車をお持ちでしたら、車中泊では布団を使った方がいいですよ。残念ながらフルフラットにならない場合は、なるべく平らになるようにシートを調整しシュラフに包まって寝ることになります。ただ、どうしても熟睡するのは厳しいので、仮眠程度と考えて始発のシャトルバスで早めに上高地に入っちゃった方がいいです。

あと、駐車場なので街灯が結構眩しく感じます。駐車場が空いているのなら、なるべく暗い場所に車を停めるのがポイント。また窓を塞げればベストですが、難しい場合はアイマスクをつけて寝るのも対策になります。私のように明るさがあまり気にならない人なら、そのまま寝られますけどね。

ちょっと距離がありますが「沢渡バスターミナル」のトイレは24時間利用可能です。

 

シャトルバスで、いざ「上高地」へ

「上高地」はマイカー規制が敷かれているため、自家用車で「上高地」へ乗り入れることは出来ません。そのため「沢渡駐車場」に車は停めて、シャトルバスもしくはタクシーで「上高地」へ向かいます。

タクシーと書きましたが、親子2人旅だと割高になる(タクシーは片道4,200円)ので、シャトルバスを利用するのが一般的です。

シャトルバスは5時台から30分間隔で運行しており、繁忙期だと臨時便が出ることもありますので「いつまでもシャトルバスに乗れなくて困る」といったことはなりません。

「沢渡バスターミナル」の場合、事前に券売機で乗車券を購入するスタイルです。券売機で並ぶ場合があるので、あまり時間ギリギリには行かない方が精神衛生上宜しいです。

シャトルバスの料金ですが、大人だと片道1,250円(往復乗車券なら2,050円)です。小学生は半額ですね。往復乗車券を買っておいた方が割安ですが、帰るまでに失くしたりグチャグチャにしてしまう可能性があるような方は片道分を買う方が安心かもw。

乗車時間は約30分で車内にトイレは付いていないので、事前にトイレは済ませておきましょう。子供が漏らしたりした日には、到着前からテンションだだ下がりですし、何より他の乗客に迷惑ですから。

 

続きは「後編」で

このあと「上高地」入りする訳ですが、続きは「後編」(以下のリンク)へ。

写真点数多めでご紹介していきますので、是非合わせてお読みください。

【上高地】日本屈指の楽園で、子連れキャンプとハイキングを楽しもう!

 

2017年夏シーズンに再訪しました!

またまた上高地へ行って参りました。今回は明神池方面へも足を伸ばしてみましたので、宜しければそちらのレポートもご覧ください。

【嘉門次小屋/明神池】岩魚(イワナ)の塩焼きが絶品!疲れ吹き飛ぶ滋味