「印西市中心市街地活性化」に期待するところを勝手に書いてみる。

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私が印西市の千葉ニュータウン地域に引っ越してきたのは2009年10月ですので、住み始めて(現時点で)早6年以上が経過しました。

越してきた当初は印西市のことをほとんど知らず、自然豊かな自宅界隈の環境を見て回るだけでも、日々驚きの連続でした。

 

程なくして息子が大森地区にある幼稚園に通いだしたので、幼稚園の行事などで否応無しに大森地区へ頻繁に訪れるようになりました。そして、大森地区周辺を見ていく中で”印西市は元々この木下駅周辺が中心地であった”という事を知るに至りました。

 

このような歴史的背景があるからなのか、印西市では「千葉ニュータウン地域」「中心市街地」と大きく2つの地域に分けて表すのが一般的です。

ただ、木下界隈を「中心市街地」と言われても、正直なところ千葉ニュータウンに最近越してきた新参者からするとピンとこなくて、良く使われている「旧市街地」という意地悪な言われ方の方がしっくりきます。

 

まあ、要するに他の地方都市と同様に古くからの中心部は寂れて、大きな幹線道路周辺が発展するという傾向が、ここ印西市でも顕著に現れているといったところでしょう。

さらに印西市では運賃が高額だなんだと言われながらも東京中心部に直結している北総線沿線と、運行本数も少なくついこないだまでは上野止まりだったJR成田線沿線の差が開いたという側面もありそうです。

 

そんな訳で、日本全国で起こっている市街地の空洞化が印西市にも起きてしまうのは構造上仕方のないところではありますが、「衰退=街としてのポテンシャルを失った」という訳では必ずしもない、と私は思うのです。

私は印西市の「中心市街地」を訪れれば訪れるほど、”まだまだ魅力溢れる地域である”と感じています。

私の自宅周囲にある結縁寺界隈の自然環境も素晴らしいものがありますが、「中心市街地」周辺はさらに自然環境に恵まれていると思いますし、散策すると随所に見られる街のレトロ感も、”上手い魅せ方”をすれば人を呼び込むパワーに結びつけることが出来るのではないか、と感じるのです。

 

さて、そんなモヤモヤ感を前々から持っていたのですが、たまたま一人自由な時間が出来た土曜日(2016/5/21)の午前中に”なんとなく木下駅周辺を散策”してみて、改めてこの「中心市街地」の持つポテンシャルを感じると同時に、ここ数年で見ても依然として”停滯”あるいは”衰退”しているとしか感じない実情に歯がゆさを感じて、この度、筆を執った次第です。

 

書いているうちに、自然と「辛口」になってしまうかも知れませんが、ひとえに”地元愛”が高じたものであり悪意はありませんので、ご容赦頂ければ幸いです。

 

実は「辛口になりそうだ」と言い訳を先にしたのには理由があります。

この歯がゆさを抑えることが出来ずに帰宅してから早速インターネットで、「この印西市の中心市街地をどうにかしよう!というすでに出来上がったプランがあるのではないか?」と調べたところ、案の定「印西市のオフィシャルなサイト」にしっかりと公表されていました。

 

印西市中心市街地活性化基本計画(本編の方)

 

「本編」と「概要版」の二つが掲載されていましたが、 「本編」の方は長すぎて読む気が起きなかった(後でざっくりと見ましたが)のでとりあえず「概要版」を読んでみました。

そうしましたら、ほぼほぼ自分が考えているのと同じようなことがキレイに纏めれていたので、「何だ、ここまで問題点を押さえられているのなら、これから良い方向に向かうんじゃないかな」と勝手に一安心したのもつかの間、このレポートが書かれた日付を見て驚きました。

 

平成17年3月。

 

今は平成28年だから、もう10年以上前に策定されたということになります。

ここまで問題点を押さえられているのに、10年経った今、どうなったかと言えば先述の通り”停滯””衰退”という表現が適切で、決して”改善””発展”とは言えない状況。

歯がゆい、どうしようもなく歯がゆい。

 

私は町おこしのプロでも何でもありませんし、役所務めでもないので行政のことは全く分かりません。強いて言えば大学時代に「行政法」を専攻し法律だけでなく行政そのものについても少しだけ研究しましたが、所詮は大学生が机上で文献から推察した程度のもの。

だからといって「素人だから発言する資格はない」なんてことはないでしょうから、批判覚悟で勇気を出して今感じていることや思いつくことを書いていこうと思います。

 

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1.まずは「久七団子」へ

この日は、車を妻に使われてしまったので、原付バイクで「中心市街地」を訪れました。

家を出たのは午前9時頃。普段の休日なら、まだ活動するには早すぎる時間帯ですが「中心市街地」には私の大好きな「久七団子」があります。
「久七団子」は”売り切れ次第終了”の営業スタイルのため、この時間でも遅いくらいです。

 

〜過去記事〜

本物の団子がここにある!久七団子(印西市)。

 

到着すると、まだ暖簾が掛かっていたので店に入ると、なんとなんと「すみませんが本日はもう品切れで。。。みたらしが1本だけなんです。」とのお言葉。

 

時刻は9時15分。相変わらず品切れが早い。

 

なんとか「みたらし1本」にありつくことが出来たので、店先ですぐに頂きました。相変わらず、本物に団子なので柔らかさが素晴らしい。
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さて、「印西市中心市街地活性化基本計画」によると、「団子屋やせんべい屋、うなぎ屋や川魚料理屋をつなげて回遊性を高める」という一文があるのですが、ここで描かれている団子屋はおそらく「久七団子」でしょう。

しかし、午前9時過ぎで品切れの可能性があるとなると、「観光地の名物」として売り出すには厳しいでしょうね。
お店の事情はあるのでしょうが、せめて午後3時くらいまでは買えるようにならないと。。。

 

市がバックアップして後継者育成に手を貸す他、そもそも店の場所がイマイチなので後継者にはもっと条件の良い別の場所で店を開いてもらうというのも検討すべきでしょう。

また、ベーシックインカムで、独り立ちするまでの2年程度の間は月に15万円くらい支給してもいいのではないでしょうか?

 

観光地ではどこに行っても「団子」人気は非常に高いです。ただでさえ人気がある「団子」が、歴史もあり味も素晴らしい「久七団子」とくれば、これ以上のものはありません。

「久七団子」があるだけでも、「中心市街地」の大きなポテンシャルです。

 

ただ団子はいいとして、私は近隣の他市町村に誇れる「せんべい店」や「うなぎ・川魚料理屋」があることを知りません。
観光地化するとしたら、どちらのお店になるのでしょうか?宜しければどなたかお教えください。

2.水辺を活かしたまちづくり

私が初めて「中心市街地」を散策した折に、真っ先に感じたのが「良い雰囲気の水辺がたくさんある」ということでした。さすが、かつて水運の拠点「木下河岸」で栄えた場所だけあって川(水路?)が多いのが「中心市街地」の特徴の一つです。

計画でも「水の駅 きおろし」なんて言葉が出てきます。

 

実際、水辺があるというのは、地域活性化に当たってはかなりのアドバンテージになるはずです。しかし「中心市街地」において、このポテンシャルが十分に発揮されているかというと甚だ疑問です。

 

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中央公民館のそばに「ぶらり川めぐり」という昇りが立っていたので、見に行ってみました。

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なかなか良い雰囲気の船着き場です。忙しそうに関係者の方が船を出す準備をしていました。どういうシステムなのか聞いてみようかと思いましたが、営業の邪魔になりそうなので替わりにインターネットで調べていたところ、予約制のようです。

 

非常に良い試みだと思いますので、これからも続けて欲しいですね。遊覧船が出せるというのは、観光地にとって大きなポイントとなるでしょう。

ゆくゆくは予約制ではなく、営業日・本数も増えると認知度が高まり、また観光客が使いやすくなって一気に利用者が伸びる可能性があります。
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※後で出てくる某空き地より撮影したものです。

 

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「久七団子」から「中央公民館」までの道のりには、こんな川沿いの風景があります。
決して水はキレイとは言い難いですが、それでも川があり、その景色を見せるだけでも例えば飲食店の立地がこんなところだと、普通の場所に出すよりも付加価値がつきます。
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左手川沿いをよく見ると、遊歩道のような感じで整備されているのがわかります。
行政は、とりあえずこのような「ハコモノ」施策を実行するのは早いですね。

まぁ、予算が取れるか取れないかがキモで、あまり企画力は問われない(誰でも思いつく)からやり易いでしょう。

意地悪な書き方をしましたが、それでもやらないよりはずっといいです。しかし、整備する規模が小さいためどうしても中途半端感が出てしまっています。

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おや?この撮影している場所の対岸が、空き地のように見えます。

土地と川の間に道路を挟んでいないので、水辺を演出することを考えると「一等地」ではないでしょうか。

こんなポテンシャルを秘めた土地が放置されているとしたら、なんともったいないことか。
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この看板の対岸側が、空き地のような場所です。
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気になったので、対岸に渡って空き地のような場所を確認しに行くと、そこには「売物件」の看板が。

「水辺を活かす」ことを考えると、間違いなく一等地なので、ここは印西市に是非とも押さえておいて欲しい土地です。
(但し、この土地までのアプローチがやたら道は狭いし、曲がりくねっているわで、そこは大きなマイナスポイントでした。)

水辺って活かし方次第で俄然雰囲気が良くなるんですよね。

 

例えが良くないかも知れませんが、以下は私の好きな京都の高瀬川沿いの写真です。

GoogleMapのストリートビューから持ってきたので画像が良くないですが。
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ちょっと川幅が違うのと、京都の高瀬川は流れがあるのに対して、印西市の弁天川は流れがないという違いがあるので、比較としてはイマイチかも知れません。

根本的な違いとして、街の規模自体が違いすぎて比較にならない、というのもあります。

 

どちらかといえば、大阪の道頓堀川沿いの方が条件は近いかも知れないですね。

けど、道頓堀川沿いも綺麗に整備されていて、決して川の水はキレイとは言えませんが雰囲気は高瀬川沿いと同様にいい味を出しています。

 

最初は小規模でもいいので、こういうちょっと近代的な建物を建ててみて、格安賃料でお店に貸し出していたらいいんじゃないかと思うのですが、皆さんどう思われますか?
店舗運営力はまだまだ未熟でもいいので、チェーン店ではなく個人店でキラリと光る、何らかのこだわりがある店。

ちょっと話題になって、近隣市町村からも足を運んでくれそうな店。

格安賃料で市がバックアップしてくれたら、例えば週末だけ営業するなんていうちょっと冒険した営業スタイルでも、観光地化してお客さんを呼び寄せるまでに潰れないで営業し続けられそう。

 

やはり、街の活性化を本気で狙うのならば、兎にも角にも商業的な発展をさせていかないと無理だと思います。
いくら行政が文化的な施設を高いお金をつぎ込んで作ったり、歴史的な文化財を修復・維持していったとしても、それだけでは観光客は呼びこめません。

そもそも、印西市の「中心市街地」にもかつて繁栄した時代の名残の遺産が残っていて、個人的には魅力的に感じるのですが、残念ながらそれだけで集客できるほどのインパクトはなさそうです。

同じ水辺でいうと、まずはせめて「佐原」の伊能忠敬記念館周辺くらいには行政の力で整備して、それに加えて民間のお店で盛り上げていく必要があるのではないでしょうか。

3.その他とまとめ

これからはベンチャー起業、特にIT系ベンチャーがオフィスを構える際に東京にこだわらなくなっていくのでは、と予想されます。

 

そのため、今のうちから積極的にIT系ベンチャーを取り込むのも悪くない施策です。印西の自然環境がどこまでベンチャー起業を惹きつけるかは判断が難しい部分がありますが、成田空港にも近いし東京に出るのもそれほど大変ではない、という土地柄は、施策次第でITベンチャータウンとして開花する可能性を十分持っていると思います。

 

また、「中心市街地」を語る時に、しばしば「千葉ニュータウン地域」vs「中心市街地」という構図で語られるのを見かけますが、それはおかしな考えです。

 

「中心市街地」からしてみれば、「千葉ニュータウン地域」がすぐ近くにあるというのは、他の空洞化を余儀なくされている地方都市と比べると、大きなアドバンテージです。

 

ただ「千葉ニュータウン地域」の近くだというだけで、他市町村の方が買い物で「千葉ニュータウン地域」に来た流れで、次に「中心市街地」へ回遊するという可能性があるのですから。

 

東洋経済新聞社の企画では、過去数年連続で「住みやすさ日本一の街」として印西市が選ばれていますが、これは「千葉ニュータウン地域」の存在が大きいと思われます。

しかし、「中心市街地」も同じ印西市くくりで日本一の名を欲しいままにしているのですから、大変ラッキーなことだと思います。

 

さて、まとめです。

 

「中心市街地」を活性化させるためには、とにかく「魅力的・個性的なお店を増やす」、「ITベンチャーなどの起業を積極的に呼び込む」など、商業的な発展が不可欠で、そこに全力を注ぎ込むのが一番の近道です。

 

いわゆる「ハコモノ」系、それも文化的・公共的な色合いのものに予算を注ぐくらいなら、先ほど申し上げたように同じハコモノでも、話題になりそうな個性的なお店や起業を誘致するための建物を作ってみた方が面白いです。

 

はっきり言って地方都市の市街地空洞化は全国的な流れであり、それを食い止めるのは非常に困難です。

私の薄いアイディアを実践したところで大失敗する可能性の方が高いでしょうが、そうであってももしうまくいったなら、その建物をきっかけに自然発生的に同じようなカルチャーを持った仲間が集まってくる可能性も十分あります。

何もしなければ、その可能性はゼロです。

 

現状を見る限りでは、「中心市街地」の空洞化の流れが食い止められたようには見えません。

 

どうでしょう?一角でもいいので京都の高瀬川沿いのように、川辺を整備し建物を一つ立てて、私に一区画「超格安」で貸してみては?

もう何をやるかのプランはだいたい決まっています!

市の英断を期待します!!

 

ついでに、「中心市街地活性化基本計画」なんてネーミングでは、あまりに堅すぎて頭に入ってこないので、もっとキャッチーなフレーズを付けたいですね。「水の駅きおろし」なんていうのも、まだまだ堅すぎる。

インパクトのあるフレーズを思いついたら、さりげなく追記しておきます。

 

以上

 

追伸:全然校正しないで載せちゃいましたので、読みづらいところが多々あることお許しください。

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