【カジュアル版】壮絶・死闘!アニサキス vs 俺。生サバ食ったらヤツ(寄生虫)が居た!!

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皆さんは、「アニサキス」って知ってる?
聞いたことくらいあるよね?きっと。

よく知らない人のために、ウィキペディアから要点を引用させてもらうと、ちょっと長いけどこんな感じ。

・アニサキスは海産動物に寄生する寄生虫である。
・ヒトへ感染するときには主にサケ、サバ、アジ、イカ、タラなどの魚介類から感染する。
・胃アニサキス症の症状は、食後数時間のうちに始まる激しい腹痛と嘔吐である。
・嘔吐に際しての吐瀉物は胃液のみで、下痢も一切認められない。
・アニサキスの虫体が寄生のために胃壁や腸壁を食い破ろうとする。
・激痛のため診断の確定を待たず緊急開腹せざるを得ないこともある。
・アニサキスの虫体はかなり強靱で、通常の咀嚼では噛み切れない。薄く切るのも同様。
・薬味(ショウガ、ワサビ、ニンニク)による殺虫は人が食べられる濃度では効果はない。

なお、今から話す内容は、2014年2月2日(日)から4日(火)に渡って繰り広げられた、私コツメと寄生虫「アニサキス」による壮絶な戦いの記録である。

注:文中に出てくる「印西総合病院」は絶賛開業中ですが、今回の記事に出てきた時の「印西総合病院」は経営破綻したため、現在の「印西総合病院」は完全な別法人です。
確認してはいませんが、おそらくピアスの医者もいないでしょう。
誤解のないように、くれぐれもお願いします。

 

皆さんは「鯖寿司」好きですか?俺はね、「鯖寿司」大好き。
学生時代なんか、京都に住んでたから鯖寿司の名店「いづう」があったのね。
当時でも1本4,000円くらいしてたのに、ここの「鯖姿寿司」を時々買ってきては、晩ご飯にかぶりついたりしてた。
これ、分かる人が聞いたら「学生のくせに相当に生意気な行為」だと思う。

で、今も「すし銚子丸」に行くと、かなりの高確率で「鯖寿司」を注文してる。
どんだけ「鯖寿司」好きなんだよ、俺。

 

とまぁ、俺の「鯖寿司好き」具合は分かってもらえたと思うけど、ある日曜日の夜、具体的には2014年2月2日の夜なんだけど、コツメシニア(コツメ家には同居しているコツメ両親がいる)が昼間にスーパーマーケットで買ってきたサバで作った、自家製の「鯖寿司」が食卓に並んでたのね。

俺、「鯖寿司」が大好きだから、当然その「鯖寿司」を嬉々として頬張ったわけ。
俺だけじゃないよ、家族6人全員が「美味い、旨い」って言いながらコツメシニアお手製「鯖寿司」をバクバク食べた。
コツメ家は、俺だけじゃなくてみんなが「鯖寿司」好きなんだわ。

そりゃ美味しかったよ、新鮮な生サバで作った「鯖寿司」だもの。

まさか、その夜から2日間にも渡る「ヤツ」との戦いが待ち受けているとは、この時点では知る由もなかったんだけど。

 

美味しい生サバの「鯖寿司」を食べたその夜、ぐっすり就寝中だったのに、いきなり強烈な吐き気に襲われて目をが覚めた。
最初は「何だ、この吐き気?」と思ってたんだけど、すぐに我慢できなくなってトイレでリバースしちゃった。

せっかくの美味しい「鯖寿司」をリバースしちゃうなんてアリエナイことなんだけど、この時はとにかく超気持ち悪かったし、「鯖食ったし吐かないとヤバい奴だ、これ!」と直感的に思ったので、素直にリバースしといた。

結果として、リバースしてすっかり吐き気はおさまったので、その後朝まで一度も目覚めることなくグッスリと眠ることができた。

 

翌朝、目覚めたら吐き気は嘘のように治ってたから、いつも通り月曜朝のブルーな気持ちと戦いながらも出勤の準備をしてたんだけど、だんだん時間が経つにつれてこれまでに体験したことのないミョーな違和感を胃に感じ始めたわけ。

 

最初は「月曜の朝だから?」と、自分のメンタルを疑ってたんだけど、10分くらいの周期で胃が締め付けられるようにキリキリと痛むの。

いや、これはメンタルじゃなさそうだわ、って理解し始めた頃には、痛みがやってきた瞬間もう堪らずに胃に手を当てて前かがみになるしかなくて、「痛ててててててっ!」と言わずにはいられない状態。

 

もうね、子供産んだこと1回もないんだけど「陣痛!陣痛がきたっ!!」って思った。
俺、立ち会い出産を経験してて、初めての子供の時は陣痛の時からすげー長時間一緒にいたから何となく分かる。

 

それでも出産を経験したママさん達は、きっと

「お前、陣痛はそんな甘いもんじゃねーんだよ!」

って、今あたまの中で文句言ってると思うけど、俺から言わせてもらえば

「あんたら、アニサキスが胃に食いついた時の痛み知らねーだろーがよっ!!」

って感じなんだけど、なんか文句ある?

 

上のウィキべディア引用部分を思い出して欲しいのだけど、

激痛のため診断の確定を待たず緊急開腹せざるを得ないこともある。

って、これ帝王切開と一緒じゃね?

 

あんまり煽ってもどうせ平行線になって不毛だから先に進むけど、その時の俺の頭の中は、

「なんだか良く分からないけど、やっぱり鯖だわ、これ。病院に行かねーとな」

程度で、陣痛もすぐ治ると思ってたから事の重大さをまだ理解してなかった。

 

さすがに仕事できる雰囲気じゃなかったんで、朝から病院へ向かったんだけど何となくいつも行ってる近所の診療所だといい加減な診断される予感がしたのね。

それで1年前くらいに出来た、(その当時は)新しくて大きめな「印西総合病院」に行ってみることにしたわけ。
今となっては「印西総合病院」を選んだ理由が自分でもよく分からないんだけど、結果的にはネタとしても十分美味しい体験をすることが出来た。

ブログ的にも大正解だった!

 

訪れた「印西総合病院」は、びっくりするくらいに空いてた。
2月だよ?
普通は、風邪とかインフルエンザの患者で溢れているはずじゃない?
わざわざマスクして完全防備して行ったのに、ガラガラでさ。なんかヤバい予感したんだけど、とにかく陣痛が治らないから早く診てもらいたくて、受付済ませて呼ばれるのを待った。

そしたら、やっぱり空いてるからすぐ呼ばれた。

 

で、ここで一つ目の衝撃。診察室に入ったら、耳にとんでもない量のピアスを付けてる太ったおっさんがいて、この人が医者なんだわ。

これ、言っておくけど「マジで盛ってないからね!」。

 


街中でもなかなかお目にかかれないようなおびただしい量のピアスをつけた医者。
輪っか型のピアスが、何連にもなって耳を貫通している。
こんな医者、俺は初めて見た。

まさか大きな病院でこんな医者に当たるとは思ってなかったから、そりゃ激しく後悔したけど今更どうにもならない。

もう、めちゃ陣痛きてるのに、それでもピアス医者の耳から視線を離せない。
新しい緩和療法かもね、これ。

 

で、そんな状況でもとにかく陣痛のことをピアスの医者に説明したら、ピアスの医者がね、こんなこと言うわけ。

「もしかすると、アニサキスかも知れないなぁ、これ。」

ピアス医者によると、生サバにはかなりの高確率でアニサキスが潜んでいるんだって。
そう言われても、寄生虫だからね。そう簡単に信用できるわけないじゃない?
だいたいピアスだらけの医者だよ?

 

そんなら早く確かめてくれ!って当然思ったんだけど、その思いも虚しく、ピアス医者は

「じゃあ、明日の10時30分から胃カメラ予約とれたから、また明日来て。」

だって。

 

ちょっ!明日?マジで??
確かに陣痛は10分間隔くらいだから、耐えられるかって言われれば耐えられそうな気もするけど、なぜに明日???

俺の必死の疑いが表情に出たみたいで、ピアス医者は、ピアス医者らしからぬ少し申し訳なさそうな口調で事情を説明し始めたんだけど、

曰く、この病院は医師集めに苦労していて、胃カメラ担当は火曜と金曜にしか来ないから今日中に検査をしたくてもやりようがないんだって!

 

何それ?こんなに綺麗で大きな病院なのに、医師いないの?
まぁこの時は、まさか「印西総合病院」が数ヶ月後に経営破綻することになるとは、思いもよらなかったんだけど。

 

そして、「明日また来い!」とピアス医者に強制送還されちゃったから家に帰ったんだけど、陣痛が来るとはいえ特にやることもないし、何もしなければしないで陣痛が気になるから「アニサキス」のことをひたすらウェブで調べてみた。

 

これね、はっきり言って見ない方が良かった。
だって「アニサキス」って寄生虫だからね。
もういかにも「寄生虫ですよ、私」みたいな見た目で、ニョロニョロしていて気味が悪い。
分かりやすい言うと、「イトミミズをそのまま白くした感じで、動きもイトミミズ」。

こんなのが胃に居ると思うと、それだけで想像陣痛を引き起こしそうなレベルですわ。

 

更に言うと「アニサキスは胃壁を食い破ることもある」だの「アレルギーのショックを起こさせる場合もある」だの、危険なことばっか書かれてるし。

 

もし「アニサキス」が俺の胃の中に巣食っているのであれば、今すぐに取り除きたい。
けど、いまさら他の病院に駆け込んで「アニサキスを取り除いてくれ!」と懇願したところで、もし「アニサキス」がいなかったらただの笑われ者だからね。

この時点では、あのピアス医者が「アニサキスかも」って言ってるだけで本当に「アニサキス」がいるか分かっていない訳だし。

 

結局、翌朝まで陣痛に耐えて、なんとか再度「印西総合病院」へ胃カメラ検査のため訪れた。

指定された時間に胃カメラの場所に行くと、そこには待ち焦がれていた「胃カメラ担当医」が待ってた。

 

けど、ここで二回目の衝撃。
この胃カメラの医者「今日は、なんで胃カメラすることになったの?」なんて悠長なことを言ってくる。
この病院、ホントに何なの?
人を胃カメラ検査に回しておきながら、何の引き継ぎもされていない訳??

すでに、俺の体に異変が起きてから35時間くらい経過してて、もう体力もほとんど限界なんですが。

 

それでも、なんとか冷静さを装いながら経緯を説明したら

「アニサキス?本当に先生そう言ってたの??まあそういうのなら念のため胃の中にいないか調べて見ましょうかね?」

ってマジで半笑いで言ってきた訳。

 

かなり殺意湧いたけど、もういちいち怒っているほど余裕もなくて。
ようやく胃カメラを行うためのベッドに横たわると、ここで三回目の衝撃。

 

俺、人間ドックで何度か胃カメラを経験してるから分かるんだけど、ここの胃カメラ体制は異常。

俺の知っている胃カメラ体制と言えば、
・胃カメラを操る医者1名
・背中をさするなど全体をサポートするような看護師1名
といった布陣。

 

けど、ここ「印西総合病院」の胃カメラ体制はこれだけじゃない。

・俺の足をさする係1名。
俺の手をギュッと握りしめる係1名。

胃カメラ医師の他に計4名の看護師という布陣。

 

なぜ足をさする必要がある?まぁ、百歩譲ってここは認めよう。
けど、手を握るの係!って何なのこれ?

 

言っておくけど、これ

ホントにマジで神様に誓って全く盛っていないから!

 

医師不足を嘆いているはずの病院で、俺一人の胃カメラ検査に4人の看護師が付きっきり。

何かがおかしい。おかしいよね?
そんなおかしな大勢の看護師のサポートを受けながら、俺のための胃カメラ検査が始まった。

しかし、何度経験しても胃カメラの苦しさは慣れない。超辛い。
けど今回は、手を握ってくれている看護師を中心に、異常なほどのサポートを受けている。
まぁ、看護師さんに手を握られたところで、辛いものは辛いんだが。

 

もうなるようになれ!とヒーヒー言いながら胃カメラを飲み込んでいた俺の耳元で、ついに胃カメラ医師がヤツを発見した。

 

「あれっ?あっ!居たぁ!」

 

ってちょっと興奮気味。なんか医者でも「アニサキス」って珍しいみたい。

 

そして、その瞬間からすべての状況が一変した。

 

まず、俺の手を握ってくれていた看護師は、自分の任務をすっかり忘れて
「先生、ホルマリン取ってきます!」って言い残したまま、どこかに消えた。
俺から言わせれば完全に職務放棄!どっちでもいいんだけど、結局最後まで手を握ってくれないなら最初からそんなサービス要らねーし!!

 

そんで、他の看護師はモニターを見ながら「本当に居た!」「私、本物初めて見た!」「うわぁ!なにこれ」なんて好き勝手なことばかり口走っているし。

もちろん、これも一切盛ってないからね!くどいけどマジで!!

 

さらにどうでもいいことに、胃カメラ医師がさ

「これからそのままアニサキスを取り除くけど、そうなると手術扱いになっちゃうから結構お金がかかるかも」なんて、胃カメラを口から胃に突っ込んだままの俺に話しかけてくる。

「ゴメン、そんな高いなら、他の店(病院)行くわ」とか言える訳ねーし、結局どこ行っても金かかるんでしょ?どうしろっつーの!

 

そのうち、ホルマリン持って「本来であれば、俺の手を握っているはずの看護師」が戻ってきたんで、俺の胃にいたアニサキスを取り除いて、無事ホルマリン漬け完成。

 

マジでホルマリン漬けにしたからね、盛ってないから!

 

ま、こんな感じで2日近くに渡る「アニサキス」との戦いは、これで無事終了。

 

手術後、胃カメラ医者と看護師の面々からは、
「アニサキスにかなり胃が痛めつけられていたよ。よく昨日からずっと我慢出来たね。凄い我慢強いよ」といった賛辞の言葉が贈られた。

 

いくら褒められたってね、君らさ、胃カメラやる前、俺の話を信用しないで半笑いしてたの、俺忘れてないからな!

 

ついでに「この病院の胃カメラで、あなたが初めてアニサキス採った第1号!」とか言われたんだけど、正直それはちょっと嬉しかった。
そんな称号欲しい?と改まって聞かれたら別にいらない称号だけど。
それでも、この陣痛に耐えた称号だと思うと少し誇らしい。

 

そして胃カメラの後に、ピアス医者のところに行ったら

「昔、千葉の千倉で診察をしていたことがあって、そこで多くのアニサキス患者を見てきたから、今回もすぐにピンときたんだけど、やっぱりアニサキスいたね。」

って言われた。
ピアスだらけのとんでもない風貌のくせに、しっかり医者してる。

 

ありがとう、ピアス医者。
胃カメラが翌日になったのは気に入らなかったけど、とりあえず「アニサキス」もいなくなってすっかり気分が良くなったから、素直にピアス医者には感謝してる。

 

帰りがけ、ピアス医者に

「次にまたアニサキスにやられたら、アナフィラキシーショックで今回よりずっと痛くなるし、ヘタすると死ぬ時もあるから気をつけて」って言われた。

 

けど、人って馬鹿だからすぐにそういうの忘れちゃうんだよね。
もちろん、鯖寿司は今でもしょっちゅう食べてるけど、何か?

以上

 

〜エピローグ〜

念のため残しておいた鯖のパッケージを確認すると、そこには「生サバ(天然) 宮城県産」って大きく書かれてた。

「アニサキス」は48時間程度の冷凍、または加熱で死滅します。
後で調べたら、店で売られるシメサバや鯖寿司は、まず「冷凍処理」されてるんだって。

皆さん、生サバは大変美味しいけど、やっぱり生はやめておいた方がいいと思うよ。
尚、店で出てくるサバは大抵冷凍処理されているので、食べても大丈夫だと思われます(自己責任でよろしく)。

 

注:現在も「印西総合病院」は絶賛開業中ですが、今回の記事に出てきた時の「印西総合病院」は経営破綻したため、今の「印西総合病院」は完全な別法人です。
確認してはいませんが、おそらくピアスの医者もいないでしょう。
誤解のないように、くれぐれもお願いします。

 

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